収納ガイド

2017.03.29 更新:2017.07.14

Question

リビングをスッキリきれいに保つ収納術とは?

近くに主人の両親が住んでおり、孫の顔が見たいと突然訪ねてくることがあります。子どもも喜ぶし遊び相手になってくれるので快く迎えたいと思うものの、いつも部屋が片付いているわけではないので焦ってしまうことが多々あります。せめてリビングだけでもいつもスッキリしておきたいのですが、急な来客にも慌てないリビング収納術を教えてください。

Answer

リビングに置くモノを選び、モノが帰る定位置を決めておきましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

リビングは家族が一家団らんを楽しみくつろぐ場所であり、お客様を迎える場所でもあります。

最近では「リビ充」というリビングの充実を指す言葉も生まれ、家族が同じ空間の中でそれぞれの時間を楽しむ傾向があるようです。リビングで約7~8割の時間を過ごす人も多いと言われています。

家族が集まるリビングにはいろいろなモノが持ち込まれます。
ソファーに置きっぱなしの上着、読みかけの新聞、子どものおもちゃ、ダイレクトメールなど。このゴチャゴチャを見て見ぬフリをしているうちに、気が付けばモノがいっぱい!

リビングは毎日家族が集まり共有する場所だからこそ、いつもスッキリしておきたいですよね。

まずはリビングの「収納計画」を立てて「いつもスッキリしたリビング」を目指しましょう!

リビングを散らかさない基本ルールとは?

出しっぱなし、置きっぱなしをやめる
「スッキリ」とは余計なモノがないことを言います。

例えばリモコンや爪切りなどをテーブルの上に置きっぱなしにすると、それだけで散らかっているように見えるのです。

リビングの床に鞄を置いている、脱いだ服を椅子の背もたれにかけているなど、置きっぱなし、出しっぱなしにしたモノのために部屋全体が散らかって見えてしまいます。またそれだけでなく、余計なモノは空間を狭く感じさせ、ゴチャゴチャした印象をもたらします。

使うモノは使う場所に収納し、出しやすく戻しやすいシステムを作りましょう。

戻す場所を決める
リビングを広く取るために、収納する場所をあえて作らない、という声をよく耳にします。
しかし、他の部屋にあるモノは、使うために取りに行くことはできても、使った後に戻しに行くのは面倒でついつい出しっぱなしにしてしまいがちに。

これが散らかる原因です。
誰もが戻しやすいようにリビングで不要なモノを「戻す場所」を決めましょう

リビングで使わないモノはリビングに置かない
まずは本来リビングでは使わないモノが持ち込まれていないか見直してみましょう。
コートや帽子などは家の外で使うモノです。これらは玄関周りやそれぞれの部屋に収納場所を決めましょう。

不要なチラシやダイレクトメールは、玄関にゴミ箱を用意することで、リビングに持ち込む前にすぐ捨てることができます。ごみ箱と一緒にはさみを置いておくと、サッと開封して必要なモノだけ取り出せますよ。

また、ほこりをかぶっているモノは使っていないサイン。使用する場所がリビングでなければ使用する場所に収納場所を作り、使用する機会がないのであれば思い切って処分しましょう。

「リビングで使わないモノはリビングに持ち込まない」というルールを作り、習慣づけることが大切です。

リビングをスッキリさせる「ゾーニング」とは?

目的ごとに収納場所を決める
次に、リビングですること「くつろぐ」「遊ぶ」「学習」など、目的を明確にします。
そして「くつろぐゾーン」「学習ゾーン」など場所ごとに目的を決め、必要なモノの配置を考えます

これをゾーニングと言います。
以下で例を見ていきましょう。

リビングのゾーニング:くつろぐゾーン

[目的]テレビを見る、本・新聞を読む、お茶を飲む、爪を切る など
[場所]テレビ・ソファー周辺 など
[使うモノ]テレビ、テレビ・エアコンのリモコン、ローテーブル、ソファー、クッション、ブランケット、爪切り、綿棒 など

モノがゴチャゴチャたくさんあるとくつろげません。テレビを見ていても、本を読んでいても、乱れた空間は不快なものです。くつろぐゾーンは一番スッキリさせたいですね。

細かいモノはカゴにまとめて収納
リモコンや爪切りなど細かいモノはカゴにまとめます。
カゴに入れることで持ち運びやすくなります。使う時はカゴごとリビングテーブルに出しておいて、使い終わったらカゴごと近くのテレビボードに収納すると決めましょう。

使った後は元の場所に戻す
テーブルの上にカゴを置きっぱなしにしておくと連鎖的にモノが集まってきます。
「使った後は戻す!」を守れる収納スペースを確保し、散らかりにくい状態をキープしましょう。

リビングのゾーニング:遊ぶゾーン

[目的]子どもがおもちゃで遊ぶ、おむつを替える など
[場所]くつろぎゾーン周辺・リビングの端 など
[使うモノ]おもちゃ、おもちゃ収納、ラグ、おむつ、おしりふき など

子どもは散らかす天才。毎回あちこち片付けるのは大変です。
遊ぶゾーン(おもちゃスペース)を作ることで、リビング全体を子ども部屋にするのを防ぎましょう。

「ラグの上だけ」ルールを決める
病院の待合室にあるキッズスペースのように、ラグで遊ぶスペースを区切り「ラグの上は好きなだけおもちゃを出してもいいよ!」とルールを決めます。「ラグの上だけ」なら来客時も気になりません。

子どもの遊びにはストーリーがあって、続きの遊びがあります。「なんでもしまう」では、せっかく作った遊びのストーリーが…とがっかりしてしまうことも。お子様のスペースはおもちゃを広げたままでもいいようにしましょう。

おもちゃはざっくり収納でOK
おもちゃ収納はオープンボックス(蓋なしの箱)を使用しポイポイ入れるだけのざっくり収納にします。

お子様の成長に合わせた片付けの仕組みを作り、「自分でできた!」という成功体験をたくさん経験する環境を作ることで、お子様がお片付け好きになるかもしれませんよ!

おむつや幼稚園グッズもここに収納
また、おもちゃ収納と一緒におむつセットや幼稚園グッズを置いておくと、お子様の身支度も一か所にまとめることができ、家事動線がまとまって時短に繋がります

リビングのゾーニング:学習ゾーン

[目的]宿題・家庭学習 など
[場所]ダイニングテーブル周辺 など
[使うモノ]ダイニングテーブル、文房具、宿題、家庭学習教材 など

毎日使うモノはリビングに収納
毎日使う鉛筆、消しゴム、当日の宿題・家庭学習教材は1軍なのでリビングに。
使う場所、しまう場所が近いと便利です。テーブルの近くに学習収納を設けるとよいでしょう。

収納にはキャスターの付いた収納家具やボックスを利用すれば、普段はリビングに置いておき、来客などの際は子ども部屋に移動できるので便利です。

今使わないモノは子ども部屋に収納
使い終わり保管しておきたいプリントや、次の家庭学習教材、文房具の予備などは2軍扱いに。2軍はリビングには不要です。お子様のお部屋に収納しましょう。

リビングの片付け後リバウンドしないためには?

収納場所が家族全員に分かるように
収納場所=定位置が決まったら、家族全員がわかるようにすることが大切です。

「ここにいるよ」「ここに帰ってきてね」と分かるようにラベリングをしましょう。写真やイラストを貼っておくと、字が読めない幼いお子様も戻すことができますよ。

寝る前の5分間を片付けタイムに
このように、「使う場所に使うモノをしまう収納システム」ができれば、出しっぱなしになっているモノを元に戻すだけでいつもきれいな空間をキープできます。

寝る前の5分間、リビングに出しっぱなしになっているモノを片付ける習慣を付けましょう。
朝、すっきりした空間でスタートできますよ!

収納場所を決めてスッキリしたリビングに

スッキリしたリビングは、想像以上に気持ちのいいものです!
戻す場所が曖昧だと、どこに置くか都度考える必要がありますが、モノが帰る定位置が決まっていれば元に戻すだけ。散らかっていても、急な来客があっても慌てず安心ですね。

お家に帰るのが楽しみになる、快適なリビングを目指しましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。