収納ガイド

2017.04.14 更新:2017.11.30

Question

洗面台周りをスッキリさせるためには?

先日、急に友人が家に遊びに来て「手を洗いたいから洗面所を貸して」と言われたのですが、洗面台の周りには家族のいろいろなモノが出しっぱなしで汚かったので少し恥ずかしい思いをしました。いつも清潔感のあるスッキリした洗面台にするにはどのようなことに気をつければよいでしょうか?洗面台周りの収納術を教えてください。

Answer

身支度をする場所は清潔に!洗面台にはモノを出しっぱなしにせず、お掃除しやすい環境を作ることが大切です。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

洗面所は常に清潔に保ちたい場所の一つ。
洗面台にモノがいつも出しっぱなしでは、お掃除も大変。来客時にも慌ててしまいますね。
洗面台を常にスッキリと片づけ、いつでも快適に使えるようにしましょう!

洗面台をスッキリさせるためのコツとは?

鏡裏や洗面台下収納も含めて見直そう
洗面所の収納スペースは限られていますから、洗面台の上のモノだけを片づけるのではなく、鏡裏や洗面台下も一緒に見直します。使わないモノを収納してスペースの無駄遣いをしていないか、チェックしてみましょう。

洗面台の上には頻繁に使うモノのみ
洗面台には歯ブラシやコップなど頻繁に使うモノだけを出し、できるだけ洗面台の上にモノを出しっぱなしにしないようにしましょう。鏡裏の収納や洗面台下の収納に必要なモノを収納し、必要な時にサッと出せる仕組みを作ります。

必要なモノを使いやすい場所に収納し、洗面台に出しておくものを厳選することがスッキリ片づけるための第一歩です!

洗面台で見える部分(出しているモノ)
毎日使うソープディスペンサー・歯ブラシ・うがい用コップなどは、使う頻度が多く、どうしても濡れている時間が多くなりがち。雑菌を増やさず風通しを良くするためにも、乾きやすい場所で保管しておきたいものですよね。これらは直置きせず、陶器やプラスチックなど、洗える素材のトレーにまとめておくようにしましょう。

置き場所が決まることで、決まった位置に戻す意識が働きます。バラバラに置くことがなくなれば、あちこちが水浸しになるのを防ぐことができます。また洗面台上の掃除の際には、いちいちモノの移動をしなくてもトレーごと動かせばすぐに拭くことができて便利です。うがい用コップなどの水滴が気になる場合は、珪藻土コースターを敷くのもよいでしょう。

お風呂に入る時に外すメガネ・ヘアゴム・ネックレスなどのアクセサリーも、直置きしないようにしましょう。一人が洗面台に直置きすると連鎖的に一緒に住んでいる家族もモノを置くようになってしまい、置きっぱなしのモノが増える原因になります。 メガネ・ヘアゴム・ネックレスなどのアクセサリーはできるだけそれぞれの収納場所にしまってから入浴すればよいのですが、直前に外したいモノもあるのは事実。解決策として、一時置きトレーを用意するのがおすすめです。

「洗面台を離れる時は一時置きトレーに置いたモノを各部屋に持ち帰る」というルールを作ると、なんとなく置きっぱなしにしてしまうことがなくなります。トレーであれば薄くて洗面台下の収納にあるスキマなどに収めやすく、来客時など洗面台を広く使いたい時にはサッと片づけることができて便利です。

また、手拭きタオルなど、洗面台で見える部分は色味をおさえ、北欧系・シンプル系などテイストを統一させるとオシャレですね。

洗面所には必要最低限の下着のみ収納
お風呂上がりに身に着ける下着は洗面所に置くと便利ですが、パジャマやルームウェアまで欲張って収納すると洗面所に収まりきらないことも…。必要な枚数を、収納場所に合わせて決めておくといいですよ。

使ったついでにこまめに掃除
洗面台は、手洗い・歯磨き・うがいなどで水が飛び跳ねるので非常に汚れやすい場所です。水回りの汚れは気をぬくと水に含まれる成分も手伝って固くなり、落としにくくなる、とてもやっかいなものです。水を残さないことが、汚れを減らせる近道。使った後の汚れやほこりは、サッと拭き取れるよう近くに、水周り専用の布巾などを用意しておきましょう。毎日こまめに掃除できれば洗剤も不要ですし、短時間で終わらせることができますよ。

子どもにも協力を
子どもでも、自分が脱いだものを洗濯カゴへ入れることはできます。でも、置き場所がわかりにくいと迷ってそのまま置きっぱなし…なんてことも。脱いだ洗濯物を入れる専用カゴを用意しましょう。この時、子どもの目から腰の高さ(ゴールデンゾーン)を意識することが大切です。

子どもが入れやすい高さにカゴを設置することで、子どもにも協力してもらいやすい環境を作れるのです。型崩れが気になる下着などは、洗濯ネットに各自入れられるよう、脱いだ洗濯物を入れるカゴと一緒に洗濯ネットを置いておくとよいでしょう。
使う人が使いやすい収納を用意することでスッキリ、手間も軽減できますね。

小さいモノにも指定の収納場所を
お化粧用品、コンタクト用品、ヘアゴムなど細かいモノが多いのが洗面所の特徴です。
小さいモノは、ついつい雑然と入れがち。これが、使いにくさ、片づけにくさの原因になります。

小さなモノでも、一つ一つお片づけ場所の指定席を作り収納しましょう。
そうすることで、使う時はパッと取り出すことができ、片づける際も快適になります。

100円ショップなどに仕切りがついたトレーやカゴが豊富に売られています。
引き出しなどの限られた空間も、仕切って使うことで細かいモノまでスッキリと収納できます。

また、収納量を8割程度にするのもポイントです。
見た目もスッキリして探しやすく、手が入る余裕があることで出し入れしやすくなります。

洗面台の鏡裏収納の活用方法とは?

鏡裏の収納は立ったままで取り出しやすい便利な場所。しかし頻繁に出し入れを行うので、
乱れやすくなりがちです。

使う人別に収納場所を区切る
複数の人がよく使う場所は「パパコーナー」「ママコーナー」というように、人別に収納場所を決めて、目的別に区切って収納すると使いやすくなります。

三面鏡の真ん中にはストックを
三面鏡タイプなら、両サイドは開け閉めしやすいですが、真ん中は鏡として見ながら使うので、出し入れの機会が多いモノの置き場所には不向きです。ストックなどの収納に使いましょう。

使う頻度に合わせた場所に収納
上段は、手が届きにくい上に見づらいので、使用頻度の少ないモノを収納するのに適しています。逆に下段は取り出しやすく戻しやすい場所。よく使うモノを収納すると便利です。
ご家族の背の高さや使う頻度を考えて収納場所を決めましょう。

基礎化粧品は使用順に並べて収納
また、基礎化粧品などを収納する際は、化粧水→乳液→クリーム、というように使用順に並べると使いやすくなります。

洗面台周りにモノを増やさないためには?

安いからとたくさん持ちすぎると、貴重な場所をとるだけでなく、使いたいモノが出し入れし辛く、使いにくくなってしまいます。

ストックはなるべく持たない
「ストックはなるべく1つにする」「他で代用できるモノはストックを持たない」など、なるべくストックの数を減らしましょう。

ストックに場所を占領されて、今使っているモノが使いづらくなっては本末転倒です。

ストックは普段使っているモノとは別の場所に収納するのが基本。
種類別にカゴに入れ、洗面台の下などに保管しましょう。

サンプルは早めに使い切る
化粧品などのサンプルはなるべく早く使い切るようにしましょう。化粧品も劣化します。新しい化粧品のサンプルを旅行用にとっておく方が多いですが、旅行の際は普段使い慣れたモノを使用する方が安心ではないでしょうか。

もらいものは油断すると使い切れずに貯まる一方になりがちです。特に、小さくかさばらないモノは管理もずさんになりがち…。「必要ないな」と思ったら、断ることもお片づけ上手への一歩です!

洗面所のタオル収納のコツとは?

タオル、何枚ありますか?
整理収納作業に伺うと、たくさんのタオルをお持ちのご家庭をよく見かけます。

洗面所には普段使うタオルのみ収納
しかし洗面所の収納は限られていますし、そもそも湿気のとても多い場所です。タオルは毎日使うモノだけを収納するのがおすすめ。普段使わないプール用タオルや旅行用などのタオルは別に保管するのがよいでしょう。

収納の理想は7割から8割の収納量です。パンパンに詰め込まず、収納場所にゆとりを持たせて取り出しやすくしましょう。

タオルを引き出しに収納する場合のコツ
タオルを収納する際は、引き出しの場合は輪を上にして立てると取り出しやすくなります。洗濯が済んだ新しいものは一番奥へ収納し、使う時は手前から使っていくと、偏りなく使うことができます。

タオルを棚に収納する場合のコツ
棚に収納する場合は輪を手前にします。洗濯が済んだ新しいものは一番下に置き、上から使います。種類別に収納し、色味もグラデーションになるように収納すると更にキレイですよ。

収納容器の選び方のコツとは?

カラフルなモノはカゴに収納
洗剤などのパッケージはラベルがカラフルなモノが多いので、そのまま棚などに並んでいるだけでごちゃつきを感じることも…。人は視界から得る情報で8割を判断すると言われていますから、たくさんの色があると雑多に感じてしまいます。カラフルなモノはカゴや収納容器に入れるだけで、空間をスッキリとまとめることができます。収納容器には色味を持たせず、白か透明のカゴなどを利用し色味を統一するとスッキリします。

角の四角い収納容器を選ぶ
また、角が丸い収納容器だと中に入れるモノが限られ収納力が落ちるので、角が四角い収納容器を使いましょう。

パッケージが正面を向くよう収納
収納する際には、パッケージが正面を向くように、入れ物の幅がしっかりとあるものを選びましょう。モノが整列していると一目で何がいくつ入っているのかがパッとわかり、買いすぎ防止につながります。

洗濯カゴの素材
洗濯カゴは濡れた洗濯物を運んだり湿気の多い洗面所に長時間置いたりするため、カビなどで不衛生になりがちです。通気性の良いカゴを選びましょう。

掃除しやすい環境とは

掃除用品をすぐに使える状態に
汚れはたまるとやっかいなもの。汚れに気づいた時はもちろん、お湯が出るまでの待ち時間など、ちょっとしたスキマ時間に掃除できるよう、いつでも掃除用品を使える状態にしておきましょう。メラミンスポンジやウエスは、1回使用する分にカットした状態にしておくと便利ですね。

また、古い歯ブラシを排水口などの掃除に使うため置いておくこともありますね。でもポンとそのまま鏡裏や引き出しに入っていると不快なもの。掃除用の古い歯ブラシにも専用の指定席を用意しましょう。細かい掃除用品は、仕切りがついたトレーやカゴでアイテムごとにまとめると使いやすくなります。

後始末までできるように
洗面ボウルの髪の毛をそのまま流してしまうとつまりの原因になります。髪の毛が落ちた時用に、ティッシュ・ウエスがそばにあればサッと拭きとれます。ティッシュ・ウエスを使った後はゴミになりますので、ゴミ箱もほしいところ。ティッシュや髪の毛など小さなゴミしか出ないのであれば、ゴミ箱は小さくても大丈夫です。ゴミ箱は、洗面台下の手前に収納場所を設けると、動線も短くなって、すぐに捨てられます。見た目もスッキリして、生活感を隠すことができますね。

吊るす収納
掃除をするたびにモノを持ち上げるのは面倒ですよね。浮かせておけるように吊るす方法もあります。吊るすことにより水切れがよくなるというメリットもあります。
立って使うコップや歯ブラシは、鏡に吸盤でくっつける歯ブラシホルダーやコードクリップにはさむ、歯ブラシの持ち手に穴があるモノはフックに吊るすことも可能です。

キャスター付き収納を利用する
洗面所はドライヤーをかけて落ちる髪の毛や、着替えた時のほこりがたまりやすい場所です。直置きしがちなランドリーかごにはキャスター付きのワゴンなどを利用すると、掃除機やモップ掛けの移動が簡単です。

出しっぱなしをやめて使いやすい洗面台に

洗面所は身支度を整える場所。その場所が散らかっていては落ち着きませんね。清潔で快適な水周りを保つためには、洗面台にモノを出しっぱなしにせず、お掃除しやすい環境を作ることも重要です。

日ごろからモノの持ち方を考えるには、まずは「消耗品を持ちすぎない」を実践してみるととてもよい練習になります。ぜひスッキリと収納し、洗面所を快適な場所にしましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。