収納ガイド

2018.06.28

Question

まな板はしまう?しまわない?まな板収納のアイデアとは?

まな板の置き場所に悩んでいます。しょっちゅう使うから出しっぱなしにしてもいいけれど、生活感が出てしまうのがやっぱり気になる…。使いやすくて見た目も納得できる収納方法って、ありませんか?

Answer

家庭での使用頻度に合わせて、「しまう」「しまわない」を決めましょう。しまう場合は、調理時の動線を考えて置き場所を決めます。しまわない場合は、デザインにちょっぴりこだわると空間に統一感が出ますよ。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

みんな困ってる!?まな板の収納

まな板は、キッチン用品の中でも特によく使う道具の1つです。毎日何度も使うので出し入れの回数が多い一方、「意外に大きく場所をとる」という難点も。しかも、野菜用と肉用などで複数枚お持ちの方も多く、キッチンで乱雑に出しっぱなしにしていると、空間に生活感が出て垢ぬけない印象になってしまいがちです。

また、保管方法によっては雑菌などが繁殖する場合があり、衛生的にも「どこにしまうのが正解なの?」と、収納にお困りの方も多いのではないでしょうか?

衛生的に、かつ、見た目にもすっきりと片付くまな板収納のポイントを押さえていきましょう!

まな板の特徴と、収納時のチェックポイント

「まな板」とひとことで言っても、種類は意外にいろいろあるもの。まずはまな板の種類とそれぞれの特徴を知って、収納方法が「自分のライフスタイルに合っているか」を見直すことから始めましょう。

まな板の種類と特徴
[木製]
・食材がすべりにくく切りやすい
・刃当たりが柔らかく、包丁や手への負担が少ない
・木の風合いがインテリアにもなる
・乾きにくくカビが生じやすい
・一般的な寿命は6~7年

[プラスチック製]
・臭いがつきにくい
・乾きやすくカビが生えにくい
・カラフルなかわいいデザインも豊富
・食材がすべりやすい
・刃当たりが強く、包丁が傷みやすく手への負担も大きい
・熱や油に弱い
・一般的な寿命は1~2年

引き出しを上手に使いこなす方法
それでは、うまく使えない原因を解決して、引き出しを100%使いこなす方法をお教えしましょう。

[ゴム製]
・弾力があって傷つきにくく衛生的
・乾きやすくカビが生えにくい
・刃当たりが柔らかく、包丁や手への負担が少ない
・ゴムの臭いが気になることがある
・重い

こうした素材の特徴に加え、「穴が開いている」「折りたためる」といった仕様になっているものもあります。

また、サイズももちろん重要なポイント。キッチンの作業台で作業しやすく、シンクで洗いやすいサイズであるかどうかを確かめ、ご自宅のキッチンに合ったものを使いましょう。

まな板は、大きく割れたり欠けたりしない限り、捨てどきが難しいもの。ですが、使い勝手や衛生面から見て、古くなって黒カビが生えていたり、使い心地が悪く使っていないまな板は、整理することをおすすめします。必要な分だけを厳選することが、すっきりしたキッチンへの大きな第一歩です!

まな板収納時のチェックポイント
まな板を収納するとき最も重要なことは、「雑菌の繁殖を防ぐためにしっかりと乾燥させる」ということです。いくら生活感を出したくないからといって、生乾きのまな板を引き出しなどに収納すると、雑菌が繁殖し、食中毒などを引き起こす原因にもなりかねません。風通しのよい場所に置いてしっかり乾燥させましょう。

置くときは直置きを避け、専用のまな板スタンドを使用したり、S字フックを使って吊るすようにします。吊るしたい場合は、まな板も穴の開いたタイプを選ぶ必要がありますね。

しっかりと乾かしたら収納できるようになりますが、日に何度も使うという方は「出しっぱなし」、いわゆる「見せる収納」にすると、ワンアクションで取り出せて使いやすいはず。

でも、「なるべく生活感を出したくない」「キッチンの見た目をすっきりさせたい」という方なら、やはり収納するのがおすすめです。

それでは、「出しっぱなし派」「しまう派」それぞれの具体的な収納方法について、次にご紹介しましょう。

すっきり解決!まな板収納のアイディア

収納する場合、出しっぱなしの場合、それぞれのポイントとは何でしょうか?

まな板の収納場所と収納方法
あなたは調理するとき、まな板を「どこで」「何と一緒に」使いますか?ほとんどの場合は、シンクで包丁と一緒に使うことが多いのではないでしょうか。人によっては、まな板を使い分けたり、作るものによって「水で流す」「そのまま作業台に出す」と順序が変わったりもするでしょう。

以上の2点を考えると、「自分が調理する動線に合わせた場所に収納すること」が理にかなった収納といえます。たとえば、シンク下の引き出しに包丁が収納されている場合、そこにまな板もあれば、あっちの扉やこっちの扉を開ける必要がなくなりますよね!

収納時のポイントとしては、まな板は自立しないので、市販のスタンドやファイルボックスなどを使って立てて収納し、見やすく・取り出しやすくすることです。

観音開きタイプのキッチンでも、同様に仕切りスタンドなどを使って立てて収納すると、見やすく取り出しやすくなります。また、扉の裏に簡単なDIYでスタンドなどを取り付け、そこに立てて収納するというアイディアもあります。

まな板を外に置く方法
1日に何度も調理するご家庭では、思い切って出しっぱなしにする「見せる収納」がおすすめ。そのほうが乾きやすく衛生的でもありますし、すぐに使えて便利です。使用頻度の高いものは、ワンアクションで取り出せることが理想的なのです。

出しっぱなしといっても直置きはせず、専用のまな板スタンドなどに立てましょう。利き手で取りやすい場所を定位置にすると、使いやすくなります。

吊戸棚のあるご家庭なら、吊戸棚の下に取り付ければまな板を収納できる専用ホルダーなども販売されているので、こうしたものを利用するのもよいでしょう。また、吊戸棚や壁際にフックをつけて、吊るす収納も水切れがよくおすすめです。

いずれにしても、出しっぱなしの収納は常に見える状態なので、まな板のデザインには少しこだわって。ナチュラル系のおしゃれな木製カッティングボードのほか、最近ではモノトーン系のモダンクールな黒いまな板なども販売されているので、空間の雰囲気に合わせて統一感を持たせると素敵ですね。

また、来客のときだけは一時的にしまえるように、引き出しや棚のあまり使わないスペースに、まな板一時保管用のファイルボックスなどを置いておくと安心。理想の収納は、スペースに対して7~8割の量です。常に少し余裕を持たせておけば、こうした普段出しっぱなしのものをサッとしまえる場所を生み出せますよ。

普段の使いやすさを引き出す、出し方としまい方はキッチン全体を見て考えるのがコツ。すると、1つのものの収納が、全体の使いやすさに繋がります。お気に入りのまな板をいつまでも気持ちよく使うためには、使ったら小まめに洗い、しっかりと立てて乾燥させ、素材に合った消毒などを定期的に行うお手入れも忘れずに。衛生面の安全も保ちながら、すっきりと収納しましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。