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マンション購入ガイド

2017.03.30 更新:2019.06.27

Question

分譲マンションのセキュリティってどうなっているの?見極めポイントと強化方法

先日、分譲マンションで暮らしている友だちの家に遊びに行ったのですが、マンション内には、防犯カメラがあったり、オートロックだったりと色々とセキュリティがしっかりしていて、うちとは違うなあと感心しました。分譲マンションには他にはどんなセキュリティ設備があるのでしょうか?

Answer

女性の一人暮らしでも安心!エントランスからお部屋まで、さまざまなセキュリティシステムが進化してきています。

情報提供:マンション暮らしガイド編集部

セキュリティが高いマンションとは?

分譲マンションにはさまざまな設備が整っていますが、セキュリティ設備もそのうちの1つ。
今回は分譲マンションのセキュリティについてご紹介いたします。

※イメージ

マンションセキュリティにはどんな種類がある?
引っ越しなどで不動産屋さんを回る際、気になるのはマンションのセキュリティですよね。空き巣になんか入られたくないし、不審者がいたら本当に不安です。お家探しの重大なポイントともいえる、マンションのセキュリティにはどのような種類があるのでしょうか?

[ オートロック ]
現在の分譲マンションのエントランスは、オートロックになっているところがほとんどで、鍵やカードをかざしたり暗証番号を用いることで、エントランスのドアが開く形になっています。

また、エントランスだけでなく、ゴミ置き場や駐車場など、外につながる出入り口のほとんどがオートロックやホテル錠等で施錠されています。鍵のない人はエントランス以外からも建物内に入ることができないので、安心ですね。

一方で、鍵を忘れて外に出てしまうと中に入ることができなくなってしまうので、ちょっとゴミ捨てに…なんてときでも必ず鍵を忘れないようにしましょう。

[ 防犯カメラ ]
分譲マンションのなかには、敷地内に防犯カメラを設置している箇所があります。防犯カメラがあることで、不審者の侵入の抑止力になるため、防犯の面で安心です。

[ 鍵 ]
最近の分譲マンションでは、部屋の鍵にディンプルキーを採用しているところが増えてきています。ディンプルキーとは、鍵に丸い穴がポツポツと空いている鍵のことで、ピッキングや複製をしづらいという特長があります。

さらに、2ヶ所に鍵のついたダブルロックのドアも増えてきています。鍵を開けるのに時間がかかることから、犯罪の防止につながるともいわれています。鍵の形状だけでなく、2ヶ所に鍵をつけるなど、二重三重とセキュリティを高めることで、より安心して暮らせるというわけです。

ほかにも、自動車のキーでおなじみの電子錠(スマートキー)は電気で開閉操作をする錠前。リモコン・カード式や暗証番号式、タッチキー、登録済みのスマートフォンなど電話で解錠する方式など多数の種類があり、最新技術を組み込んだロックシステムとなっています。

新築マンションはセキュリティ重視傾向
オートロックや防犯カメラ、ディンプルキーおよび電子錠などの高いセキュリティ性を備え持つシステムは、新築・分譲マンションに多く導入されています。

また玄関ドアまで行かずに顔を見て確認できるTVモニター付きインターホンなど、お部屋の中で安全性を確認できることも、こうした新築マンションの特性といえます。突然の来訪の時も顔を見て判断でき、録画機能もあるので、帰宅時に留守中の来訪者の確認ができます。荷物受け取りの際も、制服や顔を見て応対することができるので、安心ですね。

インターホンの種類によっては、宅配ボックスに荷物が届いているときにお知らせしてくれる機能がついているものもありますよ。

[ 大型マンションのなかには24時間有人管理のところも ]
また大型マンションのなかには、24時間、コンシェルジュや管理人、警備員が常駐しているところもあります。共働きで帰宅時間の遅いご家庭や、お子さまがいるご家庭も、管理人や警備員の常駐は心強いですよね。

オートロックって安全なの?

セキュリティ面をチェックする際、マンションではオートロックが採用されているかを重要視する人も多いことでしょう。オートロックは自分の部屋だけでなく、マンション内の共用玄関やエントランスも施錠されていることが特徴。空き巣だけでなく訪問販売や、ストーカーなど不審者の侵入を拒む防犯対策をしやすい、安心感の高いセキュリティシステムです。

※イメージ

オートロックの種類
一口にオートロックといっても、いくつかの種類があることをご存じですか?それぞれのメリットや注意すべき点について知ることで、理想のお家を見極めましょう!

[ 集合キー式のメリットと注意点 ]
部屋の鍵を使用してエントランスや共用部分を解錠する集合キー式。オートロックのなかでも多く普及しており、使い慣れた鍵で開け閉めするため、心配が少ないタイプといえるかもしれませんね。

ただし、集合キー式はエントランスを居住者全ての鍵で開けられるよう、作りが甘い傾向があるのは否めません。また紛失のリスクはいつでも注意していなくてはならないでしょう。

[ 暗証番号式のメリットと注意点 ]
テンキーを入力して解錠する暗証番号式。集合キー式同様に普及しています。手荷物がある場合など、わざわざ鍵を取り出すわずらわしさがなく、紛失やインロックの危険性もないのがメリット。全居住者が同じ番号を利用する場合と、個別に設定できる場合があります。

注意点は、当然ですが番号を忘れると入館できないということ、続けて間違えたら一定時間ブロックされる恐れがあることなどが挙げられます。

[ カードキーのメリットと注意点 ]
カードリーダーを通す磁気カード式、かざすタイプの非接触型ICカード式の2種類。複製が難しいため、セキュリティ面に優れた方式です。ICカード式はSuicaなどに搭載されているIC認証カードを使って解錠しますが、スマートフォンなどのモバイルにも入れられて便利です。

磁気カードは磁気部分の読み取り不良で解錠しにくくなる可能性があること、ICチップは小型で持参しやすい反面、やはり紛失には注意すべきことが注意点となります。

[ 指紋認証のメリットと注意点 ]
指の指紋をセンサーでスキャニングする方式。マンションのセキュリティシステムとしては最上位の1種となります。

こちらは近年の技術面のリノベーションにより実用化されましたが、認証機器のコストが高く、まだ導入しているマンション自体が多くありません。

防犯性が高くても侵入されてしまう場合とその対策
外部の無関係な人間を遮断できるのがオートロックの最大のメリットですが、そうはいっても何もかも安全だと妄信するのは危険です。不審者が絶対に侵入できないわけではないため、その問題点と対策を見ていきましょう。

[ 後からついてくる ]
オートロックでも、居住者のすぐ後ろをついてくれば侵入できてしまいます。これを「共連れ(ともづれ)」といい、空き巣の侵入経路としてはポピュラーな部類。同じく訪問販売なども入ることができてしまうため、注意が必要です。

対策としては、居住者以外の人とはマンションには一緒に入らず、オートロックに手間取っているように見えても追い越して解錠するのはやめましょう。怪しい身なりでなくとも部外者のこともあります。挨拶や声がけなど居住者同士がコミュニケーションを取り合い、マンション全体の防犯意識を高めることが大切です。

出典:「H29年の刑法犯に関する統計資料」警察庁
https://www.npa.go.jp/toukei/seianki/H29/h29keihouhantoukeisiryou.pdf
(最終確認日:2019年6月10日)

[ 暗証番号を見抜く・ばらまく ]
マンションの暗証番号は、居住者はまだしも管理人や清掃スタッフなどが解錠しているのを観察して不審者が見抜いてしまう場合や、居住者自身が配達員などに教えてしまったり(=暗証番号のばらまき)と、流出を止めるのが難しいことがあります。

これには居住者が個別に決められる方式の暗証番号の場合、誕生日など見抜きやすい番号は避け、自分にしか分からない番号を設定することが重要。また番号のばらまきに対しては、マンション全体で貼り紙をしたり管理組合の会合で注意喚起するなどして、居住者の協力を仰ぐとよいでしょう。

進化していくマンションのセキュリティシステム

マンションの防犯意識は年々高まり、さまざまなセキュリティシステムが進化してきています。

防犯カメラと窓ガラスの強化
ここ近年の防犯カメラの進化はめざましく、マンション敷地内の要所に留まらず部屋の玄関ドアに設置されているケースもあるほど。

ちなみにエレベーター内の防犯カメラでは、エレベーターの外からモニターで中の様子を確認できるところもあります。密室になるエレベーターに、誰が乗っているか事前に確認できるのは、女性にとってもうれしい設備の1つですね。

また空き巣の侵入経路で一番多いのは、窓です。「こじ破り」といって、窓ガラスを割り、鍵を開けて侵入してくるのです。

窓の防犯対策として、「複層ガラス」という、ガラスとガラスのあいだに強度と柔軟性のある樹脂中間膜を挟み込んだ、破壊されにくい防犯ガラスを採用しているマンションもあります。耐熱性もあるため、熱を加えても割れにくいという特性もあります。たとえ割れても飛散しにくいため、災害時には被害の拡大を抑えてくれますよ。

トリプルセキュリティとは?
エントランス、1階エレベーターホール、各戸の玄関に鍵を付け、不審者の侵入を防ぐシステムがトリプルセキュリティ。昨今ではこのトリプルセキュリティを採用するマンションも多くなっています。

そのうち鍵をかざすICカード式のオートロックでは、居住階にしかエレベーターが停止しないシステムを導入しているところも。さらに玄関もディンプルキーが2ヶ所のダブルロック方式を採用しているマンションさえあり、妥協のないセキュリティ対策が施されているともいえますね。

ネットを使って防犯対策

マンションが提供してくれるセキュリティではありませんが、無人の家の防犯対策としてはネットワークカメラといって、インターネットを利用して遠隔操作でモニタリングできるセキュリティツールがあります。光回線やADSLなどのブロードバンドを使うのですが、最近では利用者が増えてきたため価格が下がってきています。

そこまでお金をかけたくない場合、使わなくなったスマホとPCがあれば専用アプリでリクエスト映像を配信するという方法も。Wi-Fiを利用したお手軽防犯カメラとなりますが、常時録画はできないため、使用する場合は事前によく内容を確認してみてくださいね。

何かあったときは、管理会社または警備会社が24時間対応
管理会社の他に警備会社と提携しており、もしものときも24時間対応してくれるサービスを提供しているマンションもあります。分譲マンションでは管理費が発生しますが、この管理費のなかにはこのようなサポートサービスを行う費用なども含まれています。自分ではなかなか対処できないことも、管理会社や警備会社がいることで安心して暮らすことができますね。

どんな人でも、もし不審者や空き巣が目の前にいたらと思うと怖いですよね。セキュリティ対策の充実は、身を守るために重要です。マンションの選択ポイントとして、よく見極めて安全性の高い住まいを見つけましょう!

情報提供:マンション暮らしガイド編集部

マンション暮らしガイドの編集部から、マンション情報をお届けします。