収納ガイド

2018.06.19

Question

シチュエーションに応じてアクセサリーを選びやすくする工夫とは?

アクセサリーが大好きでたくさん持っているのですが、収納には一苦労。ファッションに合わせて選びたいのに、出かける前の時間が足りなくて探し出せなかったり、大切にしまっておいたはずの大事なピアスがみつからなかったり…。持っているアクセサリーをうまく活用するための上手な収納方法を教えてください。

Answer

小さなものが多いアクセサリーは、なくしたり絡まったりしないように、個別に仕切って収納することがポイント。普段使いのものは使い勝手を優先した収納に。また、高価なものは安全な場所に丁寧に収納を。つい気軽に買ってしまいがちな分、使っていないアクセサリーは整理することも大切ですよ。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

アクセサリーの特徴

アクセサリーは、ネックレス・ピアス・イヤリングに指輪など、ざっと挙げただけでもいろいろな種類がありますね。いずれも、「小さくてなくしやすい」「形やサイズがバラバラで絡まりやすい」といった、収納にはちょっと難しい特徴があります。

ですが、小さくてかさばらないからこそ、購入する前に収納のことをいちいち考えないのでは?そのため、つい気軽に買って増やしがちな上、使わなくなっても「小さいし邪魔にならないから、とりあえず置いておこう」という気持ちが生まれ、捨てられない…ということが多くなってしまうわけです。

たくさんのアクセサリーをごちゃごちゃにしまい込んでいると、「これをつけたい」と思ったものがなかなか見つからなかったり、チェーンが絡まって使えなかったりと、身支度のタイムロスに。一目で何があるかわかりやすく、さっと取り出してすぐつけられるような、機能的で美しいアクセサリー収納を目指しましょう!

アクセサリー収納のコツ

「アクセサリーの収納」を考えたとき、どんな収納にしたいと思いますか?たとえば…。
・毎日のファッションに合わせて選びやすい収納にしたい
・おしゃれな「見せる収納」にしたい
このほかにも、いろいろな希望があるかもしれません。ですが、どの場合もまず大切なポイントは次のとおりです。
・出し入れしやすい
・目的のものがすぐに見つかる
・アクセサリー同士が絡まない
以上を踏まえて、さっそく収納の準備を進めていきましょう。

収納の手順は、整理→分類→場所決め!
アクセサリーの場合も、「収納する前に整理・分類する」という手順は、ほかと同じです。まずは、整理の基本「全部出し」から始めましょう。

全部出しとは、ものをすべて取り出し、平たく広げて並べ、見えるようにしながら整理・分類を進めていく方法です。
・どんなシチュエーションで使うのか?
・手持ちの洋服に合うか?
・似たようなアクセサリーは持っていないか?
といった視点で、並べた中から使っているものを選び出していきます。このとき、「どのようなデザイン・色のアクセサリーが自分には最も似合うのか」を知っておくと、納得した整理を進める助けになるでしょう。

整理ができたら、次は分類です。ネックレス、指輪といったアイテム別に分けるほか、普段使いとそうでないものなど、シチュエーション別に分けるのもおすすめ。

分類したら、その分類ごとに収納場所を決めましょう。収納場所は、クローゼットの引き出しのほか、扉の裏側にフックを取り付けて吊るすなど、壁を使って収納する方法もあります。また、鏡のある場所の近くなら、アクセサリーをつけるときに便利です。

いずれの収納場所も、アクセサリー同士が絡まないように「個別に仕切る」ということが重要なポイントです。

普段使いのアクセサリーの収納方法

普段使いのアクセサリーは、使用頻度が特に高いものです。出し入れのしやすさ、使い勝手のよさを優先して、収納場所や収納方法を考えましょう。

普段使いのアクセサリー収納に使えるグッズ
指輪やピアス・イヤリングなどの小さなものは、ケースや引き出しに収納するのがおすすめです。

ケースの場合は、100均や雑貨店などで小さめの収納ケースを探してみてください。繊細な素材のアクセサリーには、中がベロア地のものを選んだり、ハンカチなどの布を敷いたりといった、傷つけない工夫も必要です。メラミンスポンジをカットしてクッション代わりにする方法が紹介されていることがありますが、アクセサリーの素材によっては傷ついてしまう恐れもあるので、事前によく確かめて。ほか、中に仕切りがついているケースなら、アクセサリーを袋などで小分けせずにそのまま収納できるので便利です。

ネックレスなど長く絡まりやすいものは、引き出し・ケースに個別に入れるほか、「吊るす収納」が絡まりにくくおすすめです。たとえば、洗面台の近くの収納扉の裏にフックを取りつければ、ネックレスをかける場所ができます。フックは、裏に粘着シールのついたものが100均などで手に入りますが、よりおしゃれに見せるならネックレス専用の小さなコートハンガーのようなものを雑貨店などで探すのもおすすめ。

扉の開閉時にネックレスが扉に当たって気になる場合は、扉裏にクッションシートを貼るか、かわりに発泡スチロールやコルク製のボードに布を貼り、その上にピンを刺してネックレスをかけるものを作ってもいいですね。

いずれの場合も、アクセサリーを吊り下げる位置は腰上から目線くらいの高さにしておくと、立ったままつけ外しができるので便利です。

毎日使うものを収納するには?
毎日使うアクセサリーは、引き出しやケースにわざわざしまわず、「外す場所」の近くにおしゃれなトレーを置いて入れておく、という方法もあります。たとえば指輪なら、水仕事の前や入浴前に外す場合が多いので、キッチンや洗面所の近くにトレーを置いておくと便利ですね。

あるいは、腕時計などと一緒に、「帰宅してから外すまでに歩く場所」の近くにトレーを置いてもよいでしょう。玄関の姿見の前など、置きやすく忘れにくい場所を検討してみてください。ただし、毎日使うアクセサリーの中でも、ネックレスはどうしてもほかのアクセサリーと絡まりやすいので、個別に仕切るか、専用のトレーを用意しましょう。

高価なアクセサリーの収納方法は?

普段使いのアクセサリーに対して、貴金属を含む高価なアクセサリーの収納は、「丁寧に保管すること」が重要なポイントになります。

購入したときのケースでそのまま個別に保管してもかまいませんが、「かさばる」「中に何が入っていたか忘れてしまう」という場合は、複数のアクセサリーを収められるケースにまとめて入れてもよいでしょう。その場合は、ベロア素材などでクッション付きになっている、アクセサリー専用のケースを選んでください。

収納場所は、傷つきにくく安全な場所がベスト。扉の裏など衝撃の多い所、万が一の盗難に遭いやすい場所は避けましょう。また、冠婚葬祭で身につけるものは、礼服の近くにまとめて収納するのもおすすめです。

アクセサリーの種類・シチュエーション別にさまざまな収納方法をご紹介しましたが、どれが一番取り入れやすく、自分のライフスタイルに合っているかを考えて、ピンときたものを実践してみてくださいね。数を増やしすぎないよう、定期的にチェックすることも大切ですよ!

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。