収納ガイド
散らかる郵便物!スッキリ収納する方法とは?
毎日、領収書や請求書、DMやチラシ、書類がたくさん届きます。いつのまにか郵便物が溜まってしまって、どうしたらよいのかわかりません。時折、大切なお知らせを忘れてしまったりすることもあります。郵便物はどうやって整理したらよいのでしょう?

郵便物は放っておくといつのまにか溜まって、山積みになっていきますよね。まず、郵便物の仕分けをし、それぞれの置き場所に収納していきましょう。
情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀
目次
郵便物の場所を決める

毎日、ポストに届く明細書や請求書、手紙、書類やDMなど…。郵便物をその日のうちに整理しておかなかったばかりに、大切なお知らせを見逃した、返信を忘れてしまった、ということはなかったでしょうか?
郵便物が溜まっていると、住まいがごちゃごちゃと散らかった印象になって、気分が下がってしまうこともあります。
大切なことを忘れないようにするために、そして心地よく日々を過ごすためにも郵便物を管理し、スッキリと整理することをおすすめします。
まず、郵便物の置き場所を決めることからスタートしましょう!
一時置き場を用意する
郵便物を管理するには、郵便物をあちこちに置かないことが何より大切です。ポストから持ち帰った郵便物をとりあえず置ける、一時的に置くスペースを確保しましょう。
たとえば、キッチンカウンターやリビングの棚など。おすすめは、一番長い時間を過ごす場所、よく行く場所です。もし、一時置き場をキッチンと決めれば、お料理や片付けが済んだ後、わざわざほかのスペースに移動せずに、その場で郵便物を仕分けることができるので便利ですよね。
また、不要なチラシ類は家の中に持ち込まないように、玄関に古紙をまとめるスペースを作っておくのがおすすめです。
一時置きボックスに入れる
一時置き場には、ファイルボックスを用意しましょう。郵便物と一緒に、DMもとりあえずまとめて収納します。一旦、ファイルボックスに入れておけば、住まいのあちこちに郵便物が散らかることもありませんし、その後の管理がしやすくなります。
郵便物は慌てて仕分けしなくてもよいのです。忙しいときは、まとめてファイルボックスへ入れて、先に料理や洗濯、掃除などの家事を済ませてしまいましょう。その後、合間を見計らって仕分けするようにします。
郵便物を仕分けする
3ステップで仕分けし管理する
郵便物やプリント類の仕分けは、忙しい家事が済み、時間が空いたときに、1日1回は行うことをおすすめします。慌ててやるよりも正確に、集中して仕分けができますよ。
では、どのように仕分けたらよいのでしょうか?仕分け方の3ステップをお伝えします。
[ステップ1] 要るモノ、要らないモノに分類する
キッチンやリビングに設置した一時置きファイルボックスから、郵便物を取り出し、中を確認して、要るモノ、不要なモノを分けていきます。
要らないモノは、すぐゴミ箱に捨てましょう。
[ステップ2] カテゴリーごとに分類する
要るモノは、カテゴリーごとに分類します。
請求書、明細書、書類、手紙などに仕分けします。
[ステップ3] 保管期間ごとに仕分ける
●すぐに対応するモノ
数日内に提出すべきモノ、返信が必要なモノは、目につくようにしておきましょう。
たとえば、マグネットボードやコルクボードに貼り、早めに対応するようにします。

●急ぎではないが、いずれ返信が必要なモノ
こちらもボードなどに貼り、忘れないように管理します。
対応が済み次第、要らなくなった紙類はゴミ箱へ捨てます。
なお、子どもが持ち帰る学校からのお知らせプリントは郵便物ではありませんが、溜まりがちな紙類です。返信が必要なモノ、遠足や運動会の期日が書かれたプリントなどはクリップではさみ、郵便物と同じボードへ貼っておくとよいでしょう。
●長期間、保管するモノ
保険や家に関する重要な書類は、一時置きボックスから移動させ、リビングや書斎などの長期収納スペースに保管します。
決して捨ててはいけない重要書類はあちこちに保管せず、すべて一カ所にまとめて保管すると、探すときに便利ですよ。
また、大切な書類とともに、家電の取り扱い説明書も同じ収納スペースに保管しておくとよいでしょう。探す手間が省けます。
マグネットボードやコルクボードがない場合
貼り付けるボードや壁にスペースがない場合は、ファイルボックスで対応します。一時置きのファイルボックスと別に、もうひとつ仕分け用のファイルボックスを用意しましょう。
ファイルボックに仕切りスタンドを入れて、中を3つに分けます。仕切りスタンドに、「すぐに対応するモノ」「いずれ返信が必要なモノ」「長期保管するモノ」というインデックスをつけ、郵便物を仕分けします。
仕分けたファイルボックスをいつも目につく場所に置くようにすれば、返信を忘れずに済むことでしょう。
郵便物の収納に適したアイテムとは?
出し入れしやすいアイテムを使用する
一時置き場をリビングや廊下の棚など、目立つ場所にする場合は、シンプルなファイルボックスでもよいですが、おしゃれなカゴやボックス、あるいはレターケースを使うのもよいアイデアです。
インテリアのひとつとして郵便物の置き場があると、紙類が溜まる前に整理しようという気持ちも湧き出てきます。
一時置き場として使用する収納アイテムは、出し入れしやすいモノを選ぶことをおすすめします。
開閉口が大きく、開きやすいモノが使いやすく便利です。100円均一ショップでも入手できますから、探してみましょう。
大切な書類は保管ファイルへ
保険書類を始めとする長期保管する書類や取り扱い説明書などは、カテゴリーごとにクリアケースに仕分けして、保管用のファイルボックスに入れておくと便利ですよ。
手紙とはがきは専用ファイルへ
友人や親族から届いた手紙やはがきなども、大切に取っておきたいものですね。返事を書き終えたら、手紙はすてきなボックスに収納したり、はがきは専用のはがきファイルに保管するとよいでしょう。
●手紙の収納に関する記事はこちら

大切な手紙は後で見返しやすいように保存しましょう。保存のコツを紹介します。
放っておくと山積みになったり、散らかったりしがちな郵便物をスッキリ整理して、気持ちのよい日々を送りたいものですね。
家事が済んだ午後のひと時に郵便物を整理する。あるいは、1日の家事を終えた夜、キッチンやリビングでくつろぎながら郵便物を仕分けするのもよいでしょう。郵便物の管理は自分のライフスタイルに合わせて行ってくださいね。

情報提供:整理収納アドバイザー 大熊 千賀
整理収納アカデミアマスター、整理収納アドバイザー1、2級認定講師、ルームスタイリスト・プロ、住宅収納スペシャリスト認定講師。「笑顔のある暮らし」の実現を目指した、ライフスタイルに合わせた整理・収納法を提案している。暮らしStyle代表、三児の母。
HP:http://kurashi-style.net/