マンション購入ガイド

2017.07.31 更新日:2018.02.18

Question

今つくばエクスプレス(TX)沿線がアツい!どんな魅力があるの?

友人が次々とマイホームを購入しているのですが、つくばエクスプレス沿線で購入したという話をよく聞きます。私はつくばエクスプレスにあまりなじみがないのですが、つくばエクスプレス沿線の魅力とは何なのでしょうか?私もマンション購入を検討しているので知りたいです。

Answer

都心への交通アクセスがよく、子育て環境が整っているつくばエクスプレス沿線。新しいマンションが続々と建っています。

目次

つくばエクスプレス(TX)ってどんな路線?

「秋葉原」~「つくば」を結ぶ、つくばエクスプレス
東京「秋葉原」と茨城県「つくば」を最速45分(快速)で結ぶ「つくばエクスプレス線(TX)」は、2005年8月に開業しました。開業当初は「秋葉原~守谷」間の運行でしたが、利用者の増加に伴い「つくば」までの路線が通常運転化した経緯があります。

つくばエクスプレス線(TX)は、「秋葉原」から「つくば」まで20駅があります。都内の「新御徒町」「浅草」「北千住」、埼玉県の「八潮」「三郷中央」、千葉県流山市「南流山」「流山おおたかの森」、千葉県柏市「柏の葉キャンパス」、茨城県守谷市「守谷」などを通り、筑波学園都市に位置する終点「つくば」となります。下記の表では「普通」以外の「快速」「通勤快速」「区間快速」の時刻表を掲載しています。


番号
駅名
(えきめい)
快速 通勤快速 区間快速
停車 所要時間 停車 所要時間 停車 所要時間
01 秋葉原(あきはばら) 0 0 0
【接続路線】JR山手線・京浜東北線・総武線 東京メトロ日比谷線
02 新御徒町(しんおかちまち) 2 2 2
【接続路線】都営大江戸線
03 浅草(あさくさ) 4 4 4
 
04 南千住(みなみせんじゅ) 7 7 7
【接続路線】JR常磐快速線・東京メトロ日比谷線
05 北千住(きたせんじゅ) 10 10 10
【接続路線】JR常磐快速線・東武スカイツリーライン・東京メトロ日比谷線・千代田線(JR常磐緩行線)
06 青井(あおい) × × ×
 
07 六町(ろくちょう) × 14 ×
 
08 八潮(やしお) × 18 17
 
09 三郷中央(みさとちゅうおう) × × 20
 
10 南流山(みなみながれやま) 20 23 23
【接続路線】JR武蔵野線
11 流山セントラルパーク
(ながれやませんとらるぱーく)
× × ×
 
12 流山おおたかの森
(ながれやまおおたかのもり)
25 27 26
【接続路線】東武アーバンパークライン
13 柏の葉キャンパス
(かしわのはきゃんぱす)
× 30 30
【接続路線】東武アーバンパークライン
14 柏たなか(かしわたなか) × × ×
 
15 守谷(もりや) 32 35 35
【接続路線】関東鉄道常総線
16 みらい平(みらいだいら) × × 40
【接続路線】関東鉄道常総線
17 みどりの × × 43
 
18 万博記念公園
(ばんぱくきねんこうえん)
× × 46
 
19 研究学園(けんきゅうがくえん) × 46 49
 
20 つくば 45 49 52
 

※ 所要時間は、日中の秋葉原駅からの標準的な所要時間です。
※ 追い抜きや停車時間により所要時間が異なる場合があります。
※最終確認日:2019年2月9日

都内へ通勤する層に人気上昇中
運営する首都圏新都市交通の発表では、平成28年度の年間輸送人員は平成27年度の1億2315万人より498万1000人多い、1億2813万1000人と4%増えています。さらに、最新の平成29年度の年間輸送人員は1億3390万8000人となり、平成28年度よりも5%増えています。

1日あたり輸送人員では平成28年度は35万4000人が利用し、平成29年度は37万人が利用しているので、1万6000人増えています。なかでも、定期利用の輸送人員数が毎年5%前後増えており、沿線居住者が年を追う毎に増えていることがわかります。このデータからも住みよい沿線として選ばれていることがわかりますね。

これらのデータから、近年居住沿線として人気が上昇しており、都心部へ向かう通勤線としてこれからもその人気が加速する傾向がある路線と言えます。

出典:「首都圏新都市鉄道株式会社 平成29年度営業実績」
http://www.mir.co.jp/company/release/2018/2921.html(最終確認: 2019年2月12日)

延伸計画でさらに便利に!
さらに開業当初から東京駅までの延伸計画もあり、2016年4月20日の交通政策審議会答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」では、都心部・臨海地下鉄(東京駅~銀座~国際展示場)との一体整備が提案されています。

これが実現すれば、つくばエクスプレスは、秋葉原から東京駅まで延伸し、さらに臨海地下鉄で銀座、晴海を経て臨海副都心の国際展示場まで繋がることになります。今後ますます、交通アクセスが便利な路線として期待がもたれています。

出典:「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」
http://www.mlit.go.jp/common/001139305.pdf(最終確認: 2019年2月9日)

つくばエクスプレスTX-1000系
つくばエクスプレス沿線の魅力その1:交通アクセスがよい駅が多い

何といってもつくばエクスプレス最大の魅力は、都心までのアクセスのよさです。
たとえば、快速電車利用時なら所要時間は以下のようになります。(前出の表参照)

「流山おおたかの森」駅から「北千住」駅まで:約15分
「流山おおたかの森」駅から終点「秋葉原」駅まで:約25分

「流山おおたかの森」駅は乗車人員が全線で2017年度第3位の人気エリアです。
第1位は「秋葉原」、第2位は「北千住」となっており、それらの都心エリアに次ぐ第3位として「流山おおたかの森」が続いていることから、その居住エリアとしての人気が伺えます。

同第4位で、東武野田線の乗換駅でもある「南流山」駅からなら以下のようになります。

「南流山」駅から「北千住」駅まで:約10分
「南流山」駅から終点「秋葉原」駅まで:約20分

また、都内の山手線沿線の主要駅までも素早くアクセスできます。
たとえば「東京」駅なら、乗り換えを含めても「流山おおたかの森」駅から40分もあれば到着できます。

出典:「首都圏新都市鉄道株式会社 人員」
http://www.mir.co.jp/company/number.html(最終確認: 2019年2月9日)

「北千住」、「流山おおたかの森」は、住みたい街ランキング上位に
交通アクセスのよさの影響もあってか、長谷工アーベストが2018年に発表した住みたい街ランキング(https://www.haseko-sumai.com/kurashi/archive/detail_230.html)では、つくばエクスプレス沿線にある北千住と流山おおたかの森が、それぞれ上位にランクインしました。

渋谷などの都心へのアクセスのよさに加え、「北千住駅」は下町情緒の残る商店街と、若者に人気な大型商業施設やおしゃれな雑貨、古着店が立ち並ぶ、懐かしさと新しさが融合した独特の魅力があります。かつては東京23区のなかでも治安に多少の不安を覚える方も居たようですが、近年は治安がよくなり、穴場の街として注目が集まっています。

つくばエクスプレス沿線上では千葉県に位置する「流山おおたかの森駅」は、大型のショッピングセンターなど開発が積極的に進められており、豊かな自然と街の活気のほどよいバランスが魅力の街。駅前の広場ではイベントやワークショップなどが開催され、定期的に地域との交流も行われています。つくばエクスプレスの快速、区間快速、通勤快速のすべてが止まる駅でもあり、秋葉原駅へも25分程度で到着するという、通勤の利便性も人気の1つでしょう。

住みたい街ランキング上位の街が沿線上に2つあるのは、つくばエクスプレスの大きな魅力といえそうです。

つくばエクスプレス沿線の魅力その2:商業施設が多い

居住人口が増えつつある沿線であるため、商業施設も充実しています。つくばエクスプレスの開通後、続々と沿線に大型商業施設がオープンしました。以下、一部ご紹介していきましょう。

フレスポ八潮
「八潮」駅北口1分に「フレスポ八潮」があります。2006年4月にオープンした大型施設で、生活に密着した店舗が入居しています。

八潮駅北口の街並み

流山おおたかの森S・C
「流山おおたかの森」駅に直結のショッピングセンター。2007年3月にオープンし、2017年大規模リニューアルした総合大型商業施設です。本館と別館に分かれ、多彩な専門店が充実しています。

おおたかの森ショッピングセンター 流山おおたかの森駅

ライフガーデン流山おおたかの森
同じ「流山おおたかの森」駅東口には駅とデッキで繋がった「ライフガーデン流山おおたかの森」があります。2007年に開業したこの施設の基本コンセプトは「安心安全のまちづくりの拠点」。銀行やコンビニエンスストア、美容院、スポーツクラブのほか、医療施設や送迎保育ステーション、大学のサテライトセンターなど、日々の暮らしをサポートするサービスに加えて、地域の拠点施設としての機能も充実しています。

流山おおたかの森駅前の芝生広場

ららぽーと柏の葉
「流山おおたかの森」駅の隣「柏の葉キャンパス」駅西口には、2006年11月に開業した「ららぽーと柏の葉」があります。テナントしては、スーパーやアパレル、CDショップなど多彩な有名店が入っています。またジムなども入っており、屋上には、屋上庭園も。

ららぽーと柏の葉 柏の葉キャンパス駅

iias TSUKUBA(イーアスつくば)
「研究学園」駅北口にあるつくばエクスプレス沿線最大の大型複合商業施設。「インモール」(屋内)と「アウトモール」(屋外)に核テナント10店舗、モール専門店211店舗の計221店舗が入居しており、医療機関・銀行・カルチャー教室・結婚式場などが入ります。

イーアスつくば
つくばエクスプレス沿線の魅力その3:観光に人気の街が多い

つくばエクスプレス沿線には、住みやすい街が多いだけではなく、観光に人気の街へも多く乗り入れています。沿線にどのような観光スポットがあるのか、順番にご紹介していきましょう。

伝統芸能の息づく下町「浅草」
いわずとしれた東京の観光地の浅草。雷門から浅草寺の本堂まで続く活気あふれた「仲見世通り」、日本最古の遊園地であるといわれている「花やしき」、外国人の観光スポットとしても人気な東京スカイツリーに近いのも大きな魅力。東京のなかでも特に下町の情緒と伝統が息づいている街といえるでしょう。つくばエクスプレスでは、こうした人気の観光スポットが点在する浅草駅へも乗り入れています。

浅草寺 宝蔵門と五重塔

ビール工場見学ができる「守谷」
つくばエクスプレス沿線、都心を少し離れた守谷という駅にも、隠れた魅力があります。実は守谷駅の近くにはビール工場があり、常時工場見学を受け付けています。ここでしか味わえないビールの魅力に酔いしれてみてください。

グラスビールセットとタル

豊かな自然と山がそびえる「つくば」
守谷駅からさらに都心を離れた方向にある、つくば駅の魅力はなんといっても、広大な自然を眺めることができる筑波山があること。山頂からの景色は抜群で、都会の喧騒や忙しさをしばしの間、忘れさせてくれます。つくばエクスプレスでは都心への観光地のアクセスよさはもちろん、こういった自然に囲まれたスポットへのアクセスもよく、ほかの路線にはない大きな魅力といえるでしょう。

筑波山山頂からの景色
つくばエクスプレス沿線の魅力その4:治安や自然環境が良い

沿線に大学が多い
つくばエクスプレス線沿線には、終点「つくば」駅の筑波大学や筑波技術大学、筑波学院大学をはじめ、20駅の間に大学施設がいくつもあります。たとえば、その名の通り「柏の葉キャンパス」駅には、東京大学と千葉大学があり、「南流山」駅には東洋学園大学と流通経済大学があります。大学施設がある地域は緑も多く、治安が良くなる傾向もあり、周辺にとっても良い環境を提供しています。

自然が豊かで大きな公園も
また、まだ新しい路線ということもあって自然に恵まれた環境にあり、「流山おおたかの森」駅から徒歩10分程の距離には、おおたかの生息する「市野谷の森」があります。

その他、「柏の葉キャンパス」駅の「県立柏の葉公園」があり、この公園は、45ヘクタールの広大な敷地に芝生広場、多種類の樹木林、花壇など豊かな自然が楽しめるほか、総合競技場やコミュニティ体育館、野球場、庭球場などのスポーツ施設、さらには日本庭園をはじめとする文化施設があります。各駅から少し離れれば、まだまだ自然の残るところも多く、自然環境にも恵まれた沿線であると言えます。

つくばエクスプレス沿線の魅力その5:子育て環境が充実している

つくばエクスプレス沿線の街では、子育て環境がとても充実していることでも人気です。その理由をご紹介していきましょう。

子どもを連れて行ける場所がたくさん
つくばエクスプレス線沿線は大型総合商業施設や自然環境にも恵まれた沿線で、各商業施設には子ども向けの施設も充実しています。また大きな公園ばかりでなく小さな公園も点在しており、子育てする世帯にとっては遊び場も豊富にあります。たとえば、前述した「柏の葉キャンパス」駅なら、県立柏の葉公園のほかにも、こんぶくろ池自然博物公園などがあり、子どもと遊ぶには充実した環境にあります。

子育て支援に積極的
子育て世帯の方にとっては保育園についても重要な関心事でしょう。近年人口の増えたつくばエクスプレス沿線では、子どもが増えている分子育て支援に力を入れて取り組んでいます。

特に、流山市は具体的な子育て支援に力を入れており、「送迎保育システム」を導入しました。これは「南流山」駅と「流山おおたかの森」駅に“送迎保育ステーション”が設置され、ステーションと市内の指定保育所(園)を安心・安全のバスで結び、登園・降園することができるシステムです。

保育士と子ども

学校、保育園、学童が続々と開校中
さらに、「流山おおたかの森」駅で2015年に開校した小中一貫校の「おおたかの森小学校・中学校」。この学校は「流山おおたかの森センター」や「流山市立おおたかの森こども図書館」など、公的な施設の入った複合施設となっており、親子で親しめる場所となっています。

また、同駅では駅周辺に保育園が続々と開園しています。保育園と同様に関心の高い学童についても、駅周辺に民間の学童が開校されています。

流山市のほか、八潮市、三郷市、守谷市でも子育て支援に向けた新計画を策定しており、流山市同様に今後その計画を推進に期待したいところです。

つくばエクスプレス沿線は今後も注目の街!

ここまで、つくばエクスプレス沿線の魅力をご紹介してきました。新しい沿線であるがゆえに、若い同世代の居住者同士が近くに住むようになり、コミュニティの形成が活発なのも魅力の1つです。また、土地の取得が都内と比べて容易なため、新しいマンションや戸建てが次々と建設されています。これを機会に、新しい生活の場の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。物件情報は「TX-つくばエクスプレス沿線特集」でも紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。