収納ガイド

2017.07.31

Question

早く寝たい!夜の家事を時短する収納術とは?

仕事から帰って家事をするのですが、意外にやることが多く時間がかかってしまい、寝るのが遅くなりがちです。夜の家事の時短につながる収納術などがあれば教えてください。

Answer

家事の時短のためには部屋が常に片付いているのが理想です。収納の仕組みを作り、無駄なアクションを減らしましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

多くの人が頭を悩ませる家事の負担。
「お部屋が片付いた状態をキープしたい」「家事の負担を減らせないかな」
と理想はあるけれど、現実は厳しく家事に追われる日々…なんてことも。

できる限り家事は効率よく行い、より多くの時間を家族の団らんや趣味、睡眠などに充てたいですよね。限られた時間の中でたくさんのことをこなすには、まずはご自身のライフスタイルをしっかり見直すことが大切です。

ご自身のライフスタイルを見直すと、必ずどこかに家事負担の原因があります。原因が分かれば、それに対してどうアプローチするかを考えるだけ。

仕事も家事も楽しめる心の余裕を持てるように、家事を時短できるお家作りをしていきましょう!

時間管理で家事を時短しよう

家事、仕事、育児など、「1日24時間では足りない!」と感じている方は多いのではないでしょうか。
限られた時間の中で、様々なことをするには効率よく家事をするだけでなく、「時間管理」も必要です。

家事の目標時間を決めよう
最近「朝活」という言葉をよく聞きますよね。朝は集中力が高まり夜に比べ作業がしやすいという報告があり、朝に活動をするといった意味の「朝活」が流行っています。

家事においても夜の家事を朝に分散することで、家事負担を軽くすることができるかもしれません。家事を朝と夜に分散するためには、なんとなく行いがちな家事に【目標時間】を設定し、時間を管理しましょう。

例えば「洗濯している間(30分)に、取り込んだ洗濯物をたたんで収納する」など、具体的にイメージを持って家事を行います。

整理収納で探し物の無駄な時間をなくす
また、最も無駄な時間というのは【探し物の時間】ではないでしょうか。
時間を有効に使うために【整理収納】を行い、片付けの効果を実感しましょう!

家事をラクにする整理収納の基本とは?

では、整理収納とはいったいどうやって行えばいいのでしょうか?

モノの量を減らしてコントロールしやすく
整理収納をするには、まずはご自身の生活に必要なモノの量を見直してみましょう。普段何気なくある家事にまつわるモノを、コントロールしやすい量に減らします

モノの量を減らすことで、
モノが増えてしまう場所がない→場所がなくて使ったモノが出しっぱなし→使いたいモノが見つからない!→探すより買った方が早い!
こんな負のスパイラルからおさらばできますよ。

動線を考えた収納で動きがスムーズに
また、家事をスムーズに行うためには、ライフスタイルに合った家事動線を考えることが大切です。

モノがあふれ、散らかっている家は動線がスムーズではありません。動線というと間取りにとらわれがちですが、家事動線のよい家づくりをするために【モノの定位置】を見直すことは必要不可欠です。

大きな家具やモノが動線を邪魔し、家事のしづらいお家を自ら作ってしまっている可能性があります。人の動きに合わせてモノの定位置を決めることで、「出して戻す」一連の流れがスムーズになり無駄な動きがなくなります。

家事がしやすい通路が確保されているか?
モノを床に直置きして動線ふさいでいないか?

人の動きとモノの関係に着目し、家全体をとらえた動線を見直しましょう!

常に片付いていれば家事に取り掛かりやすい
時間がない中で家事を行う場合「掃除をしている間に洗濯機を回す」「お料理しながら洗い物も行う」など、「ながら作業」で家事をすることが多いかと思います。ながら作業で家事を行うには、一つ一つの家事が取り掛かりやすい状態にないと家事の無駄を減らすことができません。

取り掛かりやすい状態になっていないと「掃除をするためにモノを片付ける」「お料理をするためにモノを片付ける」「明日の身支度をするためにモノを片付ける」など、一つ一つの家事に取り掛かるためのアクションが多くなってしまいますよね。

常に片付いた状態をキープできればアクション数が減り、時間と労力の無駄を防ぐことができます。

キレイな部屋をキープする片付けのコツとは?

アクション数を減らすためには、モノを片付けやすく、収納(戻し)しやすくしておくことが重要です。

次を意識するとモノをサッと見つけることができ、時短に繋がります。
・モノを決まった場所で管理
・モノをグループに分ける

定位置決めとグルーピングをしよう
グループ分けは大きく3つ「種類別」「人別」「一緒に使うモノ別」にすることができます。

[種類別]
食器棚の引き出しにカトラリーなど細々したモノが収納されている際、スプーンやフォークがきちんと種類別に分かれていれば配膳をする際も時間を要しません。

キッチンの引き出しも、良く使う調理道具のみ厳選して、仕切りが動かせるタイプの収納グッズに分けておくとサッと取り出しやすくすることができます。収納はカゴなどでスペースを四角く区切ることがポイントです。

[人別収納]
人別収納は、家族全員が使う共有スペースに適しています。
洗面所などモノが多い共有スペースはごちゃつきがちです。お化粧品や整髪料などを「父」「母」「子ども」など人別に分けてカゴなどに分けて収納しておけば、自分のカゴだけ取り出して各自の身支度がサッとできます。

洗濯し終えた下着や着替えなどをカゴで人別に分けると各自で管理ができ、「自分の着替えは自分でたたんで収納する」など、家族が家事に協力してくれる仕組みが自然と整う効果もあります。

[一緒に使うモノ別収納]
お掃除グッズやお弁当のグッズ、製菓道具など、用途や場所、一緒に使うモノをまとめて収納しておくことで作業に取り掛かりやすくなり時短に繋がります。

そしてよく使うモノは手に取りやすい場所へ収納し、ラベルを貼って定位置をキープしましょう。ただむやみにモノをしまい込むのではなく、使いやすく収めることがポイントです。

収納の仕組みができれば後は元の場所に戻すだけ

「整理収納」がしっかりできていれば、後は「使ったら元に戻す」を日々行うのみです。

・寝る前5分に整頓の時間を作ってみる
・散らかりやすい場所だけでもこまめにチェックする
・モノの定位置や収納のルールを家族みんなで共有する
など、自分に合った方法でキレイなお家をキープしましょう!

毎朝起きてキレイなお家が整っていることで1日のスタートが確実に変化します。今まで行っていた夜の家事を朝に行う気持ちの余裕にもきっと繋がります。ムリをしない、元に戻しやすい仕組みづくりが家事の負担を軽減してくれますよ。

家事を進んでできるようにするには、ムリのないルールと仕組みを作ることが大切です。
また、日々過ごしていると見落としがちな動線やモノの定位置をしっかり見直してみましょう!しっかりゴールを持って、皆さんの理想に近づけるお家を自ら手に入れましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。