マンション購入ガイド
マンションを購入!失敗しない方法とは?
新築マンションを購入しようと妻と話し合っています。ただ、マンションを購入した知り合いが、騒音に悩まされているそうで、購入したことを後悔しているようなのです。失敗しないマンションの購入方法をぜひ教えてください。

マンションは大きな買い物だけに失敗したくないものです。内見を何回も行ったり、周囲の住環境や住宅内部の詳細を確認したりして、納得した物件を購入するようにしましょう。
情報提供:マンション暮らしガイド編集部
目次
マンション購入の失敗例
マンションは高い買い物だからこそ、後悔したくないものですね。失敗を避けたいと思う多くの方々のために、まず失敗談をご紹介します。
さまざまな失敗の声
「住宅ローンの返済も苦しいのに、固定資産税、管理費、修繕積立金がかかり、生活費が圧迫されています。ローンの返済のことだけを考えて購入したことを後悔しています」。
「子どもがいるので庭があったほうがいいと思い、一階の庭付きマンションを購入。ところが、虫は入って来るし、思春期の娘たちの下着を干すのも躊躇しています」。
「8階を選んだのに、至近距離に8階建てマンションが建つことになりました。そのため、日当たりも眺望も消失しあす。売却を考えていますが、条件が悪く、なかなか買い手がつきません。購入したことを後悔しています」。
「中古のリノベーションマンションを購入しました。内装や設備が新しいために購入時には分からなかったのですが、マンションの躯体や付帯設備は新しくはありません。配管も古く、錆の匂いや下水の匂いが気になり仕方ありません」。
「タワーマンションの上層階に住んでいますが、風が吹くと揺れを感じます。窓を開けると強風が吹きつけ、書類が飛ばされます。しかもエレベーターがなかなか来ないため外出するまでかなり時間がかかります」。
このほか、上の階の住人の足音がうるさいとか、車の騒音がひどいために寝付けず、購入半年後に売却したという人もいます。
購入前に内見をたくさん行い、立地と周囲の環境を確かめておくことが必要です。
失敗しないマンションの選び方
最低限把握すべきいくつかのこと
[ 1 ] 災害リスクを理解する
日本は地震大国です。地震や洪水などが発生したときの災害リスクについて常に意識しておくことが必要です。マンションは一生の買い物になりますから、災害に対して安心できる物件を選びたいものです。
各自自治体がハザードマップを公開していますし、不動産会社に尋ねれば提示してくれます。ハザードマップを見て、物件ごとに災害リスク情報を確認することをおすすめします。
[ 2 ] 資金を把握する
毎月住宅ローンを返済するほか、固定資産税、管理費、修繕積立金が発生しますから、しっかり自己資金を把握しておきましょう。
また、現在独身者なら、結婚、子どもの進学などライフイベントの支出を把握しておくことも大切です。無理なローンを組んだために、支出がふくらんだときに支払えない…。そうした事態を防ぐようにしましょう。
[ 3 ] 物件の価値を知る
将来ずっとここに住む!と思っても、ライフスタイルの変化に合わせていつの日か引っ越すこともありえます。そのときは売却することになりますから、なるべく資産価値が下がりにくい物件を選びたいものです。
資産価値が下がりにくいマンションの選び方は以下の通りです。
- ・人が多く商業施設が充実しているエリアに立地しているか?
- ・今だけでなく、今後も世帯数が下がりにくい発展的なエリアか?
- ・物件の管理がしっかり行われているか?
- ・管理組合が運営されているか?
住環境や管理体制が悪いと売却時に損をすることを覚えておきましょう。
チェックすべきそのほかのこと
マンションの周囲の環境、駅や学校、マーケットやコンビニ、病院へのアクセスなどいついて、事前に調べておくようにしましょう。
また、物件については次の項目をチェックすることをおすすめします。
- ・眺望はよいか?
- ・日当たりはよいか?
- ・風通しはよいか?
- ・水回りにカビは発生しないか?
- ・キッチンは使いやすいか?
- ・床にきしみはないか?
- ・洗濯物を干すバルコニーはあるか?
- ・生活の導線はスムーズか?
- ・壁を叩いて響かないか?
- ・収納スペースは充分か?
- ・窓を開けたときに騒音はないか?
- ・ライフスタイルの変化に即した間取りになっているか?
- ・騒音トラブルに関する過去の事例はあるか?
- ・マンション周辺の工事予定は?
- Etc.
最低限、以上の項目をチェックして、納得感あるマンションを購入するようにしたいものですね。

情報提供:マンション暮らしガイド編集部
マンション暮らしガイドの編集部から、マンションの選び方や購入の流れなど、マンションに関する情報をお届けします。