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収納ガイド

2017.06.29 更新:2019.05.16

Question

衣替えでシーズンオフの洋服をすっきり収納する方法とは

衣替えの季節がやってきました。衣替えは装いが変わって気分があがりますが、衣替えの度にたくさんの洋服や小物を移動させ、オフシーズンの洋服を片付けるのが大変だなぁと感じています。シーズンオフになった洋服をきれいにすっきりと収納する方法はありませんか?


Answer

シーズンオフになる洋服は収納する前に厳選を。来シーズンも着たいと思えるお気に入りのみをアイテムごとに収納しましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

四季のある日本では6月と10月頃に衣替えの季節がやってきます。

しかし昨今、夏でも室内はクーラーの効き過ぎで冷え、冬でも室内は暖かくコートさえ着れば薄手のトップスでも出掛けられるようになりました。

そのような私たちのライフスタイルの変化、環境の変化により、「面倒で時間のかかる衣替えはしなくてもいい」という考え方も出てきています。

しかし面倒だからと日々たくさんある洋服の中から今日着る洋服を選び取るのに時間をかけ、クローゼットはいつもごちゃっと洋服が溢れている…という状態にはしたくないものです。

それではせっかくのオシャレを楽しむにもモチベーションが下がってしまいます。

年に2回きちんと衣替えをして、すっきりした「旬のアイテム」だけがあるクローゼットでオシャレを楽しみたいですね。

クローゼットで洋服選びが楽しくなり、洗濯物を戻しやすいシステムを実現し、日々の「時短」にもつながるように、簡単にできる衣替えと収納術で使いやすさを実感しましょう。

洋服を選ぶ女性
※イメージ写真
衣類の収納の前に見直しを!

アイテムごとに整理する
衣替えは、洋服の見直しの絶好のチャンスです!

シーズンオフの洋服と、これから着るシーズンオンの洋服を入れ替える際、単純に入れ替えればいいというわけではありません。

まず、シーズンオフとなる洋服をアイテムごとに並べてみましょう。

・同じような洋服を何着か持っていた
・今シーズン一度も袖を通さなかった
という洋服はありませんか?

一点ずつ手に取って、要・不要の判断をしていきましょう。
判断の基準は今シーズン着用したか、それとも着用しなかったかです。

判断の基準が実際に着用したか、しなかったかという「事実」をもとに判断することで明確に分けることができます。時間をかけず、5秒ほどで「着たか・着ていないか」をジャッジするようにしましょう。

不要のモノは思い切って処分
着用しなかった洋服はここで思い切って手放します。 着た洋服は右側・着なかった洋服は左側という風に分けると、分かりやすいですね。

どうしても処分したくないものは保留に
「思い出のある洋服だから処分したくない」というモノがある場合は、一つ「思い出BOX」というきれいな箱を用意するとよいでしょう。保管するときは洋服とは別に、保管する場所(押入れや天袋、納戸など)に収納しましょう。

着ないけどどうしても手放せない…処分に踏み切れなかった洋服は理由を考えてみましょう。

高かった、痩せたら着るかも、という理由、今シーズン出番はなかったけど来シーズンは着る予定がある…などの理由でどうしても処分に踏み切れない場合は「迷うものBOX」という箱を一つ準備し、時間をかけて整理します。

ただし、いつまでも整理を先延ばしにしないために、期限を1年と決め箱の外に分かるように記入しておきましょう。

次に洋服のシーズンが来ても箱に入ったままなら、再度見直しを行い、その場で着てみてはいかがでしょうか?

意外と同じような服を新しく購入していたり、着てみると着心地が悪い、他の洋服と合わないなど、着なかった理由が明らかになります。整理のレベルを上げていくチャンスです!

先延ばしの1年がきたら必ず箱を空けてもう一度見直しをすることを忘れずに。

シーズンオフの洋服の収納

ここまで、以下のステップを踏んできました。
・「整理」をしっかり行い
・今シーズン着用しなかった洋服は処分
・着用していないのに思い出があって捨てられなかった洋服は「思い出BOX」
・迷う洋服は「迷うものBOX」

ここまできたら、来シーズンも活躍する洋服を収納していきましょう。

収納場所
シーズンオフの洋服は今使う場所には戻しません。クローゼットの枕棚や、普段は出し入れしづらいウォークインクローゼット奥などが適しています。
枕棚がなく、可動棚がある場合は、ハンガーポールより上へ棚板をセットしそちらへ収納しましょう。

普段着る洋服の出し入れや洋服選びの邪魔にならない場所へ移動しシーズンオンの洋服に使いやすい場所を譲りましょう。

収納グッズを活用
来シーズンまで休ませておくシーズンオフの洋服は、布製の蓋付きケースに入れて収納します。

収納場所が枕棚の場合、上からモノを降ろすという作業が必要になりますから、必ず軽くて安全な収納用品を使用しましょう。
布製でしたら安全面も問題なく、蓋付きですので埃が洋服にかからず、通気性も良いため防虫対策の効果も期待できます。

ケースにセーター、Tシャツ、ボトムス、ワンピースというようにアイテムごとに収納し、どのケースに何が入っているのかが一目で分かるようタグを付けておきましょう。
布製ボックスにラベルを付ける際は、荷札などを使用するのも手軽で便利です。

このように、シーズンオフの洋服は衣替えで「整理」することでご自身のお洋服を見直すチャンスができます。

なんとなく出しっぱなしにしておくことでモノと向き合うことなく、気が付けば着たい服が選びづらいようでは、オシャレも楽しめません。
衣替えで旬のアイテムを厳選し、毎シーズン使い易いクローゼットへと進化させることで毎日の洋服選びを楽しめる、ワクワクするクローゼットを作りましょう!

是非、ご自身の理想のクローゼットになるよう、シーズンオン・オフの入替え「衣替え」を年に2回、たっぷり時間と愛情をかけていって下さいね。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。