長谷工の住まい HASEKO URBEST

長谷工アーベストの新築マンション等住まい検索サイト

MENU

収納ガイド

Question

写真整理の方法とは?簡単に仕分け・分類する上手な保存方法をご紹介!

我が家のメインPCは、長年撮りためた家族の写真であふれ返っています。整理したいのですが、量が多過ぎてどこから手を付けてよいか分からない状態です。効果的な整理方法があれば教えてください。

Answer

写真の整理は一度にやろうとせず、見直す期間やタイミング、範囲を決めて行なうのがコツです。そのうえで、重複している写真を削除し、お気に入りや重要度の高いものを目安に残していきましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

たまったデジタル写真を整理できない原因は?

近年は、スマホやデジカメの普及により、老若男女、誰もが日々のワンシーンを手軽に撮れるようになりました。しかしそのために、撮った写真がスマホやパソコン、カメラのSDカードの中にたまりっぱなしになっている方も多いのではないでしょうか?「気が付けば、数百枚、数千枚もの写真をため込んでいた…」なんていう方もいるかもしれませんね。

デジタル写真は、スマホ内やパソコン内、デジタルカメラのSDカード、USBメモリ、CD-ROM、クラウドなどの媒体を利用して、大量に保存することができます。そのため、撮っては保存しているうちに「どこに何の写真があるか分からない」「全体量が分からない」ということになってしまいがちです。実際に枚数を知ったら、あまりの多さに驚いてしまうのではないでしょうか?

たくさんの写真を保存できるのは便利ですが、量が多過ぎると見たいときに見たい写真を探し出せなくなってしまいます。大切な思い出を見やすく管理するために、撮った写真は定期的に整理するようにしましょう。
今回は、写真整理で困っている方に向けて、たまりがちな写真を見やすく整理する方法をご紹介します。

小型のアルバムを見ているところ
※イメージ写真
写真整理の2ステップ

「写真を整理しよう!」と決意したものの、膨大な数の写真を目の前にすると何から手を付けてよいか分からない方もいるでしょう。写真を整理する際は、「仕分けする」「分類する」の2ステップで整理することをおすすめします。順に詳しく見ていきましょう。

必要か不要かで仕分けする
最初のステップは、必要な写真と不要な写真の仕分けです。不要と判断した写真は削除しましょう。「でも、その写真が必要か不必要かを判断するのって難しそう…」と思った方に向けて、時間をかけずに要不要を判断するポイントをお伝えします。

●[ 1 ] 写りが悪いものは消去
同じような風景でピントが合っていないものや、写っている人の目が閉じているものは迷わず消去しましょう。

もし、削除するかどうか迷う写真があった場合は、「迷い」というフォルダを作って一時保存します。そのフォルダに入れたものは、後日見直して、不要と判断できれば消去するようにしましょう。

ビジネス街のピンぼけした写真
※イメージ写真

●[ 2 ] 重複しているものは1枚に
連写した写真のように内容が重複しているものは、厳選したものを数枚だけ残すようにしましょう。スマホの機種によっては、自動で重複しているものを検出し、1度に数枚をまとめて削除できる機能があるため、そういった機能を活用するのもおすすめです。

スマートフォンを操作する女性
※イメージ写真

●[ 3 ] 保存されたものは消去
スマホで撮影した写真のうち、SNSにアップしたり、パソコンやクラウドに同期したり、あるいはプリントアウトして完全に保存されていたりするものは、スマホ側から消去するようにしましょう。まとめて作業しようとすると時間がかかるので、通勤中や病院の待ち時間など、自分の隙間時間を見つけてこまめに整理するのがおすすめです。

携帯とパソコン
※イメージ写真

写真を分類する
仕分けが済んだら、次のステップは分類です。見返した際に分かりやすく、かつ管理しやすいようにフォルダを作成します。たとえば、「運動会」「旅行」などイベントごとに分け、さらにそこから、年代や日付別、あるいは旅行先などに分類したフォルダを作って保存しましょう。フォルダを細分化することによって、見たい写真を探すのがよりラクになりますよ。

運動会のリレー選手
※イメージ写真
写真整理のコツとは?

写真の整理といえば時間がかかるもの。「見始めると止まらない…」「量が多過ぎて1時間や2時間では無理…」ということになりがちです。だからといって整理を後回しにしていると、余計整理が大変になってしまいます。では、なるべく早く写真整理を終えるにはどうしたらよいでしょうか。ここからは、写真の整理をスムーズに進めるための3つのコツをお伝えします。

一番新しい写真から整理する
写真整理をスムーズに進めるには、時間をかけずに要不要を判断することが重要です。写真整理は古い順ではなく、まず直近1年の写真から取りかかりましょう。自分の記憶も新しいので、写真を見ながら思い出にふけってしまう時間も短く、判断がしやすいはずです。
最近の写真整理ができたら、続いて2年前、3年前の写真整理に着手しましょう。整理する時間が短くなれば、自然と整理を継続しやすくなります。

飛行機の模型と白い紙
※イメージ写真

整理する日を決めておく
写真の整理は、量が増えるほど時間がかかってしまいます。ため込んでしまう前に、写真の整理日を決めておくとよいでしょう。定期的に仕分け、分類していれば写真がたまらず、大量の写真整理に時間を取られることがなくなりますよ。

写真整理のアプリを活用する
写真整理用のアプリを使うと、より整理が簡単になるうえ、管理もしやすくなります。アプリのなかには、クラウドに画像を保存できるものや、デバイス間で簡単に共有できるものがあります。ただし、アプリによって対応機種やサービスの内容が異なるため、利用する前にアプリの説明を確認して、自分が使いやすいと感じるアプリを選んでくださいね。

また、どのアプリを使う場合も、クラウドに保存したうえで、写真が消えても大丈夫なようにメディアにバックアップしておくとより安心といえるでしょう。メディアは、DVDやCD-R、外付けディスクなどがあります。

大切な写真はプリントして共有する

写真のなかでも、特に大切な思い出が写っているものは、家族や友達と共有しておきたいですね。写真を共有するには、プリントする、あるいはアルバムにまとめる、フォトブックに編集するといった方法があります。では、それぞれの共有方法についてご紹介しましょう。

プリントする
お気に入りの一枚や大切な一枚はプリントして、フォトフレームやアルバムに収めましょう。バラついて紛失することもなく、特別な写真が格段に見返しやすくなりますよ。

フォトフレームやアルバムは、部屋の片付けでたとえると「収納グッズ」といえるでしょう。部屋の雰囲気に合わせたフォトフレームに写真を収納すれば、インテリアに馴染んだ写真になります。また、アルバムを自分で作れば、オリジナル性の高いものができますよ。

アルバムを購入する際は、写真の枚数に合わせてサイズや容量を選びます。アルバムのなかには、シートの差し替えや収納ポケットの追加が簡単にできるものもあります。のり付きの台紙タイプのアルバムであれば、写真の配置を自分でカスタマイズできるため、より自由なアルバムを作りたい方におすすめです。

加えて、アルバムのサイズを決める際は、部屋のどこに収納するかを考えるとよいでしょう。たとえば、本棚に収納する場合はB5~A4サイズ、インテリアとしてテレビ台に飾る場合は卓上カレンダーくらいのコンパクトなものを選ぶのがおすすめです。子どもと写真を見返す機会が多い場合は、子どもでも持ち運びやすいサイズのものがよいでしょう。収納場所も子どもの目線に合わせ、出し入れしやすい高さの場所を選ぶと、自由にアルバムを見て楽しめます。本棚にバラバラのアルバムが並ぶより、同じサイズ・色のアルバムが並ぶほうがインテリア性も高まり、アルバム作成を継続するモチベーションが上がるかもしれませんね。

カメラとプリントアウトした写真
※イメージ写真

フォトブックを作成する
プリントのコストや手間暇が気になる人には、フォトブックがおすすめです。フォトブックとは、スマホやPC上で編集できるアルバム作成サービスです。編集したアルバムはネットで1冊から注文できます。同じものを複数冊作れるので、子どもが独立するときや、両親の誕生日に同じフォトブックをプレゼントとしてシェアできるのも魅力です。

並べられたフォトアルバム
※イメージ写真

プリントした写真は、きれいな状態のまま長く保管したいものですよね。そこで、長持ちする保管のポイントも併せて押さえておきましょう。

プリントした写真は、光やほこり、温度や湿度の変化によって劣化してしまいます。直射日光が当たる場所や、温度・湿度の変化が激しい場所での保管は避けるようにしましょう。また、歴史的価値の高い写真や、家族代々受け継ぎたい資料写真など、特に大切なものは市販の「保存用箱」で保管することをおすすめします。光を通さず、カビや虫食いの影響も受けにくいようになっているので、安心して保管できるでしょう。

加えて、昔に撮影されたもので紙焼きしか残っていないような古い写真は、プリンターや複合機などのスキャナー機能を活用して、データ化して保存しておくことをおすすめします。ネガフィルムがあれば焼き増しすることも可能ですが、フィルム自体が劣化していたり紛失していたりすることも多いので、スキャンのほうが確実でしょう。家庭用プリンターや複合機がないときは、コンビニでスキャンができますよ。スキャンしたデータは、SDカードやUSBに保存しておくと便利です。

写真整理を継続する工夫

写真整理で最も大切なのは「継続すること」といえるかもしれません。継続しないと、とたんに写真がたまってしまいます。そして写真の量が増えることで、整理するのに時間がかかり、また放置する…という悪循環に陥ってしまうのは避けたいものですね。

部屋の整理と同じく、一度にやろうとしないことが継続のコツといえるでしょう。そのためには、先に述べたように「写真整理の日」を決めるのがおすすめです。たとえば、家族で共有できるアルバムを作りたいと思った場合は「毎月1回、何時から何時の間にアルバム作りのための写真を選ぶ」というように定期的な制作時間を決めて、少しずつ整理を進めるとよいでしょう。また、プリントアウトして一時保管用の箱で保管し、ゆっくりできる休日にアルバム作成するのもよいかもしれませんね。

加えて、継続のために大切なもう1つのポイントは「楽しみながら整理していくこと」です。シールを飾ったり、言葉を添えたりと自分に合った方法で、上手に写真の整理を楽しみましょう。

アルバム作り
※イメージ写真
写真の意味や価値を生かすために整理しよう

写真は、ご自身や家族の歴史、そして大切な思い出を再確認できるツールです。また、自分や家族のベストショットに出合う喜びも生まれ、それを家族や友達と共有することで写真の価値は一層高まります。

そうした写真の価値を生かすため、自分に負担をかけない程度に少しずつ、定期的に整理していきましょう。「ものは使ってこそ価値があり、写真は見てこそ価値がある」。上手に整理収納して、すてきな写真を長く楽しんでくださいね!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。