収納ガイド

2017.04.14

Question

どんどん増える子どもの学用品収納術とは?

子どもが小学校から持ち帰る作品がなかなか捨てられず、増える一方です。また、毎日のように配られるお手紙やテストなどのプリント類をうまく整理できません。子ども学校で作る作品や勉強道具、プリント類はどのように整理収納すればよいのでしょうか?子どもの学用品の収納術を教えてください。

Answer

お子様専用の収納スペースを用意するとともに、学用品を片付ける仕組み作りをしましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

お引越しやお子様の進学、特に小学校入学のタイミングでよくある質問が、
「子どもはリビングで勉強するのですが、勉強道具はどこに置けばよいですか?」
「学習机を子ども部屋に置くかリビングに置くか迷っています」
「そもそも学習机って必要ですか?」
など、お子様の勉強場所や勉強道具の収納についてです。

数年前から、
「東大出身者はリビングで勉強していた人が多い」
「個室で勉強するよりリビングで勉強した方が学力が上がる」
などがマスメディアで話題となり、リビング学習を習慣とする家庭が増加しました。

リビング学習が定着しつつある昨今、お母様たちのお悩みは
「リビングが子ども部屋化してきた」「リビングが子どもの荷物に占領されている」
ということ。

理想は「リビング学習」と「スッキリと整頓されたリビング」の両立です。
そしてこれを可能にするのが「リビング学習のお片付け計画」。
片付けの仕組み作りを取り入れて、スッキリと片付けやすいリビングを目指したいですね。

勉強道具のみならず、お子様が持ち帰るプリント類や作品の整理もやはり「仕組み作り」で解決できます。

まずはリビング学習をする際の収納術から見ていきましょう。

リビング学習のための収納術

勉強道具の収納術
「子ども部屋はあるものの、日々の学習はリビングでするため、子ども部屋の机は使っていない…」では、机の上はモノだまりになってしまいます。

学習机は机という概念ではなく、収納家具として使ってみるのも一案です。
学習机のキャビネットには、教科書や文房具など勉強に必要な道具をたくさん収納することができます。

お子様がリビングで使ったモノは学習机に戻す習慣をつけることで、学習机にはお子様自身の勉強道具を収納し、自分で管理できるように意識付けしましょう。

学習机がない場合は、本棚・収納棚やキャビネットを用意し、お子様の学用品を収納できるようにします。

リビングは家族が集う場所。家族が共有する場所であることを意識し、モノの管理を通して自己管理を促すことで、「ルールを守る=協調性」を身につけることができます。

子ども部屋がある場合
「子ども部屋はあるけれど、リビングから離れているから」という理由で、リビングにランドセルや学習用品を置きっぱなしにするのは、リビングが散らかる原因です。

リビング学習をする時には必要な道具だけをカゴなどに入れて持ち込みます。お子様が学習道具を持ち運びしやすいようA4サイズのカゴを用意しましょう。

小学校でお子様が使っているお道具箱のサイズのカゴは100円ショップなどで購入できます。リビング学習が終わった時には必ずそのカゴに勉強道具を入れ、子ども部屋に持ち帰る、という習慣付けをしましょう。

勉強道具に限らずおもちゃも同じです。
種類ごとにカゴ入れしたおもちゃを子ども部屋に収納し、リビングで遊ぶ時には遊ぶおもちゃのカゴを持ち込み、遊び終わったらそのカゴにおもちゃを片付けて、子ども部屋に持ち帰る。

このような習慣ができれば、「リビングが子ども部屋化してきた」「リビングが子どもの荷物に占領されている」という状況にはなりませんね。

子ども部屋がない場合
お子様にはまだ個室を与えていないという場合は、ますます「リビングが子どもの荷物に占領されている」という問題が深刻化してしまいがちです。

例えおもちゃが少なくても、勉強道具や学校で使うもの、学校で作る作品など、お子様のモノは多くなります。子ども部屋がない場合でも、自分のモノを自分で管理する場所を用意してあげましょう。

「このスペースはあなたのものよ」と自分の空間を与えることで、子ども部屋と同じように自己管理する習慣付けをしましょう。

リビングであればお子様のスペースにラグを敷くなどして、お子様専用の空間を明確にするとよいでしょう。

どんどん増える学用品の整理

増えるばかりの作品…どう整理収納すればいいの?
もう1つお母様たちを悩ませるのが、お子様が学校から持ち帰った作品の数々。
かさばるものも多く、飾る場所、収納場所にも限度があり困りますね。

お子様と話し合い、きちんとルールを決めておきましょう。

・飾る作品はこの棚一段に置ける分だけ
・思い出に残しておく作品は決めた箱一つに入る分だけ

このようにルールを作り、飾り棚や思い出ボックスをお子様専用に用意しましょう。
また処分する作品も残しておく作品も、持ち帰った時にお子様と一緒に写真を撮っておき、作品集のアルバムを作るとお子様も喜んでくれるでしょう。

作品も、お子様の成長も一緒に、記録として残すことができますね。

毎日持ち帰るプリント類をうまく整理するには?
お子様が毎日のように学校や習い事から持ち帰るプリント類の整理についても、うまく管理できないという声を聞きます。

すぐにたまってしまうプリント類は、行き先を決めていないといつの間にかダイニングテーブルの片隅に山積みになったり、いざ詳細を調べようと思った時に必要なプリントが出てこない!なんてことになりがちです。

もらってすぐ行き先を判断する!がポイントです。

・確認するだけのものは読んですぐに処分、ゴミ箱へ
・参観や行事の案内など日付指定のものは、一時保管へ
・年間行事や学校案内などしばらく置いておくものは、長期保管へ

大きく分けるとこの3つに分類されます。

「一時保管用」ファイルを1つ、「長期保管用」は「学校用」「各習い事用」と分けて、それぞれのファイルを用意しましょう。

もっとペーパーレスにしたいという方は、プリント類を整理するスマホのアプリを活用し、画像を取って残す方法もあります。さらに「スッキリと整頓されたリビング」を目指しましょう。

子どものモノが増えすぎないようにする工夫

(1)勉強道具は子ども部屋がある・ないに関わらず、お子様専用のスペースを用意することで、自己管理の習慣付けをしましょう。

(2)増える、かさばる、と悩ましいお子様の作品も、残すものは「この箱1つに入る分だけ」とルールを決めましょう。

(3)たまりがちなプリント類は、もらってすぐ行き先を判断します。「処分」「一時保管」「長期保存」の3つに分類しましょう。

スッキリとしたお部屋を保つと同時に、お子様のお片付け習慣をつけられるようにしていけるといいですね。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。