収納ガイド

2017.03.29

Question

キッチン用品の収納術とは?

先日、友人のお宅でホームパーティーをしました。友人宅のキッチンはとてもキレイで、お料理は普段と同じ工程にもかかわらず、驚きと楽しさがありました。わたしもキレイで快適なキッチンにしたいのですが、どこから片付けたらいいのかわかりません…。収納の基本や、キッチン用品の収納法について教えてください。

Answer

感覚でモノを管理することを避け、動線やモノの使用後も考えて収納しましょう

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

「キッチン用品」と一口にいっても、キッチンには多種多様なモノがありますよね。

・保存用などの袋類
・ラップ・ペーパーなどの消耗品
・お弁当グッズ
・タッパーなどの保存容器
・ブラシやタオルなどの掃除用品
など、形や用途がさまざまで「どのように収納すれば良いか分からず困っている…」という声をよく聞きます。

これらのキッチン用品も【賢い収納】を取り入れることで、一気に片付きます!
散らかりがちなキッチンを、すっきりと快適で使いやすいものにしていきましょう。

キッチン用品収納術の基本

収納場所を決める
キッチンは毎日立つ場所。
キッチン用品を取り出して「またすぐ使うから…」と出しっぱなしや置きっぱなしにしたり、なんとなく空いているスペースに押し込んだりしていませんか?

消耗品は取り出す頻度が高いので、使い終わった後も出しっぱなしにしてしまい、収納場所が定まらないということが多々あります。

「どこでどう使うのか」を明確にすることで、出しやすく戻しやすいシステムを作り、キレイで快適なキッチンをキープしましょう。

丸より四角でキレイに収納
引き出しなどの四角い空間には、四角形の収納グッズを組み合わせ、引き出しの貴重な空間を隅々まで使いきりましょう。

丸・楕円などの形は、隅々に無駄な隙間ができて空間がもったいないことに…。
中にモノを入れた時も、容器の中で隙間ができ、思った以上に入りません。

よりキレイにたくさん収納したい方は、四角い収納グッズで限られた空間を使い切り、収納力を上げましょう。

動線を意識した収納
収納場所は動線を意識してレイアウトしましょう。

・水を入れて使うザル・ボウル
・ポリ袋
・水切りネット
・洗剤等の掃除用品
など、水周りで使うモノはシンク下に。

・直接火にかける鍋やフライパン
・調理中に使う菜箸やフライ返し
など、火周りで使うモノはコンロ下に収納しましょう。

「火まわり」・「水まわり」をキーワードに、動線を意識して収納場所をレイアウトすると、手を伸ばすと欲しい道具がすぐ取り出せるようになります。

シンク下に食品を置いている方をよく見かけますが、排水溝の周りは湿気が溜まりやすく、食品の保存には適していません。食品は別の場所に収納し、シンク下には水周りにあると便利なモノを収納しましょう。

これで解決?品別の賢い収納術!

消耗系(袋類・ラップ・ペーパー類など)の収納術
[立てて収納]
保存袋・ラップ類・キッチンペーパーは立てて収納します。
100円ショップのファイルボックスやカゴなどの収納グッズを使い、種類ごとに分類して収納すれば取り出しやすいです。

[購入時にひと手間を]
水切りネットは買った時に封を開け、取り出しやすくセットしておきます。

便利なファスナー付きの袋は、みなさんも食品の保存などをする際によく使われることでしょう。

このような袋が入れられているパッケージの箱は、横置きで使う想定でミシン目がついています。しかし横から開けると、使いたい時には1回1回箱を開けて袋を取り出す…とアクションの数が多くなってしまいます。

時短のためには、箱を立てた状態のまま袋を取り出せるのがベスト。
箱の左右どちらかの端をハサミやカッターでカットすれば、立てた状態で袋を取り出せます。内側から1枚ずつ引き抜くようにすれば、スムーズに取り出せますよ。

[お弁当グッズ]
カップや型抜きグッズはサイズも形もバラバラで、かさばらないようにしたり、型をつぶさないようにして収納するのが大変ですよね。

形が不揃いで、細かなモノが多いお弁当グッズの収納にピッタリなのが「仕切りが動かせるキッチントレイ」や「仕切りボックス」です。

細かいものほど【仕切って、分ける】ことで、取り出しやすく、在庫の管理がしやすくなります。

お弁当用ピックは、メラミンスポンジに挿して収納するとバラバラにならずにサッと使えますよ。

保存容器(タッパーなど)の収納術
保存容器は同じシリーズ、同じサイズで統一することをおすすめします。それだけで見た目に統一感が出ます。サイズが同じなので、重ねることによってすっきりコンパクトに収納できます。

また、保存容器は蓋と本体を分けて収納するのがポイントです。
かさばるものほどコンパクトに収納できることを優先し、本体を重ね、蓋はサイドに立てて収納しましょう。

保存容器の収納時には、収納するカゴを決めて「カゴに入る分だけの容器を持つ」というルールを決めると良いでしょう。保存容器は頂き物など、気が付けば増えていることも多いものです。カゴに入らなくなったら1つ処分するなど、カゴを使うことで一定量を守る目安にしましょう。

キッチン掃除用品の収納術
キッチン掃除用品の中でも、水周りで使うモノはシンク下に収納しましょう。

キッチン用の洗剤やスプレー類はそのまま収納すると向きや列が雑然とし、取り出しにくくなってしまいます。

ファイルボックスやカゴを使い、高さを低いモノから高い順に並べ、ラベルを手前に向けます。これだけで、すっきりと見やすく、在庫の管理がしやすくなります。

人は視覚から8割の情報を得ると言われています。視覚に入ってくる映像が「パッと見て数が分かる」ように整列していれば、管理がしやすくなるのです。

また、液だれなどで床や収納スペースの底が汚れやすいモノでも、カゴに入っていればカゴを洗うことでいつでも清潔に使えます。

スポンジ・水切りネット・ポリ袋・雑巾などもまとめて収納しましょう。

ストックの持ち方

日々使用するモノから、時々しか使用しないモノまで、なくなった時のためにストックを置いている方は多いと思います。
しかし「もしものために…」と漠然とストックしておくと、どんどんモノが増えてしまいますよね。

感覚で管理しない
ストックの持ち方として意識しておきたいのは、目的(買い物に行く回数・時間を減らすなど)と、消費サイクル(1か月に1本使用など)です。目的と消費サイクルを把握し、ストック数を決めるようにしましょう。

消費サイクルは、使い始めた日を容器に記入し、使い終わった日を確認すると、使い切るまでにかかった日数を管理することができます。モノの使用量が把握できると、どのくらいのストックが必要かも分かります。

各ご家庭の消費ペースにもよりますが、ストック数はプラスひとつが妥当かと考えられます。ストック品を持ちすぎないよう、カゴなどで入る量(持てる量)を決めて、それ以上に持ち過ぎないなどの簡単なルールを決めておくことがポイントです。

上手なキッチン収納で使いやすい空間に
キッチンは毎日使う場所です。また、限られたスペースにたくさんのアイテムが混在する場所でもあります。

モノが増えすぎたり、必要以上に持ちすぎることで、キッチンが使いづらくなると、お料理もしづらくなってしまいます。

キッチン収納のポイントを知り、より快適なキッチンを目指しましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。