

タワーを抱き四方に広がるサラウンドガーデンは約3,800m²。敷地面積全体の約52%(※)を占める贅沢な広さを確保し、中之島エリアから下福島公園を経て緑のネットワークを形成するランドスケープを描きました。敷地内は歩く愉しみ、眺める美しさをテーマに多彩な庭をゆったり配し、その外周をインターロッキング舗装の歩道状公開空地で縁取るようにプランニング。美しい外構計画で地域環境の緑化に貢献します。
※建築確認対象の敷地面積7,223.15m²(私道含まず)に対する割合。
タワーを囲む公開空地は創意を凝らした8つのゾーンで構成しています。それぞれの個性が自然につながっていくよう視界の抜けと起伏を綿密に計算。視線の先々で景色が現れ、重なり、移ろう仕掛けを施しました。木漏れ日のなか、桜舞う風のなか、なにげない日常の小さなワンシーンが風景とともに鮮やかな思い出として刻まれていきます。
ゆるやかに曲線を描く小径に沿って、色や香りで季節を告げる樹木や花々をたっぷり植栽。おもむくままに散策したり、ベンチ風の縁石で腰をおろしてくつろいだり、思い思いにお過ごしいただけるよう、敷地は歩道からマウンドアップさせ、プライベート感を高めました。多種多様な植物は暮らしとともに成長し、やがて日だまりと木陰が交錯する深い森の趣を醸し出すことでしょう。愛着の森で小鳥や昆虫たちとの出逢いも愉しみのひとつになります。











敷地に足を踏み入れ、ゆっくりとエントランスに向かう。やすらぎの予感を演出するアプローチは足元に御影石を敷きつめたフォーマルな装い。建物に向かって右手はグラフィカルな構成のエントランスガーデン。左手に潤いをもらたす壁泉。緑、水、石の自然素材にモダンなセンスを融合させ、都心のオアシスの玄関口にふさわしい表情をもたせました。ほのかな落水の音に導かれ、水面を渡るように歩を進めると、シャープな水平ラインが印象的なキャノピー、正門としての端正な構えに迎えられます。次第に心解きほぐされ、やすらぎの気分が濃くなるひとときです。
エントランスガーデンは住まいの顔を彩る庭。敷地北西の空間に手入れの行き届いた緑の小山「ガーデンサークル」をリズミカルにレイアウトし、繊細な葉が美しい常緑樹シマトネリコを配しました。それらを縫うように生まれた動線がカーブを描き、帰る人、出かける人、訪れる人を導きます。インターロッキングの足元には季節の花々が咲きこぼれ、出会いとふれあいを華やかに演出。立体的な緑で構成されたこのスペースは緩衝帯としても機能します。

壁泉の上に高さ約2mの地盤を構築し、ボックスウッドやソヨゴなど常緑の中低木を列植しました。年月とともに豊かに育つグリーンウォールはタワーパーキングの存在をさりげなく隠すとともに西側エントランスガーデンとのシンメトリーな景観美をより一層際立たせます。
