収納ガイド

2018.02.28

Question

意外と困るズボンの収納!ズボン収納のノウハウとは?

私はパンツスタイル派です。仕事着と普段着を使い分けていることもあり、かなりの数のズボンを持っています。シワになるのもイヤなのでキレイに収納したいのですが、場所も限られており困っています。ズボンの収納にはどのような方法がありますか?

Answer

吊るす収納と畳む収納、2種類を上手く使い分けて。スペースや素材も考え、上手な方法を学びましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

着替えの際につい「ちょい置き」してしまうズボン。気づけば椅子やベッドの上に山積みになっているなんていうことはありませんか?お目当てのモノが見つからず探すのに時間がかかったり、せっかく見つけても上のモノの重みでシワになっていたり…履きたい時にすぐに履けない!というようなお悩みもよく耳にします。

このようなお悩みを解決するには、マイルールを決めるのがコツ!例えば、「洗濯したモノ」と「一度履いたモノ」の分け方、処分のタイミングなどのルールを決めると、日々快適にズボンを選んで、履いて、脱いで、しまうことができるようになるのです。今回はそのルール作りの基本となる収納法をお伝えします。

ズボンの収納には畳む収納と吊るす収納があります。素材によっては各方法の向き不向きがありますし、個人の習慣によっても合う合わないがありますので、是非ズボンの特徴を見ながら収納しやすい方法を選んでください。それでは細かく見ていきましょう。

吊るす収納とは?その手法を伝授!

吊るす収納の場合は、クローゼットを開けると全てのズボンが目に入ってきます。トップスと並べておくと、アッと言う間にコーディネートができますね。また、吊るし方にも色々あります。

ズボンハンガーに裾を挟んで吊るす方法
シワが伸びるので、スーツのスラックスなどシワになりやすいモノに最適です。シワになっている場合は霧吹きで水を吹き掛け風通しの良い場所に吊っておき、乾いてから収納してください。この方法だとズボン自体の重みで少しはシワが伸びます。

ハンガーでズボンを半分に折るように吊るす方法
ズボンが長いまま吊るせないスペースにはおすすめです。ただし、ハンガーによっては折れ目のところに線が入る場合があるので、その部分にはできるだけ丸みのあるモノを選ぶことが大切です。丸みがないハンガーでしたら、その箇所にタオルをくるっと巻いておくことで折り目防止になります。

ズボンを折って吊るせるハンガーには、端が切れているモノと切れていないモノがあります。ズボンを滑り込ませることができる「端の切れたタイプ」にはズボンを掛けやすい!ただ、収納している間にズボンが滑り落ちやすいという特徴があります。ハンガー自体は滑りにくく加工されていても、上側になっているズボンの片足部分が滑って外れてしまうことが多いのです。クローゼットの中で知らないうちにズボンがシワになっていた!なんていうこともありますので、端の切れたタイプのハンガーは滑りにくい生地のズボンを吊るすのに適しているということを覚えておきましょう。

対して「端の切れていないタイプ」には、掛けたズボンの上から軽く抑えるストッパーが付いていることが多いようです。このストッパーがあれば、ズボンが滑り落ちる心配は少ないと言えます。

吊るし方の工夫
スーツとセットになっているズボンは、上着と一緒にハンガーに掛けるとすぐにセットで取り出せます。重なっていると風通しが悪いので、着用して1日くらいは風通しのいいところに吊るしてから収納しましょう。

ハンガー以外の吊るす方法
はしごの形状をした「ラダー」にズボンを掛けるという方法もあります。ラダーを使う場合には、「魅せる収納」を目指しましょう!風通しはいいし、脱いですぐに掛けられるので面倒くさがりさんには持ってこいの方法でもあります。ただし、ズボンの上にズボンが積み重なっていくことが多々あるので、自分でそこに何枚掛けるかを決めることや、各ズボンの指定席を決めることが大切です。また、ラダー収納はホコリが付きやすいので、めったに履かないズボンよりは、よく履くモノを掛けるようにしましょう。

ラダーにS字フックを掛け、そこにベルト通しをひっ掛けて吊るすのもおすすめ。ブティックでよく見られるオシャレ度抜群の収納方法です♪ただ、ベルト通しのところに負担がかかるので柔らかい素材のズボンには不向きです。デニムなどには向いています。

畳む収納とその特徴とは?

ズボンを畳んで棚に重ねて並べると、一目で見渡せる収納になります。輪になるところを手前にすると取り出しやすくなりますし、見た目もきれいです。ただ、積み上げ過ぎには注意!取り出しにくくなって崩れてしまいます。

引き出しに収納する場合は畳み方と並べ方を考えて
畳んで引き出しに入れる場合、重ねて収納するのではなく立てて収納することをおすすめします。そうすると、引き出しを開けた時に上から見て全てが把握できる収納になります。ズボンにはシワが大敵。重ねると上のモノの重みで、よりシワになりやすくなります。

畳む時にはしっかりシワを手で伸ばしてくださいね。なお、お尻の部分を外側にして畳む方が多いようですが、お尻の部分を中にして畳むと、少しコンパクトになります。後は収納場所に合わせて、3つ折りや2つ折りにしてみましょう。

ここで、引き出しに収納する際の並べ方の工夫をご紹介しましょう。手前から奥に向けて(もしくは奥から手前に向けて)横向きにキレイに並べるのもよいのですが、これでは引き出しを全て開けるまで一番奥に収納したズボンが何かわかりません。

特に半分より奥のスペースには、横向きではなく縦向きにズボンを並べてみてください。引き出しを半分開けただけで中にあるモノ全てが見えて引き出しの中身を把握できますね!毎回引き出しを全て開けるのは面倒なものです。並べ方の工夫ひとつで、奥にあるモノを忘れたり、引き出しを全て開けては履きたいモノを探し回る、ということを避けることができます。

素材により畳むより簡単な方法も試してみては?
デニムやジャージなどシワになりにくいモノは丸めてカゴ収納してもOKです。この方法は手軽なので、子どもが自分で洋服を管理する際にも良いかもしれませんね。

ズボン着回しのコツ

いつのまにか増えてしまったズボン。そろそろ数を少なくしなくては、と思っていてもどれもなかなか手放せない…そんなことはありませんか?

どれから手放してよいかわからない時は?
ズボンがたくさんあってどれを手放していいかわからないという方は、履いたズボンを右側に戻していきます。すると左側には履いていないズボンが集まります。やがて整理をしたいと思った時には一目瞭然、左側に普段履かないものが集まっているので迷わずに「手放すモノ」が判断できますよ。

オシャレを楽しむために
逆に持っているモノを全て着回したいという方は、履く時は左から、履いたら右に戻すと決めると、手持ちのズボン全部を活用することができます。こうして色々と自分でルールを決めてオシャレを楽しんでください。

そして、一度履いたズボンはすぐに収納せずに、まずは風通しのいいところに干してから収納しましょう。次に履いたズボンを干す時には必ず既に干してあるズボンを元の場所に収納する…そんな流れを作っておくと、いつも決まった場所に履きたいモノがあるようになっていくでしょう。

いつどこで誰と会っても自分らしく、その日1日が楽しくなる「今日の私らしいコーディネート」がスムーズにできるように。収納の仕方1つで、そうした理想の姿が実現できます。その日を楽しみに、少しずつ改善していきましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1、2級認定講師、ルームスタイリスト・プロ、住宅収納スペシャリスト認定講師。「笑顔のある暮らし」の実現を目指した、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提案している。暮らしStyle代表、三児の母。