マンション購入ガイド

2018.04.27

Question

東西線沿線でのマンション購入、東西線沿線の魅力とは?

都心にアクセスしやすい沿線でマンション購入を検討しているのですが、物件を探しているうちに「東西線」という案が出てきました。私も主人も東西線で暮らした経験がなく、あまり詳しくありません。マンション購入するという視点で東西阿泉沿線の魅力について教えてください。

Answer

東西線は都心部にも開発住宅地にも繋がっており、住みたい沿線環境を様々な角度から選択できる路線です。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

目次

アクセスがよく、利便性も高い東西線沿線地域

マンション購入をする際、多くの方が通勤通学の便を重視するとされています。忙しい朝、職場や学校まで同じ沿線1本で行けると楽ですよね。
今回は、東西線沿線にスポットを当て、街の魅力について迫っていきます!

都心へのアクセス良好で利便性が高い
東西線は東京の都心部を文字通り東西に走っており、中野駅から西船橋駅(途中東陽町から西船橋までの間は快速運転)を結んでいます。東京メトロ各線の中で1日の平均輸送人員数が最も多く、2016年の1日平均は143.0万人。因みに2位は丸の内線で131.6万人、3位が千代田線の121.1万人と次いでおり、東西線は多くの方に利用されていることが分かります。

大手町、日本橋など都心部と繋がっており、東京メトロと都営地下鉄を合わせた地下鉄13路線のうち、副都心線を除く全ての路線と接続しています。加えて、中央・総武線、山手線とも乗り換え可能。快速に乗車すれば、西船橋からでも大手町まで32分。大手町から最も遠い各駅停車駅の原木中山駅からも朝の通勤時間帯で乗車35分とかなり利便性が高いといえますね。

東西線沿線は住環境が整っている
東西線の利便性の良さについてご説明いたしました。しかし、実際に住むとなれば利便性だけでは物足りません。ここからは、東西線沿線の住環境について見ていきましょう。

東西線沿線は、都心部から荒川を渡ると比較的新しい開発された住宅地を通っており、葛西駅や西葛西駅、浦安駅、行徳駅、南行徳駅などはきれいに区画整理された街並みとなっています。これらの住宅地はまだまだ発展していく余地も多く、都心への利便性だけでなく、休日の暮らしを豊かにしてくれる施設も充実した住環境にある沿線です。

東西線おすすめスポット紹介
都心への利便性と充実した住環境が魅力の東西線沿線。しかし、東西線沿線の魅力は都心へのアクセスだけではありません。沿線駅から程近くに人気のレジャースポットが点在していることも魅力の1つ。
例えば、浦安駅からは有名テーマパークへ、葛西駅や西葛西駅からは葛西臨海公園へと首都圏でも人気の高いレジャースポットへ気軽に行くことができます。また、西葛西駅からは隠れた人気スポットである江戸川区自然動物園があり、小さなお子様のいる家族にはうってつけの場所ですね。

さらに、神楽坂や日本橋は、都心に近いながらも江戸時代からの風情を残しつつ現代感覚と融合した街で、年齢を問わず人気があります。その他、竹橋駅の最寄りには東京国立近代美術館などの人気文化施設もあるんですよ。

東西線主要地区、江戸川区の魅力とは?

ここまで、東西線沿線の魅力についてお話ししてきました。続いては、東西線にかかる街の魅力についてご紹介しましょう。

自然が豊かな江戸川区
東西線が通る行政区の1つ、江戸川区の魅力は水と緑が豊かな点。江戸川区は東京23区内で最も「公園面積」(葛西海浜公園を除いた区内にある公園の面積の合計)が広く、約360万㎡にも及びます。また、海と川に囲まれた区の地理的特性もあり、親水公園や親水緑道も多いのが特徴です。

子育て支援に積極的
区として子育て支援に積極的に取り組む江戸川区。区独自の施策として「乳児養育手当」「負担軽減補助」など経済的な支援だけでなく、「すくすくスクール」事業(学童クラブの強化)、「保育ママ制度」(0歳児の預り)といった事業も行っています。

こうした施策の効果もあり、2014年の転入者は30歳代以下で78%、40歳代以下で90%と若い世代の転入が多くなっています。こうした状況から2015年の「年少人口率(0~14歳)」が13.73%、2013年の「合計特殊出生率」は1.45と、ともに23区内トップ、2015年の「平均年齢」は42.83歳と同3位となっています。こうしたデータを見るだけでも、子育て世代に支持されている区であることが分かりますね。(※1)

東西線主要地区、江東区の魅力とは?

東西線が通る行政区としてもう1つ、江東区の魅力も見てみましょう。江東区も23区内では江戸川区に次いで区内の公園面積が広い区となっており、緑豊かな行政区といえます。そして、江東区も江戸川区と同様、若い子育て世代に向けた施策に力を入れています。

子育て世代を応援!
江東区では、「平成31年度までに保育所の待機児童ゼロを目標に延長保育を実施する保育園を122園まで増やす」という施策を掲げているほか、江戸川区と同様に「認可外保育施設に入所されている方への補助金」「私立幼稚園等保護者補助金」といった助成金も支給しています。また、妊娠中の女性に対する「妊娠高血圧症候群等の医療費助成」といったものから、江東区独自の奨学資金貸付なども用意しているようです。

これらの施策もあり、2015年の「年少人口率(0~14歳)」は12.66%で23区内2位、2013年の「合計特殊出生率」は1.33で同3位となっており、若い子育て世代が多いことが数字にも表れています。(※2)

なお同区内には都内人気レジャースポットがたくさんあり、お台場(ヴィーナスフォート、ダイバーシティ東京他)、東京ビッグサイト、キッザニア東京、有明テニスの森公園、ららぽーと豊洲など、休日を過ごす施設に困りませんね。

東京隣接の東西線沿線、浦安市・市川市の魅力とは?

東京都に隣接する浦安市も東西線沿線。浦安市内では、リゾート化の開発も盛んで、ベイエリアには2016年12月に開業した「ラ・ジェント・ホテル東京ベイ」や2019年開業予定の「ハイアットプレイス東京ベイ」など、リゾート型ホテルの開発が進んでいます。

開発の進む浦安市
なお、東西線浦安駅周辺の開発も2007年3月に「浦安駅周辺まちづくり取り組み方針」が策定されており、今後、車やバス、歩行者の導線を安全かつスムーズになるよう配慮した街づくりが計画されているようです。

財政に恵まれた浦安市
浦安市は市の財政が非常に恵まれており、総務省が公表している数値が高ければ高いほど財源に余裕のある自治体となる「財政力指数」では、浦安市は同率5位の1.52となっています。(平成28年度版掲載)因みに同数値は首都圏1都3県においてはトップで、同じく首都圏では東京都武蔵野市が1.49、神奈川県箱根町が1.41という数値で次いでいます。(※3)

東西線の南行徳駅から原木中山駅は市川市にあります。駅周辺は比較的新しい住宅地で、地図で見ても分かるほどきれいに区画整理された地域となっています。派手さはないといえますが、駅周辺には公園が点在し、必要十分な商業施設が各駅周辺にあるので、落ち着いた街で非常に暮らしやすい環境にあります。

東西線の人気の秘密はベッドタウンと都心を短い距離で繋いでいること。その一方で、沿線には国内でも指折りのリゾート施設を抱えており、平日の利便性(都心に近く通勤・通学などのアクセスに優れた点)と休日と利便性(リゾート環境も目の前という恵まれた点)を兼ね備えた魅力ある沿線だといえますね!

※1,2出典:江戸川区の子育て施策
(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/sousei/meeting/chiiki-shoshika/h27-10-22-siryou3.pdf)
※3出典:平成28年度地方公共団体の主要財政指標一覧
(http://www.soumu.go.jp/iken/zaisei/H28_chiho.html)

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。