収納ガイド

2017.03.03 更新:17.11.28

Question

調味料収納術で明日からの料理が楽しくなる!

キッチンに調味料をたくさん置いているのですが、容器の形やサイズがバラバラなので、うまく収納できません。また、料理をする時に手間取ってしまうので、もっと効率よく進められるように収納したいです。キッチンの調味料の収納術を教えてください。

Answer

調味料は容器に移し替えることで、見た目よく時短にもつながる収納が可能に!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

食のグローバル化が進み、最近は家庭用の調味料も豊富にとりそろえられるようになってきました。みなさんのキッチンにも、手軽に購入できるようになった様々な種類の調味料があるのではないでしょうか。

調味料が多ければ料理のレパートリーが増え、楽しみも増えますが、その反面管理が複雑に。?常温管理の塩や砂糖、開封後は冷蔵保存のドレッシングやお味噌…調味料毎に適切な場所に収納しておかないと風味が落ちたり、湿気や賞味期限切れで使えなくなってしまいます。

また、使いたい時に使いたい調味料をサッと取り出せないと、料理の手際が悪くなったり、つい面倒で使わなくなる…なんてことも。そうなるとせっかくのこだわり調味料も台無しですよね。

調味料を最大限活用するために、【収納の力】で調味料を使いやすく、短時間で楽しくお料理をできる仕組み作りをしましょう!

容器を活用した調味料収納術とは?

調味料は容器に移し替えて効率よく
塩、砂糖、小麦粉などを、買った時の袋のまま使っていませんか?調味料を袋のまま使っていると、出しにくくこぼれてしまったり、どのくらい残っているのか管理しにくく、使いたい時に足りない…など、不便の原因になってしまいます。

このような調味料は、袋から容器に移し替えて収納すると管理しやすくなります。

乾物、出汁パックなど、最近は袋のまま保存できるようジッパー付き袋で販売されている調味料も増えていますが、このようなものも中身を容器に移し替えておけば「ジッパーを開けて、取り出して、また閉めて、収納する」という時間を短縮することができます。

その他、醤油、みりん、酒、お酢など液体調味料も移し替えることをおすすめします。透明な保存瓶であれば見た目スッキリ、残量も分かりやすくなります。

移し替えた残りの調味料は、保存瓶に入れたモノとは別に保管しましょう。
別々に収納場所を用意することが難しい場合は、1つの空間で「保存瓶に入れたもの」「残りの調味料」を分け、ファイルボックスなどのカゴにそれぞれを収納することで区別がつきやすくなりますよ。

わざわざ調味料を容器に移し替えることは面倒に感じるかもしれませんが、買ってきた時の「ひと手間」で、その後使うたびに掛かる手間を省くことができるのです。

容器に移し替えれば見た目も美しく
また、容器を統一すると引き出しを開けた瞬間の美しさ」が気持ちよくなります。

気に入ったデザインのモノをそろえて飾ったり、ディスプレイとして活用する「見せる収納」の場合は、同じ大きさ・種類のアイテムが数個並んでいるだけでセンスの良い印象に。

デザイン性の高い保存瓶に入れると、トレーに乗せてそのまま食卓で使うこともできますよ。

見た目が美しくなると、食材選びが楽しくなって食材のバラエティが広がり、お料理へのモチベーションもアップ!これも収納へのこだわりで得られる大きな効果です。

容器の選び方と使用の仕方
調味料の容器を選ぶ上で気を付けたいのは、デザインばかりに気を取られて、収納する場所・空間を無駄使いしないようにするということ。

引き出しなど狭い収納では、少しの空間も貴重なスペースです。なるべく四角い容器を準備し、隅々まで効率よく収納に使えるようにしましょう。

また、容器を購入した後で実際に調味料を移し替えてみると、中身が全部入りきらない…なんてことがよくあります。
結局、収まりきらない分が残った袋の口を輪ゴムで留め、別の場所に保管…。これでは収納場所のダブル使いで、スペースの無駄、そして二度・三度と詰め替えをする時間の無駄を招いてしまいます。

一般的に売られている砂糖1㎏なら約1.5~1.6Lの容量のケース、小麦粉1㎏なら約1.7~1.8Lのケースが必要です。砂糖1㎏や小麦粉1㎏を一度に入れられる容量なのか、購入前にしっかり調べ、入れる調味料の容量に合わせて購入しましょう。

購入前に、収納する場所に容器が収まるかをチェックしておくのも忘れずに。容量によって容器の幅、高さが変わってきます。
さらに、煮沸消毒ができ、気密性の高い容器を選ぶようにすると保存に安心ですよ。

容器を使用する際には、まず容器を洗剤でしっかり洗いましょう。
耐熱性ならば熱湯をかけて殺菌。そして自然乾燥で乾かします。半渇きだと調味料が湿気ってしまい、カビの原因になるので要注意です。

機能性とデザインを兼ねた容器なら、なおさら愛着が湧いてきますよ!

賞味期限の管理の工夫
保存容器に移すにあたって心配なのが、賞味期限の管理ではないでしょうか?調味料の袋には賞味期限が記載されていますが、容器を移し替えた際にはどのように賞味期限を管理すれば良いのでしょう?

移し替えると、「あれ、賞味期限いつだったっけ?」ということにならないためには、容器に移し替えた調味料はフタや側面にマスキングテープや貼ってはがせるシールを利用して賞味期限を書いておくのがおすすめです。

買ったけど使用頻度の低いモノは使い切りサイズにしたり、必要だけどいつも賞味期限を切らしてしまうものは、サイズを変更して購入するなどして調整しましょう。

ご自身の日頃のお料理頻度に合わせて、調味料の購入する量を調節するのも、管理の工夫のひとつです。

動線に合わせた調味料収納術とは?

調味料は動線と使用頻度で収納場所を決める
動線とは、読んで文字の如く「動きの線」のことです。

日頃何気なく生活していますが、ライフスタイルや人によって動線は様々。
毎日使うキッチンは動きがスムーズにできなければ、その空間で過ごしにくくなり、さらにはお料理することが億劫になることも。

「誰が」「どこで」「何をするのか」をしっかり把握し行動パターンに合わせて収納場所を決めるとスムーズにお料理ができますよ。

動線はキッチンだけでなく、使いやすい収納に導くために必ず押さえておきたいポイントです。

ただ、調味料はその特徴から、動線のみを考えて収納しない方がよい場合があります。調味料の収納場所はそれぞれの保存方法によって、ある程度決まってくるのです。
冷蔵庫、常温、冷暗所など、調味料に記載してある表示に従って調味料を収納しましょう。

冷蔵庫内はよく使う調味料を出しやすい場所に
冷蔵庫の中も、使いやすさに合わせた収納方法があります。?使用頻度の高い調味料は、冷蔵庫の中で一番取り出しやすいところ=ドアポケット下段手前に収納する、たまに使うドレッシングなど使用頻度の低いものは上段に収納する、というふうに家族の好みやライフスタイルに合わせて収納場所を決めていきましょう。

醤油の瓶など背の高い大きなボトルは冷蔵庫の奥、背の低いボトルは手前側の順で、高低差を利用してそろえると、奥と手前で区別しやすくスッキリ収納できます。?また「調味料のラベルを正面に向ける」というたったこれだけの工夫で、見た目がぐっと整い、美しく収納できます。

カゴにまとめるセット収納で時短に
また、一緒に使う調味料はセットにしてカゴなどにひとまとめに収納し、サッと取り出せるようにしておくと便利です。?例えば、朝食でトーストに使うバターとジャム、一緒に食べるヨーグルトなど、一つにまとめてカゴなどに収納しておくと、朝の忙しい時間でも調味料をワンアクションで取り出して、パパっと朝食の準備ができますよ。

塩、こしょう、砂糖などの味付けによく使用する基本の調味料も、セットにしてカゴにまとめておくことで調理をスムーズに行うことができ、散らからず便利です。

また、収納用品もプラスチック素材の入れモノを選ぶと、水洗いできて、汚れてをすぐ洗えるため、清潔を保つことができます。

料理中に使う調味料は使う場所に収納
常温保存の調味料を収納する場所は、調味料を使う場所=コンロ下や調理台の近くです。
お鍋やフライパンを火にかけながら味付けをする。?粉類や、合わせ調味料を調理台の上で作る。このような動きを動線と言い、動線に合わせてモノを配置していくのがポイントです。

ただし、シンク下は配管など水回りがあるために湿気がたまりやすくなり、食品や調味料の保管には不向きです。

コンロ下の調味料収納にはファイルボックスを活用
コンロ下の収納には、油やお酒、みりんなど大きなボトルの調味料を多く収納できます。?この時、100円ショップでも購入可能なファイルボックスに調味料のボトルを入れて収納すると、引き出しを開けた時にぐらついて倒れる心配がなく、液ダレしてもファイルボックスを洗って掃除ができるので、常に清潔に保つことができておすすめです。

観音開きの収納の場合、奥行が深いとついつい奥のほうに収納したものを使い切れず、手前に見える調味料ばかり使ってしまうということになりがちです。

奥にある調味料を取り出しやするためには、ファイルボックスを使い、引き出しのように中の調味料を取り出せるように工夫しましょう。

コンロ脇にスライド式収納があるキッチンは、塩・砂糖などよく使う調味料を収納すると便利です。縦長で幅の狭い引き出し収納は、市販の調味料が入らないこともあるので、容器に移し替えて使うことをおすすめします。

誰もが使いやすくなる調味料収納術とは?

収納ケースを決めて、動線に合った場所に調味料を収納して、お片付け完了…ではありません。

ラベリングで探しやすく元に戻しやすい仕組み作り
見た目スッキリ、きれいに収納できても「どこに何があるのか」を片付けた人だけでなく、使う人誰もが把握できなくては、家族が引き出しを開けるたびに「砂糖はどこ?」と探すことになってしまいます。また、調味料を使った後、元の場所に戻すことができなければ、せっかく決めた収納場所がどんどん崩れてしまうことに。家族の誰もが使いやすく、元に戻しやすい仕組み作りが、リバウンドしないための収納において大切なポイントです。

そのために必ず調味料に「ラベリング」して収納しましょう。?容器の蓋の部分に、中に入っているモノの名前を貼ります。ラベルシールでもマスキングテープでもかまいません。賞味期限もテープに書いて容器の蓋、側面に貼っておくと、より分かりやすくなりますよ。 収納容器が安価でも、ラベルにデザイン性を持たせれば統一感も出てスッキリします。

ラベルシール、貼ってはがせるシール、マスキングテープ以外でも、インターネット上では、ラベルを無料でダウンロードできるところもあるのでぜひ探してみましょう!

ポップなものから、アンティーク調なモノ、レトロなモノなど、お気に入りを見つけてラベリングすると愛着も湧きますよ。

見えるルール作りで、リバウンドしない、片付けの仕組み作りをしましょう!

調味料を増やしすぎない
ところで、みなさんは、ご自宅に調味料をいくつお持ちですか?
よく使う調味料もあれば、凝った料理を作るために購入したが使い切れず賞味期限が切れてしまい、そのまま置きっぱなし…ということもあるのではないでしょうか?

調味料や食品は口に入るモノなので、増えすぎを防ぐような収納を心がけてください。
ファイルボックスを使うと、一目で数を確認できるため管理がしやすくなります。
さらに、収納場所を一つと決め、その中に収納できるだけ持つようにすると増えすぎ防止に。

たくさんの調味料でいろんな味を楽しむのもいいですが、お気に入りの調味料を数点持つだけでお料理はスムーズに楽しくなります。

ちょっと増えてきたかなと思った時には、調味料の管理の仕方から見直してみてくださいね。

調味料収納術で料理をもっと楽しく!

引き出しを開けるとお気に入りの収納ケースに、こだわりの調味料が並んでいる!?それだけで、「今日はどんなごちそうを作ろうかしら?」とワクワクします。

日々、家族の健康を支える食卓。より使いやすく、美しいキッチンで楽しくお料理ができるように、収納の効果を実感してみてください!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。