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Question

使いやすい玄関とは?おすすめの間取りポイントを解説!

ゆくゆくは新居の購入を考えているのですが、できれば玄関がすてきでかっこいい間取りにしたいと思っています。使いやすいおすすめの玄関の間取りを教えてください。

Answer

玄関のポイントは「広さ」と「明るさ」。靴だけでなく玄関に置きたいものがきちんと入る収納があり、大人2人が並んで使える以上の広さのある玄関を選びましょう。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

目次

玄関は家の「顔」

マイホーム購入の際にこだわりたいポイントの1つが玄関ですよね。玄関は来客時に一番目につきやすい場所ですし、家族も毎日出入りするため、重要です。玄関が使いやすいと、快適な暮らしの手助けとなるでしょう。

玄関の扉を開けた瞬間、その家の雰囲気が伝わってきます。シンプルなインテリアが好みなのか、個性的なのか、モノが多いか少ないか、こだわりポイントはどこか…まさしく玄関は家の「顔」。

それだけに、スッキリとしたすてきな玄関を保つことは非常に大切。ここではどのような間取りの玄関を選んだらよいのかを、詳しくご説明していきましょう。

出かける直前の玄関
※イメージ写真
重要なのは「広さ」と「明るさ」

来客はもちろん、宅配便や郵便配達員など家族以外の人のからも見られることが多い玄関。快適で印象がよい玄関にするためには、人数に見合った「広さ」と適度な「明るさ」がポイントです。

玄関は大人2人が並んで使っても不自由のない広さがあることが理想です。

また、広さと並び重要度が高いのが「明るさ」。照明のタイプや位置のほか、小窓などの明かり取りがあるかも大きなポイントとなります。

理想的な玄関の広さとは?
理想的な玄関の広さの目安として、以下の条件が挙げられます。

・玄関に収納したいものの種類や量に合った収納場所があるか
・家族が複数人で靴やコートなどを脱ぎ着する十分なスペースがあるか
・リビングなどを広く取るために玄関ホールが削られた形状の玄関になっていないか

たとえばアウトドアグッズやレジャー用品、スポーツグッズ、ベビーカーやペットの散歩用品など外で使うモノの場合、家の奥から出してくるより玄関でサッと準備できた方が楽ですよね。玄関にそのような外で使うモノが収納できるほどの広さがあれば、日々の生活がより便利になるでしょう。

また、家族で朝の通勤・通学の時間が被った場合、玄関ホールが狭いと準備が進まずイライラしてしまうこともあるかもしれません。そのため、家族が複数人一緒に使えるような広さがあるとよいでしょう。

玄関は暖かみのある明るさがポイント
夜に帰宅して玄関の灯りが迎えてくれると、ホッと安心できますよね。また、明るい玄関が送り出してくれると、出かける際にがんばろうと思えるという人も多いことでしょう。

玄関照明に大切なのは、まず暖かな雰囲気であるかどうか。ダウンライトや間接照明を上手く取り入れ、色味も電球色を工夫して演出してみてください。また明かり取りの小窓があれば、太陽光が入ることで自然な明るさとなります。

また、手荷物が多いときや暗がりなど、電気のスイッチが自動で点くセンサー付き照明があれば便利です。人の気配を感知して点灯するため、不審者が近づいてきても灯りで気づくことができるなど防犯面でも活躍してくれますし、人が離れると消灯するため消し忘れるということがありません。

玄関
※イメージ写真
玄関の近くにあったらよい配置は?

利便性の高い快適な玄関には、広さや明るさだけではなく、ほかの部屋との配置も重要。玄関の近くにあると便利な間取り配置には、どのようなものがあるのでしょうか?

階段
玄関の近くに階段があると2階から玄関までの動線が短くなり、利便性の高い間取りとなります。寝室やクローゼットなどが2階にある場合は、上階で出かける準備をした後、玄関までアクセスしやすいため、急いでいるときなどに便利です。階段下のスペースを収納やトイレに利用することもできますので、その際はどの程度のスペースが取れるかをよく確認しましょう。

吹き抜け
玄関に吹き抜けを作ると、家に入ってすぐに開放感を感じることができます。吹き抜けがあると天井が高くなり、風通しのよい大きな空間が生まれるため快適です。ただし玄関の面積が広く取られていないと両側の壁が近く見えて圧迫感となり、吹き抜けの魅力が半減するため注意が必要です。

吹き抜けのある玄関
※イメージ写真

玄関外部にリードフック
玄関扉の外側にはリードフックを付けておくのもポイントです。リードフックとは、犬のリードを括り付けておくフックです。ペットを飼っていない人でも、玄関にリードフックがあると、買い物袋をひっかけるような使い方ができます。手がいっぱいで荷物から鍵を取り出したい場合など、玄関にリードフックがあると便利です。

玄関に土間や納戸がある場合の活用法

先述の通り、玄関近くにあると便利なのが土間や納戸です。それぞれどのような使い道があるのか、実例からお話ししましょう。

玄関の納戸
※イメージ写真

家の外に出しておきたくないモノを置いておける土間
土間とは従来の日本家屋にはよく見られた空間で、家の外部と内部の中間に位置するスペースを指します。

たとえば外に出しておきたくないような自転車やベビーカー、アウトドア派にはキャンプ道具などを土間に置いておけば管理しやすく、雨に濡れたコートや荷物などを乾かしたりするときにも非常に便利。また土間に椅子などを設置すれば、軽い用事の来客ならば玄関先でちょっとした話もできます。

また、玄関は出かける前に服装など身だしなみのチェックを行える場所でもあります。そのため、大きな鏡や姿見が設置されていれば、バッグやコートを含めた全身のコーディネートを整えることが可能に。鏡には空間を錯覚させる効果があるため、玄関を広く見せる効果にもなります

尚、注文住宅などで土間を新しく造る際は仕上げ材を十分に検討することが重要です。スリップ事故を防ぐため、表面が滑りやすい素材は避けた方がよいでしょう。一方で表面がざらついた石やタイルは汚れが落ちにくいという性質があります。白っぽい材質の仕上げだと、玄関の汚れが目立ってしまうため、仕上げ材は滑りにくく、汚れが目立たないものを使用するようにしましょう。

家の中に持ち込みたくないものをしまう納戸
納戸とは窓を設けていない部屋のこと。マンションではサービスルーム、多目的ルームなどと呼ばれることもあります。

玄関に納戸がある場合はリビングや寝室にある納戸とは違い、なるべく家の中に持ち込みたくないものをしまっておくのに便利なスペースとなります。掃除用具やスーツケース、ゴルフバッグなど基本的には外で使用する大物や、バットやグローブ、サッカーボール、スキーやスノーボードなどのスポーツ用品。また古新聞や古雑誌などの一時置き場や、非常用の飲料水など重たいもののストック場所としても重宝します。

すっきりした玄関の秘訣とは?

いくら使いやすい間取りの玄関でも、モノであふれていたら見た目も悪いし使いづらいですよね。どうすればすっきりとした使いやすい玄関をキープできるのでしょうか。

玄関がごちゃごちゃする最大の問題は、靴が出たままになっていることです。しかも家族が多い場合など、人数分が出しっぱなしでは大変なことになってしまいます。

玄関をスッキリ見せるためには、ブーツやレインシューズなど種類を問わず、家族全員分の靴がしまえるだけの収納場所を確保することが重要。靴だけでなくロングブーツや傘、コートなどまでしまいたいなら、やはりシューズクロークや納戸のような大きい収納スペースが必要となります。

収納がたくさんある玄関
※イメージ写真
使いやすくきれいな玄関を目指そう!

靴に限らず、玄関をスッキリさせるためには玄関付近に収納したいものの種類と量を見極め、どのように出し入れするのかを決めることが大切です。備え付けの靴箱などで不足するなら家具を買い足したり、棚を増設したりすることも必要になってきます。

外出が楽しくなる玄関に
家の印象を決定付ける大きな要素である玄関。広さと明るさを考えた間取りで、乱雑にならないよう整理整頓すれば、玄関を使うのも楽しくなるでしょう。

玄関は毎日使う家の大事な出入り口。ホッとできる空間を目指して、快適なスペースとなるよう心がけましょう。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。

HP:https://grow-profit.net/