収納ガイド

2017.05.31 更新:2017.07.19

Question

新婚・二人暮らしの狭いクローゼット収納術

結婚を控え、最近同棲を始めたのですが、二人で暮らし始めると思いの外部屋が狭くて収納に困っています。特に、クローゼットがあまり大きくないので、二人分の洋服が収納しきれません。二人暮らしのための、クローゼット収納のアイディアがあれば教えていただきたいです。

Answer

要・不要を見直し、収納グッズを利用してクローゼット内のスペースを分けましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

二人暮らしを始める!どんな暮らしがスタートするのか楽しみと夢が広がりますね!
その半面、気になるのが一緒に暮らすパートナーの持ち物。

ファストファッション、ネットショッピングなど、洋服が気軽に買える時代になりました。
二人暮らしになると、限られたスペースに2倍の持ち物を収納することに。特に、洋服は共有が難しいため収納に幅を取ってしまいがち。

一方で、収納スペースが限られているということは、しっかり今の自分に合ったモノを厳選するチャンス!狭くても使いやすい、コーディネートが楽しくなる、快適なクローゼットを目指しましょう!

クローゼットの空きを増やすためには?

自分が何をどのくらい持っているのか、なかなか把握することができず、気が付けば増えてしまった…ということはよくあることです。

全て取り出し要・不要に分ける
まずはクローゼットの中の洋服を全て出してみましょう。この時に、トップス・ボトムス・アウターなどアイテムごとに分けながら出すことがポイントです。こうすることで、トップスには白いシャツが何枚もある…など、ご自身の買い癖も見えてきますよ!

全ての洋服を出し切ったら「着る」「着ない」に分けていきましょう。
「着る」=クローゼットにしまう洋服
「着ない」=手放す・お家から出していく洋服
になります。

捨てにくい洋服は売る、譲るなども
とは言え、高かったモノや、まだあまり着ていないモノは捨てにくいものです。
手放す方法は捨てるだけでなく、売る、譲る、リサイクルに出す、衣類回収を利用する、寄付をするなどの選択肢もあります。

このままタンスの肥やしにするのではなく、他の誰かが着てくれると思えば手放しやすくなりますね。

モノは持っているだけでは活かされません。使ってこそ活かされ、意味を成します。 本当に不要なものがないか、もう一度見直してみましょう。前もってリサイクル先や買取業者を調べておくといいですね。

むやみに洋服を増やさないためには?

おしゃれな人ほど、流行や旬のアイテムに敏感です!新しいアイテムを取り入れるたびにモノが増える…では収納スペースはどれだけあっても足りません。
ご自身の管理できる量、収納スペースに合った量を知り、コーディネートしやすいクローゼットを目指しましょう。

収納適正量はクローゼットの7~8割
収納の理想は、収納スペースに対しモノの量を7~8割に抑えることです。ハンガーにかけた洋服の間に、手がスッと入るくらいが目安です。

ご自身に合った「適正量」=クローゼットの中で自分が管理できる量です。クローゼットに入りきらないからと安易にチェストやハンガーポールを増やすと、洋服は増えやすくなります。

洋服は勝手に出ていきません。そして収納には限りがあるのです。

「今持っている洋服を手放してでも欲しいのかな?」「同じような洋服を持っていなかったかな?」と、購入する際によく考えましょう。

クローゼットの上手な使い方とは?

二人の空間を縦に仕切る
1つのクローゼットを二人で使う場合は、二人の洋服が混ざらないよう「縦」に区切りましょう。左右でお互いの空間を分けて使います。ハンガーポールにマスキングテープで境界線をつけると、わかりやすいですね。空間を仕切ることで、探し物を減らし使いやすくします。

洋服はたたんで収納ケースへ
ハンガーポールにかける衣類の丈をそろえると足元部分に空間ができるので、クローゼットに衣装ケースを入れましょう。

洋服はたたむことで収納力が3割UPします。Tシャツのようにたたむ洋服は衣装ケースを利用しましょう。衣装ケースは1段ずつ、買い足しができるタイプを選びます。スペースに合わせ2段にしたり、他で使ったりと応用が効くからです。

たたんだ洋服は立てて収納
中に入れる洋服は引き出しの高さと幅に合わせてたたみます。たたみ方を工夫することで、収納量がグッとUPしますので、収納ケースに合わせてたたむことがポイントです!

たたんだ洋服は輪を上にして収納しましょう。立てて収納すると見やすく、出し入れしやすくなります。

使っていないハンガーはデッドスペースへ
クローゼットの折れ戸の端や、衣装ケースと壁の間など、デッドスペースになりやすい場所は、洋服の掛かっていない予備のハンガーをファイルボックスに入れて収納すると空間を使い切れます。

よくあるのが何も掛かっていないハンガーをポールにかけたままにしているケース。ハンガーも10本貯まれば8センチから10センチ程のスペースを使います。貴重な洋服をかけるスペースをロスしないように、使っていないハンガーはデッドスペースにまとめましょう。

また、シーズンオフのモノ、冠婚葬祭用など出番の少ないモノはクローゼットの枕棚の上や、ハンガーポールの端などに収納します。

クローゼットで使える収納グッズは?

衣装ケース
奥行き、幅ももちろんですが、中に入れる洋服に合わせて高さを選びましょう!

中に入れるアイテムは以下のような分け方が適しています。
高さ18センチのタイプ…下着・靴下・小物類
高さ24センチのタイプ…Tシャツ・カットソー・トップス類
高さ30センチのタイプ…厚手のセーター・ジーンズ・ボトムス

蓋つきボックス
シーズンオフの洋服は軽くて通気性の良い、ソフトなボックスを利用しましょう。蓋があることで、防虫剤の効きもよくなります。

一時置きカゴ
一度着てすぐに洗濯しないパジャマやルームウエアを入れるのに便利です。

ハンガー
ハンガーの色と形は統一するとアイテムが見やすくなります。ハンガーの厚みが薄いと収納量があがります。コート・アウター類は型崩れを防ぐために洋服の重みを支えられるモノを使いましょう。

ブックエンド
バッグなど、自立しないモノを立てて収納できます。

クリアファイル
スカーフをたたんで一枚ずつクリアファイルに入れると、書類のようになります。ファイルボックスに立てて収納できるようになります。

これらの収納グッズは、透明か白で統一すると見た目もスッキリしますよ。
使う場所に合わせてサイズをしっかりと測ってから購入しましょう。収納グッズを購入する前に収納計画を立てることがポイントです。

クローゼットに入りきらない場合は?

レンタルを利用して持つ洋服を減らす
最近では洋服を持たずにオシャレを楽しむという選択肢もあります。
例えば、ファッションにもレンタルサービスが増えてきました。パーティードレスやスーツなど、出番の少ないモノはレンタルを利用することで収納スペースに余裕ができます。

小物で変化をつける
また、洋服以外でもピアスやネックレスなど小物を上手に使うと、コーディネートの幅が広がり、収納スペースを小さくできます。

限りあるクローゼットの適正量を守って

厳選されたクローゼットからは、毎日お気に入りの洋服が選べます。収納グッズを上手に利用し、空間を無駄なく使いましょう。

また、片付けの際、トップス・ボトムス・アウターなど組みができていれば管理しやすく、コーディネートもしやすくなります。それぞれの適正量を守ることで衝動買いを防ぐことができ、節約にもなりますよ。

二人暮らしで限られた空間を共有するには、お気に入りのモノ・使うモノを厳選することが必要です。二人でオシャレに楽しく暮らすために、スッキリと使いやすいクローゼットを目指しましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。