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収納ガイド

2018.03.08 更新:2019.08.26

Question

ベビー用品・関連グッズの上手な収納術とは?

待望の子どもが誕生し、忙しくも幸せな毎日です。祖父母や友人たちがたくさんのベビー用品をプレゼントしてくれました。このままでは収納場所がいくつあっても足りないので、どのように片付けたらよいか教えてください!

Answer

同時に使うモノをグループにして用途別のセットを作り、赤ちゃんのいる場所の近くに置きましょう。ベビー用品の収納にはカゴやバスケットを組み合わせると、こまごましたモノを上手に収納できます。

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

目次

ベビー用品は「まとめ方」と「置き場所」がポイント!

子育てには未知のことがたくさん。子どもがいる生活では、それまでには見ることもなかったような「初めて使うモノ」がどんどん増えていきます。これまでスッキリ暮らしていた方も、子どもの「色が多い小物」にストレスを感じたり、どんどん増えるモノに戸惑ったりするのではないでしょうか?

子どもの成長は早いものです。次々にモノが必要になる反面、あっという間に使わなくなるため、モノの定位置は、あってないようなもの。多忙な育児の間には、子どもと触れ合うことに時間を使えるように、使いやすさやしまいやすさを優先して「負担のない収納」を目指しましょう。今回は、増え続けるベビー用品を上手く片付けるコツをお伝えします。

ベビー用品
※イメージ写真

増え続けるベビー用品を片付け、かつ常に使いやすい状態に保つためには、「まとめ方」と「置き場所」がカギ。まずは、「まとめ方」を考えましょう。1日のうちで頻繁に行うお世話をするときに使っているモノを集め、まとめてグループ化します。

たとえば、オムツを替えるときに使うのは、「オムツ、おしりふき、ティッシュ、ビニール袋、オムツ替えシート・・・」と、定番アイテムがありますよね。それら一式を集めてセットにします。同じように「お着替えセット」、「お手入れセット」…と、作業ごとに小物を分けて、赤ちゃん用のセットを作ってみましょう。

用途ごとにまとめる

●お着替えセット:肌着、衣類、靴下、タオル数枚などをカゴに入れてまとめておく
●お手入れセット:綿棒、体温計、クリーム、爪切りなどを入れる
●オムツセット :オムツとおしりふき、汚れたオムツを入れる使い捨ての袋を一緒に入れる
●おもちゃセット:赤ちゃんのお気に入りのおもちゃをまとめる

これらをまとめてから、ケースに収納します。インテリアから浮かないように素材にこだわって選んでもよいのですが、100円均一ショップにも使いやすいカゴなどが多数あります。サイズや形の選択肢が豊富で、収納量に見合ったモノが見つかりますよ。

赤ちゃんのお世話がしやすい場所にまとめて置く

ベビーベッドのそば
赤ちゃんをベッドに寝かせている家では、ベビーベッドのそばや、ベッド下の空きスペースを有効に活用しましょう。オムツを替えるときは、ケースごとサッと取り出すことができます。オムツのストックと一緒に置いておけますね。

リビング&ダイニング
赤ちゃんと日中過ごしているスペースに置きます。大きめのバスケットなど、取っ手が付いているとセットを持って動きやすくなります。掃除のときにも、移動しやすいですよね。

赤ちゃんが歩けないうちはよいのですが、成長して動くようになると、手の届くところに置きっぱなしにしてあるモノは中身をすべて出されてしまったり…とイタズラされることも!成長とともに必要なモノは随時変わっていくので、置き場所や中身も変わります。いま現在において使用頻度の高いモノは、最も使いやすい位置に置いて使いましょう。

いたずらする子ども
※イメージ写真
ベビー用品を収納するときに便利なアイテム

引き出しや棚に収納する場合も、このようなセットを作ってそれぞれケースごと収納し、持ち運びできるようにしておくと便利でしょう。セット一式をまとめるときには、どのようなアイテムを使えば便利なのでしょうか?

浅めの引き出し 赤ちゃんの洋服をたたんで収納するときは、浅い引き出しを選びましょう。セットにした「カゴ」ごと入れるのもおすすめ。カゴの深さに合わせてたたみ、それが「ちょうど収まるくらいの高さ」の引き出しを使うと出し入れしやすくきれいに収納することができます。

カゴバッグ&ラタンのカゴ
インテリアの定番、ラタンのカゴはベビー用品の収納にも便利。生活感が隠せて、すっきりとまとまる他、子どもが成長しても他の用途に使えます。

ラタンのカゴ
※イメージ写真

プラスチックの大容量バスケット
いわゆる「バケツ」型のプラスチックバスケットは活用度大。洗濯物を取り込むときに使ったり、汚れもの入れや洗濯物の漬け置きにも使えます。深さのあるタイプはぬいぐるみやかさばるモノの収納にも力を発揮します。ソフトな手触りなので、赤ちゃんのいる暮らしで安心できることも人気の一因。汚れたら洗えることも魅力です。

大容量のカゴ
※イメージ写真

ポリプロピレン収納ケース
半透明の小物入れや、衣類収納用の中型ケースなど、さまざまな目的に応じて使い分けられる人気のアイテムです。細かな赤ちゃんグッズを入れるために、多くの人が使っているのではないでしょうか。シンプルながら多用途で、壁や床の色になじむので、インテリアを邪魔しない点もうれしいポイントですね。

ポリプロピレン収納ケース
※イメージ写真

キャスター付きワゴン
ホビーショップやネイルケアのお店、美容院などでも使われているキャスター付きワゴンも、育児のお助けアイテムです。たくさんの小物をまとめられる大容量にもかかわらず、部屋間の移動も可能。掃除や来客時にも、ありがたさを実感します。

カラーボックス
赤ちゃん時代は布バスケットにオムツや小物を入れて収納、少し大きくなったらおもちゃ投げ込み用、さらに成長したら絵本棚、小学生には学用品収納…と、カラーボックスは成長とともに、いつも活躍してくれます。カラーボックス専用の浅い引き出し、ぴったり合うサイズのボックスもさまざまな素材で売られているので、組み合わせて使用してみましょう。

カラーボックス
※イメージ写真

収納量が多くなるときやこまごまとしたモノが多いときには、カゴの中で迷子にならないよう、仕切りを使ったり、小さなケースを入れ子にして整理してみてください。同じ大きさのモノを揃えたり、バラついてしまうモノをまとめたり、見た目がすっきり片付くと、気分的にもかなり違ってきます。SNSで公開されている、収納上手さんのアイデアも参考にしてくださいね。

使わなくなったベビー用品の行方は?

赤ちゃんのお出かけのときに着せようと、いただき物のかわいい洋服を大事に取っておくことってありませんか?子どもはあっという間に大きくなるので、着せようと思ったときには洋服が小さくなっていて入らない!ということが多々あります。

小さくなってしまった服や、サイズアウトしたアイテムは以下の要領で3種類に分けましょう。

[ 1 ] 処分する
汚れてしまった服は下の子ども用に取っておくことなく処分しましょう。

[ 2 ] 取っておく
気に入っている思い出の服は、記念に取っておいてもよいでしょう。ただし、枚数を決めて本当に大事な品だけを選んでください。

ベビー用品
※イメージ写真

[ 3 ] 人にあげる
赤ちゃんの服は着られる時期も短いので、汚れていないままサイズアウト…も多いもの。ぜひ友人、兄弟、ママ友など、譲れる相手がいたら使ってもらいましょう。

子ども服はリサイクルの需要があるため、行き先がたくさんあります。住まいの地域とともに「赤ちゃん」「服」「リサイクル」等と検索するだけで、たくさんのお店や団体が出てきます。近隣のリサイクルショップの他、SNSやご近所ネットでも、交換や売買が盛んです。また、宅配買取サービスなら、ダンボールに詰めて送るだけ。さまざまな団体がありますが、自宅で郵送取引できるサービスは人気です。赤ちゃん連れで荷物の多い外出は大変なので、育児中にはありがたいですよね。

ベビーカーやベビーベッドは?
ベビーカーやベビーベッドなどの大きなモノは購入を迷う人も多いのではないでしょうか。置いておくスペースや生活スタイルを考慮して、レンタル用品なども上手に活用するとよいでしょう。

ベビーカー
※イメージ写真

「とりあえず」の収納ボックスもアリ!
すぐに処分する決心がつかないとき、使う頻度が減ったのに部屋の場所を取ってしまっているとき。いま第一線で活躍しているアイテムではない場合は、とりあえずの手段として紙製の収納ボックスやフタ付きのカゴなどに入れて、クローゼットや押し入れに移動することも考えましょう。

ふと気がつくと、とっくに使わなくなっていたが気付かなかった、場所だけ取ってしまっている・・・ということも育児中にはよくあります。あとから整理する、という気分的なピリオドを打って片付けてしまうと、スッキリとした部屋になります。

大切なのは、「1年使わなかったら見直す」などのルールを決めること。取っておいたこと自体を忘れてしまうことは避けなければなりません。

収納ボックス
※イメージ写真
ベビー用品は厳選して買って、フレキシブルに収納する

ベビー用品は小さくてかわいくて、ついたくさん欲しくなりますよね。そのため、自分で買ったり他人からもらったりして、どんどん家の中に増える傾向にあります。でも、子どもが「赤ちゃん」でいる時期はほんの少しの間。「ベビー用」とされる家具などは、使う期間が限られていることを考えると実は必要ないのかもしれません。

子どもが育つということは、これから確実にさまざまな品が増えていくということです。家がモノで溢れかえらないように、本当に必要なモノを厳選して、選んでください。

また、今は欠かせない必需品も、成長とともに次々と使わなくなり、必要なモノも常に変わっていくもの。収納もそれに合わせて見直し、中身を入れ替えます。思い出の詰まったモノなので、さみしい気持ちも芽生えますが、不要なモノは少しずつでも区切りをつけて整理していきましょう。

人は持ちものが少ない方が、それらを大事に扱う傾向にあるそうです。少し先のことを考えながら、子どもにとって本当に必要なモノを厳選し、「モノを大切に使っていくこと」を教えてあげてほしいと思います。

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀

整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1、2級認定講師、ルームスタイリスト・プロ、住宅収納スペシャリスト認定講師。「笑顔のある暮らし」の実現を目指した、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提案している。暮らしStyle代表、三児の母。
HP:http://kurashi-style.net/