収納ガイド

2017.03.28 更新:17.07.06

Question

食品収納術をマスターして買い物上手に!

調味料や保存食のストックをうまく使えていません。いざ使おうとしたら賞味期限切れだったり、ないと思って買ったのに実はストックがあったり。キッチンのどこにどのように収納したら、無駄なく上手に食品のストック管理ができるのでしょうか?食品収納のコツを教えてください。

Answer

常温保存食品を管理できるシステムを作って収納し、スペースとお金の無駄遣いを防ぎましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

夕飯の買い物や、週末の買い物へ出掛ける際、「家に何が残っていたかな?」と冷蔵庫の中やキッチン、パントリーなどの食品をチェックしていますか?

ストックがあるか不安になり「一応買っておこう!」と増えた調味料、「特売品でお得だから」とつい買い置きしてしまう保存食など、賞味期限が比較的長いから長期保存も大丈夫だと思っていたものが、いざ使おうと思った時には期限切れだった、という経験ありませんか?

こうした常温保存食品は賞味期限が長いからこそ、ストック管理がスムーズにできるシステムを作っておくことで、無駄な買い物をしない【節約】へとつながります。

知って得する、食品の賢い収納術をお伝えします!

食品ストック収納術の基本ルールとは?

店で食品を購入する際、賞味期限をチェックして購入しますよね。
家で料理をする時はどうでしょうか。

ストック管理は【先入先出法】で
保存食品に限らず食品全般に共通することですが、「先に購入したもの、期限の近いものから使う」これを【先入先出法】といいます。

食品のストック管理にはこの先入先出法を使います。

賞味期限を意識しやすく、見やすくし、取り出しやすいように収納することで、常にストックを動かし、古いモノを残さない=ロスのないストック管理ができます。

同じ種類でまとめてカゴ入れ収納
食品それぞれの賞味期限をチェックしやすいように、粉類、乾物、調味料など同じ種類の食品を一つのカゴにまとめて収納します。

例えば粉類を収納するカゴには小麦粉、たこ焼き粉、ホットケーキミックス…。
乾物にはワカメ、ヒジキ、春雨…。というように種類ごとに分けて入れていきます。

これをグルーピングと言います。あちこちにあると、つい忘れて二度買いや無駄買いしてしまうストックを、まとめて収納することによって一か所で管理し、無駄を防ぎます。

カゴは100円ショップなどで購入できる白か透明で四角いカゴを用意しましょう。
バラエティー豊富で色鮮やかなパッケージの食品も、白か透明のカゴに入れて収納することでスッキリとした統一感が出ます。

ラベリングで家族にもわかりやすい管理
収納するカゴの前面にはラベリングをします。

ラベリングというのは、中に何があるのか一目で分かるようにラベルシールやマスキングテープに中身を記入することです。かごの中を見なくても、何があるのか、賞味期限はいつまでかなど、パッと分かるようにします。書くひと手間で、ストックが管理しやすくなりますよ。

これで片付けをした人だけでなく、家族もどこに何があるかすぐに分かります。
食品を買った時も戻す時も、適当に入れてしまわない、散らかり防止の役割も果たします。

種類別常温保存食品の収納術とは?

種類によって保存方法や保存場所は様々。常温保存食品の収納術についてお伝えします。

[粉類]
密閉容器に移し替えて収納
小麦粉、たこ焼き粉、ホットケーキミックスなど、最近はジッパー付きの保存袋に入って販売されているものもありますが、開封したら袋から容器に移し替えて使いましょう。

わざわざ容器に移し替えることは面倒に感じるかもしれませんが、この「ひと手間」で、その後使用する度に袋を開け閉めするのに掛かる手間を省くことができます。

たこ焼き粉には鰹節粉末や砂糖など、ホットケーキミックスには砂糖などが入っているため、防虫の観点からも一度開封したものはしっかりと密閉できる容器に移し替えて収納するのがよいでしょう。

ストック分はカゴにまとめて収納
未開封のストック分の粉類は1つのカゴにまとめて収納しておきます。
収納場所は、ストック類はパントリーや食品の収納棚、今使っているものは調理台の引き出しやバックカウンターなどにします。湿気の多いシンク下は避けましょう。

[乾物]
容器に移し替えて収納
乾物の収納も粉類と同じく、最近はジッパー付きの保存袋に入って販売されているものもありますが、一度開封したものは容器に移し替えて使いましょう。

毎日の味噌汁に入れるワカメ、出汁を取るのに使う昆布など、よく使うモノは手の届く吊り戸棚の下段や調理台周りに収納しましょう。

[レトルト、インスタント食品などの保存食]
調理に使用する粉類や乾物と違い、レトルト・インスタント食品などの保存食のストックは、
調理する時間がない時のために買っておく、災害に備えて常備しておくというモノが多いのでは?

レトルト食品、インスタント麺など、一食として代用できるものは、一つの容量が大きく収納場所を占領しがちです。

カゴに入る分しか買わない
安かったから、お買い得だったからと買い過ぎて収納場所から溢れ、レジ袋に入れたままキッチンの隅へ…とならないために「このカゴに入る分だけ!」と保存食の量を制限できる大きめのカゴを用意しましょう。

賞味期限がひと目で分かるように収納
カゴに収納する際は「立てて並べる」が基本です。

最近のレトルト食品は立てて収納した際に一目で賞味期限が分かるよう、上部に期限が書かれたものも多くあります。上部に記載がないものや、インスタント麺など裏面に記載があるものは、付箋に記入し上部に貼るとよいでしょう。

付箋とペンは食品を収納しておく場所に1セット置いておくと便利です。

防災用の非常食はひとまとめに
また、災害に備えた非常食や水はひとまとめにして袋に入れておきます。
こちらもいざという時になって期限が過ぎていた、ということのないようラベルシールに期限を記入し、袋を収納しておく場所に貼っておくとよいでしょう。

[お米]
お米の保存場所には気を配っている方も多いのではないでしょうか?

密閉容器に移し替えて冷蔵庫に収納
高温多湿を避ける、温度変化の少ない場所がよい、虫が発生しないよう密閉する。

よく言われるお米の保存に適した上記の条件、これを満たすのが冷蔵庫です。
買ってきたお米は密閉容器に移し替え、冷蔵庫で保存しましょう。

しかし冷蔵庫に入れられる量には限界がありますよね。
5㎏や10㎏でお米を購入される方も多いでしょう。

冷蔵庫に入りきらなかったお米は、こちらも密閉容器やビンに移し替え、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。袋に入れたままゴムで口を閉じる、というのは避けてくださいね。

[野菜、果物]
風通しの良い環境で保存
芋類、玉ねぎなどの常温保存野菜は、湿気の少ない冷暗所で保存します。

風通しの良い環境が適しているため、室内で保存する場合はワイヤーやメッシュのカゴなどに一つずつ新聞紙で包んで入れておくとよいでしょう。

バナナやみかんなど常温保存の果物も、風通しの良い場所が適しています。

みかんを段ボールで大量にもらった場合なども、風通しを良くしておかないと下のほうが腐っていた、なんてことに。
数個ずつ小分けしてカゴに入れる、など風通しを良くして保存しましょう。

果物はお洒落なカゴやお皿に載せてキッチンや食卓に置くとインテリアにもなりますね。

食品収納術で上手に管理

常温保存食品は冷蔵庫内の食品に比べて賞味期限が長いため、収納を整え、管理できるシステムを作っておかないと、「結局使わなかった」「期限が切れていた」と、スペースとお金の無駄使いになってしまいます。

食品収納術をマスターして、節約上手、買い物上手になりましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。