収納ガイド

2017.03.03 更新:17.07.12

Question

調味料収納術で明日からの料理が楽しくなる!

キッチンに調味料をたくさん置いているのですが、容器の形やサイズがバラバラなので、うまく収納できません。また、料理をする時に手間取ってしまうので、もっと効率よく進められるように収納したいです。キッチンの調味料の収納術を教えてください。

Answer

調味料は容器に移し替えることで、見た目よく時短にもつながる収納が可能に!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

食のグローバル化が進み、最近は家庭用の調味料も豊富にとりそろえられるようになってきました。みなさんのキッチンにも、手軽に購入できるようになった様々な種類の調味料があるのではないでしょうか。

調味料が多ければ料理のレパートリーが増え、楽しみも増えますが、その反面管理が複雑に。
常温管理の塩や砂糖、開封後は冷蔵保存のドレッシングやお味噌…調味料毎に適切な場所に収納しておかないと風味が落ちたり、湿気や賞味期限切れで使えなくなってしまいます。

また、使いたい時に使いたい調味料をサッと取り出せないと、料理の手際が悪くなったり、つい面倒で使わなくなる…なんてことも。そうなるとせっかくのこだわり調味料も台無しですよね。

調味料を最大限活用するために、【収納の力】で調味料を使いやすく、短時間で楽しくお料理をできる仕組み作りをしましょう!

容器を活用した調味料収納術とは?

調味料は容器に移し替えて効率よく
塩、砂糖、小麦粉などを、買った時の袋のまま使っていませんか?調味料を袋のまま使っていると、出しにくくこぼれてしまったり、どのくらい残っているのか管理しにくく、使いたい時に足りない…など、不便の原因になってしまいます。

このような調味料は、袋から容器に移し替えて収納すると管理しやすくなります。

乾物、出汁パックなど、最近は袋のまま保存できるようジッパー付き袋で販売されている調味料も増えていますが、このようなものも中身を容器に移し替えておけば「ジッパーを開けて、取り出して、また閉めて、収納する」という時間を短縮することができます。

わざわざ調味料を容器に移し替えることは面倒に感じるかもしれませんが、買ってきた時の「ひと手間」で、その後使うたびに掛かる手間を省くことができるのです。

容器に移し替えれば見た目も美しく
また、容器を統一したり、気に入ったデザインのものをそろえることで、「引き出しを開けた瞬間の美しさ」が気持ちよくなります。すると、食材選びが楽しくなって、食材のバラエティが広がり、お料理へのモチベーションもアップ!
これも収納へのこだわりで得られる大きな効果です。

容器は形やサイズを確認してから選ぶ
調味料の容器を選ぶ上で気を付けたいのは、デザインばかりに気を取られて、収納する場所・空間を無駄使いしないようにするということ。

引き出しなど狭い収納では、少しの空間も貴重なスペースです。なるべく四角い容器を準備し、隅々まで効率よく収納に使えるようにしましょう。

また、容器を購入した後で実際に調味料を移し替えてみると、中身が全部入りきらない…なんてことはありませんか?
結局、収まりきらない分が残った袋の口を輪ゴムで留め、別の場所に保管…。これでは収納場所のダブル使いで、スペースの無駄、そして二度・三度と詰め替えをする時間の無駄を招いてしまいます。

一般的に売られている砂糖1㎏なら約1.5~1.6Lの容量のケース、小麦粉1㎏なら約1.7~1.8Lのケースが必要です。砂糖1㎏や小麦粉1㎏を一度に入れられる容量なのか、購入前にしっかり調べ、入れる調味料の容量に合わせて購入しましょう。

購入前に、収納する場所に容器が収まるかをチェックしておくのも忘れずに。容量によって容器の幅、高さが変わってきます。

こだわって選んだ調味料の収納容器。機能性とデザインを兼ねた容器なら、なおさら愛着が湧いてきますよ!

動線に合わせた調味料収納術とは?

調味料は動線と使用頻度で収納場所を決める
調味料の収納場所はそれぞれの保存方法によって、ある程度決まってきます。冷蔵庫、常温、冷暗所など、調味料に記載してある表示に従って分けましょう。

冷蔵庫内はよく使う調味料を出しやすい場所に
冷蔵庫の中も、使いやすさに合わせた収納方法があります。
使用頻度の高い調味料は、冷蔵庫の中で一番取り出しやすいところ=ドアポケット下段手前に収納する、たまに使うドレッシングなど使用頻度の低いものは上段に収納する、というふうに家族の好みやライフスタイルに合わせて収納場所を決めていきましょう。

醤油の瓶など背の高い大きなボトルは冷蔵庫の奥、背の低いボトルは手前側の順で、高低差を利用してそろえると、奥と手前で区別しやすくスッキリ収納できます。
また「調味料のラベルを正面に向ける」というたったこれだけの工夫で、見た目がぐっと整い、美しく収納できます。

カゴにまとめるセット収納で時短に
また、一緒に使う調味料はセットにしてカゴなどにひとまとめに収納し、サッと取り出せるようにしておくと便利です。
例えば、朝食でトーストに使うバターとジャム、一緒に食べるヨーグルトなど、一つにまとめてカゴなどに収納しておくと、朝の忙しい時間でも調味料をワンアクションで取り出して、パパっと朝食の準備ができますよ。

料理中に使う調味料は使う場所に収納
常温保存の調味料を収納する場所は、調味料を使う場所=コンロ下や調理台の近くです。

お鍋やフライパンを火にかけながら味付けをする。
粉類や、合わせ調味料を調理台の上で作る。
このような動きを動線と言い、動線に合わせてモノを配置していくのがポイントです。

ただし、シンク下は配管など水回りがあるために湿気がたまりやすくなり、食品や調味料の保管には不向きです。

コンロ下の調味料収納にはファイルボックスを活用
コンロ下の収納には、油やお酒、みりんなど大きなボトルの調味料を多く収納できます。
この時、100円ショップでも購入可能なファイルボックスに調味料のボトルを入れて収納すると、引き出しを開けた時にぐらついて倒れる心配がなく、液ダレしてもファイルボックスを洗って掃除ができるので、常に清潔に保つことができておすすめです。

観音開きの収納の場合、奥行が深いとついつい奥のほうに収納したものを使い切れず、手前に見える調味料ばかり使ってしまうということになりがちです。

奥にある調味料を取り出しやするためには、ファイルボックスを使い、引き出しのように中の調味料を取り出せるように工夫しましょう。

コンロ脇にスライド式収納があるキッチンは、塩・砂糖などよく使う調味料を収納すると便利です。縦長で幅の狭い引き出し収納は、市販の調味料が入らないこともあるので、容器に移し替えて使うことをおすすめします。

誰もが使いやすくなる調味料収納術とは?

収納ケースを決めて、動線に合った場所に調味料を収納して、お片付け完了…ではありません。

ラベリングで探しやすく元に戻しやすい仕組み作り
見た目スッキリ、きれいに収納できても「どこに何があるのか」を片付けた人だけでなく、使う人誰もが把握できなくては、家族が引き出しを開けるたびに「砂糖はどこ?」と探すことになってしまいます。

また、調味料を使った後、元の場所に戻すことができなければ、せっかく決めた収納場所がどんどん崩れてしまうことに。家族の誰もが使いやすく、元に戻しやすい仕組み作りが、リバウンドしないための収納において大切なポイントです。

そのために必ず調味料に「ラベリング」して収納しましょう。
容器の蓋の部分に、中に入っているモノの名前を貼ります。ラベルシールでもマスキングテープでもかまいません。賞味期限もテープに書いて容器側面に貼っておくと、より分かりやすくなりますよ。

見えるルール作りで、リバウンドしない、片付けの仕組み作りをしましょう!

調味料収納術で料理をもっと楽しく!

引き出しを開けるとお気に入りの収納ケースに、こだわりの調味料が並んでいる!
それだけで、「今日はどんなごちそうを作ろうかしら?」とワクワクします。

日々、家族の健康を支える食卓。より使いやすく、美しいキッチンで楽しくお料理ができるように、収納の効果を実感してみてください!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。