収納ガイド

2018.01.25

Question

子ども用デスクをきれいにしたい! 整理収納術によるデスク活用法とは?

せっかく年末大掃除で子ども部屋を片づけたのですが、うちの子はデスクをキレイにしておくのが苦手なので既にぐちゃぐちゃになっていて悲しいです。かろうじてデスク以外はそのまま片づいているため、恐らくデスクの片づけが身に付けばそこからどうにかできるのでは…とほのかな期待を抱いています。どうしたら子どもにデスク収納の習慣を付けさせ、ずっとキレイに保たせることができるのでしょうか。

Answer

「片づける理由」を理解させることが重要です。まずは子どもと一緒にモノの整理をし、子どもの使いやすい場所に収納場所を決めてあげましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

子どものデスクが散らかっているのはなぜ?

「子どもがデスクを片づけず、モノが山積みです」「いつも散らかっていて勉強できる状態ではありません」「どうすればいつもキレイに片づいたデスクになるのでしょうか?」という質問は少なくありません。

子どものデスクが散らかるのは当たり前なのです。それは片づけ方を学んでいないからです。幼稚園や保育園では最小限の物しかない中で、通園バックやおもちゃなど片づける場所を先生方がきっちり決めてくれています。だから子どもたちは自分の持ち物をしっかり片づけることができるのです。

子どもは片づけの初心者

自分のデスクでは自分で片づける場所を決めなくてはなりません。
いえ、子どもにはまだ「所定の場所を決める」という概念すらないのかもしれません。

子どもにデスクを購入したら、まず最初に来るのがお父さん、お母さんの出番です。子どもと一緒に様々なモノの整理をし、子どもの使いやすい場所に使いやすく収納場所を決めてあげていただきたいと思います。収納場所が決まれば日々そこが片づける場所となり、「片づける習慣」が付くでしょう。

まずは子どもに「片づける理由」を伝えましょう
「片づけなさい」と言われるから片づけるのではなく、「片づける理由」があるから片づけるのです。その違いを理解すれば、子どもは納得して片づけることでしょう。

「片づける」というのは、「使っているモノを元の場所に戻しておくこと」
片づけるという行動の理由は、「やろうとしていることがスムーズにできるように準備しておくため」です。準備をしておかないといざというときに探し物をしたり、モノがたくさんあるデスクのせいでやりたいことが思いっきりできないということになります。

「子どもは机で何をしているのか」、ということを子どもと一緒に考えてみましょう
勉強する、絵を描く、手紙を書く、ゲームをする、マンガを読むなどいろいろ出てくると思います。その中で学ぶモノと遊ぶモノと趣味のモノに分け、デスクにはできるだけ学ぶモノをだけを置きましょう。

お部屋の中のゾーニングを考えてみてください。ゾーニングとは、用途に合わせてモノを配置すること。デスク周りは「学ぶスペース」、他には「遊ぶスペース」などというように考え、趣味のモノ、遊ぶモノの収納する場所もきちんと設けてあげることが大切です。

モノの整理は子どもでも「自分で」決める

さて、デスクの中にモノを収納する前に必ずやらなければならないことがあります。それはモノの整理です。今持っているモノを確認していきましょう。もちろん、これも子どもの仕事です。

引き出しの中のモノを全て出し、「使っているモノ」「使っていないモノ」を仕分け
「使っているモノ」はよく使うモノとたまに使うモノに分けて、よく使う物は使いやすい場所を指定席にします。使っていない物は在庫として収納するか、人にあげたり公共機関等に寄付したりと手放す方法を考えます。

モノの整理をするときの判断も、全て子どもに
子どもが処分すると言った物に「え~、もったいない!」等と声を挟まないようにしましょう。なぜなら、親のその一言で子どもは「判断を間違えた」と思ってしまうからです。

それが何度も続くと自分の判断が違っていると思ってしまうため、自信がなくなります。すると、毎回親に判断を仰ぐようになってしまい、一人で判断できない子どもになってしまいます。この判断力の低下はモノに対してだけでなく、人生の選択に対してもあてはまることですので要注意です。子どものモノは子どもに判断させ、それを尊重することが重要ですね。

デスクのどこに何を置くと使いやすいの?

整理ができた後は使いやすい収納場所を決定
筆記用具をたくさん持っている場合、よく使うモノを選んで上段の引き出しもしくはデスクの上に収納、残りの筆記用具は在庫として中断の引き出しの奥に収納します。よく使うモノかどうかも親御さんが選ぶのではなく、子どもに決めてもらいます。

下段にはプリント類を
プリント類を入れるときには項目ごとにクリアファイルなどで分けます。例えば、国語、算数、理科、社会、HR(ホームルーム)など、こちらも本人にしかわからないので子どもに分けてもらいます。もしかすると授業用と演習用に分けた方がよい場合もあるかもしれませんね。

デスクの上には、広々使えるように必要最小限のモノを
かなり使用頻度が高いモノや期限があるモノなどは出しておいてよいかと思っています。教科書や辞書、宿題の仮置き場などがあると便利です。

キレイなデスクを保つために

キレイなデスクを保つには、「モノの整理をして、必要なモノの収納場所を決める」、その仕組みさえしっかり作り上げておけば問題ありません。あとは、使ったら元の場所に戻す(=片づける)ということを習慣にすることです。

整理収納をする過程を大事にし、子どもとコミュニケーションをしっかり取りながら進めることで、子どももモノの整理の仕方や収納場所の決め方を学んでいくでしょう。

整理収納は行動から必要なモノを考えて、収納する場所を決めていきます。「デスクがあるから何かを収納しようか」と考えがちですが、子どものデスクは何のためにあるのか、本当に必要なのかということから考えてみましょう。

リビングで勉強をさせている方は、もしかすると部屋のデスクは勉強する場所ではないかもしれません。子どもにとって「デスクは何をしている場所なのか」を聞いて、それに必要なモノを使いやすく置くようにしましょう。

そして、「寝る前には必ずモノを元の場所に戻す」ということを約束し、朝は常にきれいなデスクで気持ちよく一日のスタートを切りましょう♪

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1、2級認定講師、ルームスタイリスト・プロ、住宅収納スペシャリスト認定講師。「笑顔のある暮らし」の実現を目指した、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提案している。暮らしStyle代表、三児の母。