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収納ガイド

2019.08.26

Question

子どもが自分で片付けられる収納ルールの作り方とは?

幼稚園児の子どもがいて、片付けてもすぐに家が散らかってしまいます。片付けるように言っても、なかなかうまくいかないのですが、子どもが自分で片付けやすいような収納のコツを教えてください。

Answer

子どもと一緒に「使う」「使わない」の基準でモノを選別し、子どもにも守りやすい簡単な収納ルールを決めましょう。子どもにとっての「自分でできた!」が片付けの習慣づけにつながります!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

まずは不要なモノを取り除こう

「子どもが片付けてくれない」「何度片付けてもすぐに散らかる」など、子どもの収納問題は子育て真っ最中のパパ・ママにとって、日々のちょっとしたストレスになりますよね。小さな子どものいる家庭なら皆が抱える悩みではないでしょうか?

子どもの目線に立って、片付けられる収納の仕組みを作り、子どもが自分で片付けられる家作りを目指しましょう!

おもちゃで遊ぶ子ども
※イメージ写真

おもちゃや登園・登校の荷物など、子どものモノは年齢や成長に合わせて増える一方です。
「まずはモノの整理をして、その後に収納を考える」という順番を守って片付けを始めると、スッキリと片付けやすくなります。

子どもの収納グッズはかわいく、ついついカゴや収納棚などの収納グッズを買ってしまいがちですが、使わないモノが混在したままではモノを移動しただけで終わってしまい、またすぐに散らかってしまいます。

整理とは、不要なモノを取り除くこと。
子どもと一緒に、「使う」「使わない」を基準に、モノの見直しをしましょう!

子どもと始める整理収納のコツとは?

子どものおもちゃは放っておくとどんどん増えていくため、「今使っているモノかどうか」を見直す必要があります。

子どもと一緒に「使わないモノ」の判断を
モノを見直す際は「使える」「使えない」ではなく、「使う」「使わない」で判断することがポイントです。

この整理は子どもと一緒に行いましょう。そうすることで、子どもの片付け意識を高めることができます。加えて、「自分に必要なモノを自分で選んだ」という子どもの満足感も得ることができますよ。

よくありがちなNG例は、子どもが「もう使わない」「これはおいておく」と判断しているのに、親が「これは高かったから…おいておこうね」「これは付録のおもちゃだし、いらないでしょ」など、子どもの決断をコロッと変えてしまうこと。

これでは「親の言う通りの片付け」になってしまい、子どもの自立につながりません。親の意見をグッと我慢して子どもの考えを尊重することで、子どもが積極的に片付けに参加できるようになります。

保管したいモノはボックスに入る分だけ
使っていないけれどどうしても手放せないモノや、年齢差のある兄弟のために数年は取っておきたいモノがある方もいらっしゃるかと思います。そんな場合は保管用のボックスを1つ決め、「ボックスに入る分だけ保管してよい」というルールを決めます。

その際ボックスの中に何が入っているのかすぐに分かるようにラベリングをしておくと、タイミングを逃さず出すことができます。

子どもが自分で片付ける量は少なく
大人も子どもも関係なく、モノの量が増えると管理することが難しくなりますよね。子どもに片付けをすすめるには、子どもが自分で管理できる量を決めることも必要です。そうすることで、子どもは自分が使っているモノだけを片付ければよくなります。

その他、保管するモノや今は使わないモノは、親が管理できるように保管場所を決めてしまっておくとよいですね。

収納場所の決め方とは?

遊ぶ場所に片付ける
整理によって今使うモノだけが手元に残った状態になったら、収納場所を決めていきます。
収納場所の決め方は「誰が・どこで・どう使うか」を考えることが大切です。

遊ぶ場所と片付ける場所が近ければ、子どもでも使ってすぐに元に戻すことができます。たとえば親の目が届くリビングで遊ぶ子どもの場合、リビングもしくはリビング近くに収納場所を作るようにしましょう。

子どもの目線に合わせる
場所が決まったら次に収納の高さです。大人と子どもの使いやすい高さは違います。人の使いやすい高さは目から腰の高さですから、子どもの目線に合わせた収納場所を選びましょう。

おもちゃだけでなく、本棚も低い位置にします。子どもが遊ぶモノすべてを子どもの目線に合わせることで、子どもは自分の世界を作ることができます。

子どもが片付けられる収納のコツとは?

片付けは、実は高度な作業です。大人でも整理したり片付けが苦手な方はいますよね。片付けができるようになるためには、思わず片付けてしまうような仕掛けが大切です。

収納グッズは、月齢の小さな子どもの場合はフタがないボックスに、少し大きくなったらフタ付きにするなど、子どもの成長に合わせて収納方法を変えていくことをおすすめします。

最初はワンアクション収納から
小さな子どもにとって、細々と分けた収納はハードルが高く、おもちゃを元に戻すことができなくなってしまいます。小さな子どもの場合は、バスケットやフタなしのボックスにただ入れるだけのワンアクション収納をおすすめします。なぜなら、子どもにとってフタを開けて取り出したり、しまったりというのは面倒だからです。

まずは、おままごとや電車のおもちゃなどをフタのないボックスにざっくりと入れることから始めましょう。おもちゃを取り出しやすいうえに、収納するときは細かく分別せずに入れるだけ。簡単ですから、「一人でできた!」と片付けの喜びを実感できるようになります。

最初からハードルの高い収納は考えず、子どもが簡単に片付けられる方法から始めましょう。

ボックスに入れたおもちゃ
※イメージ写真

1グループ1ボックスのざっくり収納へ
少し成長してきたら、「木のおもちゃ」「プラスチック」「ブロック」など、子どもが判断できるグループ分けをして、収納するようにしましょう。1グループにつき、1ボックスに収納するくらいのざっくり収納を目指しましょう。

ボックスに入れたブロック
※イメージ写真

細かいおもちゃは透明のチャック付きビニール袋に
成長するに従って、遊ぶおもちゃは部品が小さく細かくなります。年齢に合わせて、細かい収納もできるようにレベルを上げていきましょう。

細かいモノの収納は透明のチャック付きビニール袋がおすすめです。中身が見えるので、子どもも「グループ」を見つけやすくなります。

●パズル
パズルなどは100円均一ショップなどで手に入るファスナー付きの袋に入れておくとバラバラになりにくく、立てて収納することもできて便利です。

●色鉛筆・クレヨン
また、お絵かきに使う色鉛筆やクレヨンはバラバラになりやすいので、取っ手のついたトランク型の収納ケースなどに入れると運びやすく便利です。

このように子どもが「分ける」「見つける」ことができるように大人がコントロールし、出し入れしやすくしておきましょう。

ラベリングで収納場所を分かりやすく
幼稚園や保育園では、子どもたちが自分のマーク(イラスト)を持っていて、そのマークを目印に自分が片付ける場所を覚えます。その他、おもちゃの写真が定位置に貼ってあり、文字が読めない小さな子どもでも戻す場所が分かるようになっています。

入れるモノの写真をつけたおもちゃボックス
※イメージ写真

家庭でもこのようなルールを作ることで、散らからない家作りができます。写真を撮ってラベルを作るのは面倒という場合は、おもちゃの箱にある写真を切り取って貼るという方法も。おもちゃの定位置が明確になり、迷わず元の場所に戻せるようになります。ラベルは簡単なマークで、定位置は写真や形で分かるようにしましょう。

お気に入りの絵本の表紙は見せて収納
子どもの目線に合う本棚に最適な収納アイテムは、カラーボックスです。横置きにすれば、小さな子どもの目線にピッタリですから、いつでも簡単に自分で絵本を取り出せます。

絵本を収納する際、お気に入りの絵本は表紙が見えるようにするのも一案ですね。自分の好きな絵本がいつも目に入り、手を伸ばせばすぐに絵本を開くことができるのは喜びです。しまうときも、好きな表紙が見えるように置くだけなので、子どもにとって簡単です。

脱ぎっぱなしを防いで自立を促す
服や鞄は散らかりやすく、置き場所が決まっていなくて床に置いたままということがあります。

登園準備のときに脱いだパジャマや園から帰ってきた際に着替えた制服にも行き場が必要です。お着替えをする場所、登園準備するモノはできるだけ一か所にまとめて子どもの場所を作ります。

お着替えがリビングであればリビングに一時置きのボックスなどを置いてあげることで、脱ぎっぱなしを防ぐことができます。

また子どもにとっては、掛ける、吊るすなどワンアクションで簡単にできることが一番です。子どもの目線に合ったハンガーポールやフックを使った収納も取り入れてみるとよいですね。

自分だけの簡易クローゼットを作ってあげるのもおすすめします。ひとりで身支度できる自信にもつながり、一ヶ所で洋服の脱ぎ着をする習慣が早くから身に着くようになります。

「一人でできた!」を実感できる収納の仕組み作りを

片付けを喜びに変える方法
子どもが片付け上手になるには、楽しみながら片付けができるような仕掛けを作ってあげることが大切です。

たとえば、音楽が鳴ったら片付けをスタートする、とルールを決めておきます。「さあ、お片付けだよー」と声をかけ、音楽と一緒に片付けをスタート。歌を口ずさみながら片付けるなら、片付けも楽しい習慣になります。また、お風呂に入る前、お出かけする前など、おもちゃを片付けるタイミングを決めておくのもよいアイディアです。

そして、片付けができたら褒めてあげましょう。ママから褒めてもらった、ママが喜んでいるという感覚が片付けの喜びにつながっていきます。

子どもの主体性を伸ばすために
「片付けが一人でできた!」という喜びを子どもに味わってもらうためには、子どもの目線に立って片付けのシステムを作ることが大切です。そうすることで、片付けに対してネガティブな感情がなくなり、「使いやすく戻すことって気持ちがいい!」という感性を育てることができます。片付けは子どもの成長にプラスの効果がいっぱいです。

また、子どもの成長に合わせて収納場所を見直すことは、美しく家をキープすることにつながります。ぜひ、子どもの成長ごとに新しい収納を楽しみましょう!

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(撮影協力:今井 知加)

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。