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収納ガイド

2018.05.30 更新:2019.06.18

Question

お風呂収納のコツとは?

家族それぞれのシャンプーやタオルなど、モノが多いお風呂場。人目につかないぶん散らかしっぱなしで、お掃除も大変…。すっきり清潔なお風呂場をキープするには、どうすればいいでしょうか?

Answer

お風呂収納は直置きを避けて、風通しがよくお掃除もしやすい「かける・吊るす収納」を活用しましょう。シャンプー類は、家族で共用できるモノがあれば容器の数を減らせますよ。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

目次

お風呂って、どういう所?

お風呂場は毎日必ず使う場所ですが、収納についてどんな工夫をされていますか?基本的には家族しか使わない場所ですし、来客時に見られることもほぼないので、つい後回しにしてしまっているかもしれませんね。

ですが、お風呂場は毎日の疲れを癒し、家族みんながリラックスする大切な場所。だからこそ、普段から清潔にしておきたい場所です。

そんなお風呂場には、狭い空間にいろいろなモノが収納されています。

・シャンプー、リンス
・ボディソープ(石けん)
・洗顔アイテム
・タオル
・掃除用の洗剤

この他、石けん置き、お風呂用の椅子や桶などの雑貨もあります。さらに、小さな子どもがいれば子ども用のおもちゃも加わるかもしれません。こんな風に、お風呂で使うモノはたくさんあるので、清潔にしたい場所なのに掃除は大変になりがち…というのもわかります。ただし、お風呂場の中にシャンプーや洗剤のストックを置くことは少ないですし、モノ自体のジャンルは限定されているので、コツさえ押さえれば、浴室の整理・収納は意外に簡単ですよ!

明るく清潔感のあるお風呂の写真
※イメージ写真
お風呂収納のポイントはこれ!

限られたスペースである、お風呂収納のポイントは次の3つです。

・モノの種類を減らし、数を少なく
お風呂に置くモノをなるべく少なくするには、種類を減らすことが有効です。シャンプーや洗顔料などを、何種類も置いていませんか?

・狭いスペースを有効活用して、収納力をアップ
棚や壁面を上手に利用して、収納力を上げましょう。

・水気を乾かす工夫をして、掃除がしやすい環境をつくる
清潔を保つために欠かせないのが、カビが発生しにくい工夫。直置きのかわりに、「かける・吊るす収納」を活用します。

以上のポイントを踏まえ、すっきり清潔なお風呂を目指して整理・収納を始めましょう!

サクサク片付く、お風呂整理の手順

お風呂収納のポイントの中でも、最も大切なのは「モノをなるべく少なくすること」。整理がスムーズに進む手順をご紹介します。

「全部出し」でモノを減らす
まず必要なのは、モノを整理すること。整理の基本「全部出し」から始めましょう。「全部出し」といっても、お風呂ではすでにモノが見えるように配置されていることが多いのですが、それらを平たく広げて並べ、一度に見えるようにすることが大切なのです。こうしてみると、意外にモノを持ちすぎていることがわかったり、「種類を減らせるかも?」と気づくこともできたりするからです。

全部出しをしたら、使っていないモノから処分しましょう。活躍していない掃除道具、増えてしまったソープ類などはありませんか?中身が少なくなった洗剤は、この機に詰め替えを。

また、「モノの種類を減らす」ということも考えてみましょう。家族ばらばらに使っているシャンプー・リンスやボディソープ類、タオル類のうち、ほかの家族と共用できるモノはありませんか?たとえば、家族で一番肌のデリケートな人(子どもなど)にボディソープや洗顔料を合わせることで、容器の数が大幅に減らせるケースもあります。

ラックに置かれた詰め替えボトル

容器の数が減れば、写真のような小さめのコーナーラックなどに収納することも可能です。こうすることで浴室のスペースを奪うことなく、コンパクトにモノをまとめることができます。

さらに、頻繁に使わないモノ・数が多すぎるモノは、お風呂場の外で保管してもよいでしょう。たとえば、お風呂場でズックを洗うときだけ使う洗剤や、家族それぞれのシャンプーなどは、別の収納場所を確保して移動します。「外に場所を作るのが大変なので、掃除のときだけ片付けられればいい」という場合は、掃除のたびに容器類を外に出せるように、カゴなどにまとめておくと楽に動かせますよ。

お風呂収納は「かける・吊るす」
モノを絞り込んだら、次は収納です。洗い場と浴槽側などでエリアを区切り、モノのジャンルごとに分けて収納するのがポイント。たとえば、体を洗うボディソープと掃除用の洗剤を近くにまとめて置いて、家族が取り間違えてしまった…ということがないように、きちんと分けましょう。

収納方法は、基本的には直置きを避け、「かける・吊るす収納」を活用します。掃除がしやすく、カビの発生も防げますよ。

マグネットフックで吊り下げた掃除用具

マグネットをくっつけられる壁なら、マグネットフックを取り付けることも可能です。ただし、湿度の高い場所なのでサビには要注意。気になる場合は、マグネットをラップで包むなどの工夫をしてみましょう。

タオルハンガーにS字フックで吊り下げたお風呂グッズ
S字フックで吊り下げたおもちゃなど

おすすめの収納グッズは、S字フック。写真のようにタオルハンガーパイプにかけて使いましょう。子どものおもちゃなど細々としたモノを収納する場合は、洗濯ネットのようなメッシュの袋や、100円均一ショップなどで扱われている吊り下げ式のプラスチックカゴなどに入れてフックにかけると楽ですよ。

お風呂で使うアイテム別収納方法をご紹介!

シャンプーやリンス、ボディソープ…。こうしたアイテムは、新しく買い替えるたびに形が変わるため、ラックにうまく収納できない、という声をよく聞きます。お風呂場に必要なアイテムをきれいに収納できる、DIY的収納術をお伝えしましょう。

・シャンプー、リンス
買ったままシャンプー、リンスを直置きにしていませんか?長時間、直置きにすると底にカビが発生することも!お掃除を楽にするためにも、直置きを避けることをおすすめします。

シャンプー、リンスなどをステンレス製のカゴに入れ、タオルバーにS字フックをかけて吊るしたり、底がつかないステンレスのラックを用意して収納するとよいでしょう。

しかし、シャンプー、リンスなどを新しく買い替えるたびに、形が楕円形や円形になったりと、バラつきが出て、用意したカゴやラックに収納できないことも…。そうした事態を防ぐために、カゴやラックの大きさにフィットするシャンプー、リンス、ボディーソープ用の詰め替えボトルを用意します。モノトーンの四角いシンプルなボトルにシャンプー、リンス、ボディソープを移し替えて収納するだけで、お風呂場がスッキリしておしゃれになりますよ。

・石けん
横置きタイプの石けん置きは水が溜まって、石鹸がすぐに溶けてしまいがち。吸盤付きの石けん置きを壁につけ、そこに石けんをくっつけておけば、水切れもよく、乾きも早く、清潔です。また、貼り付ける高さを変えれば、立ってシャワーを浴びるときなど使いやすくなるかもしれません。家族と相談して調整するとよいですね。

・スポンジ
ボディ用のスポンジを直置きするとカビが生えたりしがちです。タオルバーにS字フックをかけ、スポンジを吊るしましょう。乾燥が早く、衛生的です。

・掃除用アイテム
掃除用のアイテムは同じ場所に収納するようにします。例えば、突っ張り棒を窓枠につけ、S字フックにブラシや掃除用のスポンジなどを吊るしておくのもよいアイデアです。 また、小さめのプラスチック製のカゴに洗剤やスポンジを入れ、タオルバーの横にひっかけておくのもいいでしょう。

・おもちゃ
子どものおもちゃはメッシュの袋に入れて吊るしておくのもよいですが、ステンレス製などの小さなカゴも機能的。子どもが自分でおもちゃを出したり、片付けたりできるため、おすすめです。

お風呂の整理をして気持ちよく過ごす

他人に見られることの少ないお風呂は、整理・収納の優先順位が低くなってしまいがちですが、毎日のリラックスに欠かせない場所。整理・収納を徹底的に行うことで、すっきりしたインテリアになるだけでなく、清潔を保つための掃除が楽に行えます。疲れを癒して、気持ちのいいバスタイムを過ごすために、また家事効率化のために、ぜひお風呂の整理に取り組んでみてくださいね。特に、梅雨シーズンの防カビ対策にもおすすめです!

(撮影協力:今井 知加)

情報提供:整理収納アドバイザー MakeLife+Consulting代表 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。
HP:http://yutorijikan.blog.jp/