収納ガイド

2017.03.29 更新:17.07.20

Question

小さい子どもがいる家庭のおもちゃ収納術とは?

片付けてもすぐに子どもがおもちゃを広げてしまい、色々な部屋の色々なところにいつもおもちゃがあります。散らかったおもちゃを見ているだけで疲れてしまうことも。おもちゃの上手な収納術を教えてください。

Answer

おもちゃ収納の仕組みを作り、子どもの成功体験「自分で片付けができた!」を増やしていきましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

お子様の年齢と共に増えていくおもちゃ。

「いつもおもちゃが出しっぱなしになっている」「子どもがおもちゃを片づけない」
…などおもちゃの収納についてお悩みの方も多いのでは?

お子様の成長と共に興味や関心は変化し、それにつれて遊ぶおもちゃ、遊び方も変化します。

日々の変化や、お子様の成長に合わせ、おもちゃを収納できる環境が整っていれば、お子様が自分でお片付けしてくれるように!ママも助かりますね!

散らかっても片付けやすい快適なおもちゃ収納を目指しましょう。

悩み別おもちゃ収納術「どんどん増える」

今遊んでいるおもちゃに厳選
子どもの成長につれて、遊ぶおもちゃは変化していきます。

特におもちゃの増える時であるお誕生日を見直しのタイミングにするなど、簡単なルールを決めて、定期的に【使っているかな?】とおもちゃを見直し、遊んでいるおもちゃと遊んでいないおもちゃを分けます

【分ける】ということは、お子様の判断力を養う大切な作業です。

お子様が幼い頃から、「このおもちゃは使っているかな?使わない?」などお声かけをしながら、お子様自身に判断することを促しましょう。最初はアレもコレもと決められなくても、少しずつお子様自身にとって大切なおもちゃと必要でないおもちゃを判断できるようになってきます。

これを繰り返すことで、お片付けができる・できないだけでなく、お子様の成長過程で必要な【自立】を促す効果もあります。少しずつ訓練していきましょう。

また、お子様が決めたことは尊重し「これ、高かったから…」「頂き物なのに…」など大人の事情ははさまず、お子様が納得して手放すことも大切です。

ご両親にとって「手放せない理由」があるのなら、別の方法で保管することを考え、お子様には押し付けないようにしましょう。

すぐに使わないおもちゃは別に収納
友人やご兄弟のお下がりなどで、今すぐ使わないおもちゃは、普段使うおもちゃとは別に収納します。

この時、箱に入れて収納する場合は必ずラベルを貼り、中に何が入っているか分かるようにしておきます。成長のタイミングに合わせてサッと取り出せるよう、目の届く場所に収納しましょう。

悩み別おもちゃ収納術「色々な場所に散らかる」

遊びゾーンを明確化する
小さいうちは、親の目が届くようにリビングで遊ばせるご家庭がほとんどではないでしょうか。しかしながら、遊び場所が漠然とし過ぎると、あちらこちらにおもちゃが散らかる原因に。

プレイマットや絨毯などを敷いて、遊びゾーンを明確化すると部屋全体が散らかりにくくなります。

「○○ちゃん(くん)コーナーだよ」と伝えると、お子様も喜ぶのではないでしょうか?

お子様の遊ぶ場所を決め、「家族が共有する場所にはおもちゃを広げない!」という簡単なルールを決めることで、お子様自身が家族の中で共有する場所と、自分の場所を意識するようになります。

これは幼稚園などの集団生活で求められる「自己管理」への一歩です。

おもちゃの収納場所も必ず遊びゾーンの中に設けて、使う場所に片付ける場所を作ります。
出しやすく、戻しやすいシステムを作り、お子様が「一人でできた!」という経験を増やすことがお片付けを成功させる秘訣です。できたらたくさん褒めてあげましょう!

悩み別おもちゃ収納術「子どもが片付けてくれない」

小さいうちはざっくり収納でOK
小さいうちは、おもちゃを細かく種類別に分けることができないので、ざっくりカゴなどに入れるだけでOK!
例えば、【木のおもちゃ入れ】【ぬいぐるみ】【電車グッズ】など、お子様ができる範囲の種類にとどめます。

よく「○○シリーズ」など、大人の分類をお子様に教えても、お子様が混乱して戻せなくなっていることがあります。おもちゃを戻すのはお子様自身ですから、お子様のできる範囲でスタートしましょう。

子どもが自分で管理しやすいおもちゃ収納に
年齢が上がり、おもちゃの種類分けができるようになったら棚などを設置し、おもちゃの種類ごとにボックスを作ります。種類別に分けられないおもちゃも出てくるので、なんでもボックスを1つ作っておくと便利です。

おもちゃ収納ボックスは、大きすぎるものや重いものだと、持ち運ぶのが大変になります。
お子様が持ち運びやすい入れ物を選びましょう。

また、お子様の成長に合わせて使いやすい場所も変わってきます。子どもの目線から、腰の高さが一番使いやすい収納場所になります。この高さによく使うおもちゃを収納しましょう。

どこに何を戻すのか分かるように印を
収納場所が決まったら、どこに何を戻すのかがお子様にも分かるようにします。

例えば、丸い緑のカゴを置く場所には画用紙で緑の丸を貼ったり、車を置く場所には車のシールを貼るなどして、置き場所がお子様にも一目で分かるようにしましょう。

自分でできることが自信につながり、片付けを自ら行ってくれるようになりますよ。

収納ボックスにはラベリングを
中身が分かるように、収納ボックスには必ずラベリングをしましょう。

文字を読めない間は、おもちゃの写真や買った時の箱のイラストなどを切り取って貼っておきます。そうすることで、お友達が来た時でも、ママが説明しなくても誰でも迷わずおもちゃのお片付けができます。

おもちゃや収納ボックスの置き場所もラベリングし、明確にしておくとさらにスムーズです。

グッズを活用したおもちゃ収納術

一緒に使うおもちゃはカゴにまとめて収納
一緒に使うおもちゃはカゴなどにひとまとめにしましょう。

ノート・色鉛筆・クレヨンなどお絵かきに使うモノをカゴにまとめて収納しておくと、お絵かきする時にさっと準備できます。他にも、のり・はさみ・テープなどをまとめた工作セット、ゲーム機本体とソフトをまとめたゲームセット、など一緒に使うモノをまとめて収納しておくと、使う時に大変便利なのでおすすめです。

パズルはファスナー付きケースに収納
パズルの収納は購入時についている袋だとジャストサイズな上に破けやすく、小さいお子様には出し入れしにくく使いづらいことも。

パズルは100円ショップに売っているファスナー付きのソフトケースに収納すると、小さなお子様でも自分で出し入れできます。

細かなパーツのあるおもちゃほど、一緒に使うモノで一つの袋に入れて収納しておくと、失くしたり探しまわったりせずに管理できますよ。

車のおもちゃは書類ケースに収納
小さな車のおもちゃを集めているお子様におすすめしたいのが、100円ショップなどで売っているプラスチックの書類ケースを使ったおもちゃ収納。きれいに並べて収納することができます。

透明のケースを選ぶと、外からどの車が入っているかが一目瞭然です。また、書類ケースの特徴を活かして立てて収納することもでき、ちょっとした空きスペースを有効に使えます。

ファスナー付きの袋で中身が見える収納に
おもちゃは使う部品ごとに分けておくと便利ですが、中身の見えない袋や箱にしまい込んでしまうと、無駄にあれこれ出して片付けるのが面倒になりがちです。

おもちゃは中身の見えるファスナー付きの袋に入れて分けておきましょう。

ゴチャゴチャにおもちゃが入った箱では、遊びの想像力も半減していまいますよね。 整った空間で、いつも使いたいおもちゃをサッと取り出せるようにしておきましょう。

おもちゃ収納の仕組み作りが子どもの自立を促す

お片付けは、身辺自立のためにもお子様にとってとても大切なこと。
また、すっきりとしたお部屋が快適なのは、大人も子どもも同じです。

おもちゃには、色々な形があり、種類も様々。
片付けしやすいおもちゃ収納の仕組みを作り、ぜひ「一人でできた!」を実感させてあげましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。