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収納ガイド

2018.10.24 更新日:2019.02.21

Question

リモコンはこうやって収納しよう!収納術と簡単アイデアをご紹介

我が家でのリモコンの片付けに困っています。テレビのチャンネルを変えようとしても、すぐにリモコンが見つからないことが多く、イライラしてしまいます。家族で使うモノが多いので、どこに何のリモコンがあるのかわからなくなってしまうのを、どうにかしたいです。リモコン収納のコツなどがあれば、教えてください。

Answer

必要なときに見つからないなどのリモコンに関する悩みは、片付けの仕組みづくりで改善できます。家族でリモコン収納のルールを決めて収納グッズを上手に利用することで日々の生活も楽になります。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

リモコン収納のよくある悩みって?

自分の家にどれくらいの数のリモコンがあるか、把握はしていますか?テレビのリモコンに始まり、DVDやブルーレイプレーヤーのリモコン、エアコンやオーディオ機器、ゲーム機、扇風機まで。日常で使う家電には、必ずといっていいほどリモコンが付属していますね。

その種類や数も多くなりがちで、これらリモコンの収納がうまくいっていないと、使いたいときにサッと取り出せず、リモコンを探す事から始めなければいけません。まずはリモコンを使ううえで、よくある悩みを挙げてみましょう。

テーブルに置かれたリモコンと家族を模した木製人形
※イメージ写真

必要なときにすぐに見つからない
テレビのチャンネルを変えようと思ったら、リモコンが見当たらない。さっきまでテーブルに置いておいたのに、どこにいってしまったのだろう?必要なときにすぐに見つからないこと、ありますよね。

リモコンは家族全員が使ううえ、一日の中でも使用頻度が高いモノ。出しっ放しにしてしまうとほかのモノにまぎれて見失いがちです。

リモコンが散乱し、生活感が出てしまう
たくさんのリモコンを所有していると抱えるもう1つの悩みは、リモコンが多すぎて散らかってしまい、部屋に生活感が出てしまうこと。日常的にリモコンを片付ける習慣がないと、来客があったときは慌てふためく状況になりがち。

リモコンの収納を怠ってしまうと、使いたいときに見つからないだけでなく、部屋の見た目にも影響してしまうのです!

まずはリモコンの種類と数を把握することから
リモコンの収納に取り組む前に、まずは自分の家に、どれくらいのリモコンがあり、どこで使用するのかを把握しておきましょう。リモコンの種類はどれくらいあるか、数はいくつか、赤外線の届く範囲か、事前に知っておくことができれば、これから収納に取り組むときも、どのような収納グッズが有効に使えるかが、わかりやすくなります。

リモコンの収納方法は?アイデアをご紹介

リモコンを収納するための具体的な方法には、どのようなものがあるのでしょうか?ここでは収納グッズを用いた具体的な収納術と、簡単アイデアをご紹介します。

 カゴにいれた数種類のリモコン
※イメージ写真

リモコン専用収納ケースを利用
リモコン専用の収納ケースを使うことで、リモコンにも定位置を決めることができます。最近ではインテリアショップだけではなく、雑貨店、100円均一ショップでも見かけるようになったリモコン専用の収納ケース。ケースの中もいくつかの仕切りが用意されていて、複数のリモコンを1か所にまとめておけるタイプが主流です。

素材がプラスチックのシンプルなモノから、皮張りの本格的なモノ、金属製のラックや、木で編んだカゴタイプのモノまで、種類も豊富でおしゃれなケースが多いのも魅力です。来客の際もおしゃれなリモコンラックを使えば、キレイな見せる収納を実現できます。

基本的にはケースやラックにリモコンを入れるだけなので、自分以外の家族にも片付けの習慣が身に付きやすく、またリモコンを探すというムダな時間が発生しないので、まさに一石二鳥の手軽なおすすめの収納方法となります。

壁に掛けて収納
100円均一ショップなどで揃うウォールポケットを使って、壁に掛けて収納する方法もあります。壁を収納スペースとして利用することで、テーブルが収納ケースやラックで埋まることがなく、部屋がスッキリ見えるのが魅力。

市販のウォールポケットで気に入るデザインがなければ、DIYで作ってしまうのもおすすめです。100円均一ショップでワイヤーネットなどを調達すれば、簡単に自分だけの壁掛け収納を作ることができます。部屋をオシャレに見せるために、インテリアとしても映える壁掛けを用意してみるのもよいかもしれませんね。この時1点注意していただきたいのは、リモコン以外は入れないということです。DMやボールペン、耳かきなどつい入れてしまいがちですが、見た目のごちゃつき感から収納が崩れてしまうので、シンプルにリモコンだけと決めて見た目のキレイさも保つように心掛けましょう。

ソファのひじ掛けを利用
テレビのリモコン、扇風機やエアコンなどは特に、部屋のリビングで使うことが多いのではないでしょうか。リビングにソファがある家庭であれば、ソファのひじ掛けを収納スペースとして利用しひじ掛け部分に引っ掛けるタイプの収納グッズを利用すれば、くつろいだままリモコンを操作することもできます。散らかる原因はせっかく収納場所を決めても面倒で戻しにくい…ということがあります。「使う場所に戻しやすい収納」を作ることも片付けやすい家づくりの基本です。

ひじ掛けに引っ掛ける収納グッズは、たいていは布製など柔らかい素材のモノが多いので、いろいろな形のソファにフィットしやすいという利点があります。

リモコン収納のコツって?意識するべき3つのポイント

便利な収納グッズをただ取り入れるだけでは、使い勝手のよい収納が作れるわけではありません。モノが見つけやすくそして取り出しやすくて、使った後はサッと元に戻す事ができる収納であれば、リバウンドする事なく常にキレイな状態をキープする事ができます。

リモコンを収納するうえでも、注意するべきいくつかのポイントがあります。ここではポイントを3つに分けて、項目ごとにわかりやすくご紹介していきます。

[ 1 ] 定位置を決める
リモコンを収納するうえでまず覚えておきたい基本は、リモコン収納の定位置を決めておくこと。リモコンが部屋に複数ある場合は、赤外線が感知できる範囲内で1か所にまとめるよう心がけましょう。

また、リモコンをまとめた収納グッズも、家族が一目見てわかるように収納グッズにラベリングをし、ワンアクションで出せる場所を定位置とします。普段使いの家電用リモコンのほかにも、ゲーム用のリモコンを収納する場合はゲームの近くにしまっておくなど、行動に合わせた収納を意識してみましょう。

[ 2 ] 場所はできるだけわかりやすいところに
リモコンは家族で使うことがほとんどなので、家族全員がわかるように、できるだけわかりやすい場所に収納しておくことも大切です。たとえば、リビングであれば下の「例①写真」のように、リビングテーブルの上は使いやすくわかりやすい場所の1つですね。

(例①)
テーブルの上のボックスに入れたリモコン3種

ほかにも、テーブル下の棚、サイドテーブルなどがおすすめです。来客が多い家庭で、生活感が出てしまうリモコンを見せたくないという人は、下の「例②写真」のように引き出しの中にしまっておくのもよいでしょう。来客時にはリモコン収納ケースごと棚の中などにしまうスペースを確保しておくのも一案です。ラベルを貼ればさらに見やすくなります。

(例②)
テレビ台の中のラベルを貼ったトレイに入れたリモコン

[ 3 ] 家族でルールを決めておくと、さらに便利に
使ったモノを元の位置に戻す習慣がしっかりと身に付けば、モノが見つからないという悩みもすぐに解決できます。片付けの習慣を家族全員で身に付けるためにも、リモコンの収納場所はきちんと共有しておきましょう。

テレビであれば電源を消した後など、最後に使った人が必ず元の位置に戻す、など、家族内でルールを決めておくのも大切です。

上手なリモコン収納で、日々の生活を快適に

リモコンは毎日使うものなので、ワンアクションでサッと取り出せるような定位置を決め、出したら戻すなどのルールづくりをすることでリモコン収納もぐっと楽になります。収納グッズをかしこく利用することで、さらにリモコンの出しっ放しがなくなります。そうすると、テーブルの上にリモコンが散乱していない分、日々のお掃除もサッと行え、見た目のごちゃつきをなくす効果と、お掃除の時短効果にも繋がり、毎日を快適に過ごす事ができます。

アイデアを試し、家族の意識を少し変えるだけで、リモコンが散らかったり、必要なときに見つからないという悩みも解決されるはず。リモコン収納で悩んでいる人は、ぜひ、ご紹介した方法を実践してみてください。

(撮影協力:今井 知加)

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。