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収納ガイド

2017.10.30 更新:19.05.30

Question

小学生でも片付けやすい子ども部屋の収納術とは?

小学生の子どもがいます。子ども部屋は散らかるもの、とわかってはいるのですが、つい頭にきて怒鳴ってしまう毎日です。せっかくの子ども部屋なのであまり干渉したくはないのですが、どうしたら片付けやすくなるのでしょうか?子どもでも片付けやすくなる、おすすめの収納術を教えてください。

Answer

まずは小さなスペースから!子どもと一緒に「収納の仕組み」を整え、片付けやすい子ども部屋を目指しましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

小学生になると、ランドセルや学習用品など、個人の持ち物が多くなります。子どもが小学生になったタイミングで、子ども部屋を用意したご家庭も多いのではないでしょうか。

ところが、子ども部屋は親の目が届きにくくなることもあって、ドアを開ければ散らかり放題。 どこに何を置くのかもわからず、放っておくと足の踏み場がなくなる…なんていうことも。思わず「片付けなさい!」と怒鳴ってしまうけれど、本当は自主的に片付けられるようになってほしいですよね。

そこで今回は、子どもと一緒に収納の仕組みを整え、小学生でも片付けやすい子ども部屋を作ってみましょう!

子ども部屋
※イメージ写真
まずは「整理」してみましょう

「整理」とは「不要なモノを取り除くこと
まずは、子どもの持ち物を全部出してみて、何があるのかを把握し、不要なモノは取り除きましょう。筆箱のように小さなスペースから始めると、短時間で結果が出るのでおすすめです。

モノを出すときは、鉛筆・消しゴム・ペン・定規・その他、のように種類ごとに分けましょう。 すると、「消しゴムが4個もある」とか、「インクの出ないペンがある」というように、不要なモノに気づきやすくなります。

こうして不要なモノを取り除いたら、使う予定のある必要なモノだけを、もう一度筆箱に収納しましょう。「余計なモノが減って見やすくなった!」「お目当てのモノが出しやすいな!」という便利さを体験できると、子どものモチベーションもアップしますよ。

自分で決める
子どもが使うモノの整理・仕分けは、「自分で決める」ことがポイントです。使いやすいと感じるモノは、人それぞれ。自分の感覚に基づいて、使うモノを自分で決めることは、自立への第一歩です。また、先回りして教えるのを我慢して、「見守る」ことも必要です。一度自分で決めてみて、うまくいかなかったときはやり直せばよいのです。これをくり返すことで、自分にとって本当に必要なモノは何なのか、子どもにもちゃんとわかるようになっていきます。

不要なモノの行き先
不要なモノを処分する手段は、「捨てる」だけではありません。リサイクルショップ、古本買取、子どもが出店できるフリーマーケット、おもちゃ交換イベントなどの利用も検討してみましょう。

自分が使わなくなったモノを欲しいと思う人がいること、キレイに使ったモノはまた活かせることに気が付くと、モノを大切にする気持ちが芽生えるでしょう。

子ども部屋には、いろんなジャンルのモノがいっぱい!

学校で使用するモノ、塾や習い事で使うモノ、またマンガやおもちゃといった遊ぶためのモノまで、子ども部屋にはさまざまなジャンルのモノが集まります。こうしたモノそれぞれの、適切な収納方法についてご紹介します。

勉強道具
[筆記具]
子どもが宿題をするとき、学校用の筆箱から消しゴムを出して使い、翌日持って行くのを忘れてしまったことはありませんか?学校用の筆箱を出すのは、「翌日の時間割を揃えるときに鉛筆を削る・消しゴムを補充する」などにとどめ、宿題をするときは家用の筆記具を使うとよいでしょう。

家用の筆記具を収納する場所は、勉強する場所の近くがベストです。子ども部屋で勉強するなら、学習机の上。リビングで勉強する場合は、100円均一ショップなどで購入できるカゴに勉強道具と筆記具を入れて、1つにまとめておきましょう。

リビング学習が終わったら、道具類は必ずそのカゴに戻し、子ども部屋に持ち帰る、という習慣を付けることが大切です。

おもちゃ・グッズ
[おもちゃ]
おもちゃは、ブロック・ぬいぐるみ・カードなど種類ごとに分けて、それぞれ種類ごとにボックスを作りましょう。それらのボックスを子ども部屋の棚に収納すれば、見た目はスッキリ、欲しいモノを取り出すのも簡単になります。分けられないおもちゃのために、「なんでもボックス」を1つ作っておくといいですね。

インテリアや子どもの好みに合わせて、ボックスの外側にかわいいクロスやペーパーなどを貼れば、片付けがより楽しくなるでしょう。

●おもちゃの収納に関する記事はこちら

小さい子どもがいる家庭のおもちゃ収納術とは?

「どんどん増える」「色々な場所に散らかる」「子どもが片付けてくれない」など、おもちゃに関するお悩みの解決方法を詳しくお伝えします。

[工作セット]
工作に使う色鉛筆・ハサミ・セロハンテープなどは、ひとまとめにして100円均一ショップなどで購入できるカゴに入れておきましょう。

一緒に使うモノは1つのグループにまとめるのが、作業をしやすくするコツ。色鉛筆を引き出しから出し、ハサミをペン立てから出し、セロハンテープはどこだっけ…と探してばかりだと、創作意欲も下がってしまいます。一緒に使うモノがはじめからグループになっていれば、カゴ1つ出すだけでサッと作業にとりかかれますよ。

毎日使うのでなければ、収納場所は学習机の引き出しの中か、おもちゃと同じ棚にするとよいでしょう。勉強するとき、目に入って気が散るのを防げます。

[ゲーム機]
ゲームは、一度始めると時間を忘れて熱中してしまうことも多いもの。ゲーム機の収納場所は、子ども部屋ではなく、親の目が届くリビングに作るとよいでしょう。さらにコンセントの近くに置けば、充電もしやすくなりますね。ゲームの時間が終わったらリビングに戻すことをルールにする、というのもよい方法です。

学校のモノ
[週末の持ち帰り荷物]
小学生は、週末に上履き・体操服・手提げ袋・給食袋などを持って帰って来るでしょう。これらは、洗って翌週にはまた持って行くモノなので、ランドセルの近くに収納場所を設けるのがおすすめ。 ランドセルとセットにしておくことで、忘れ物防止につながりますよ。

[長期休暇の持ち帰り荷物]
夏休みなど長期休暇に入るときは、お道具箱・絵の具セット・習字道具などを持って帰って来ます。これらを、空いている所に適当に押し込んだ結果、長期休暇の間に存在を忘れてしまい、新学期になって「どこに置いたかしら?」なんていうことも…。

一時的ではあっても、子ども部屋にボックスなどを置いて、持ち帰り荷物専用の置き場所をちゃんと作りましょう。新学期になったら、このボックスから持って行くだけでOK。

折りたたみ式のボックスを利用すれば、不要なときは折りたたんで収納しておくことができますよ。

[作品]
子どもが一生懸命描いた絵や紙工作は、眺めて楽しいだけでなく、成長を感じることもできるもの。できれば取っておきたいものですが、収納事情を考えると、全部を残すことはなかなか難しいですよね。

まずは、外に出して飾っておけるディスプレイコーナーを定めましょう。作品は飾ることで、子どもの喜びや自信へとつながります。ここに置ける分だけであればOK。

新しい作品が増えて置ききれなくなったら、残したい作品を保管するための「思い出ボックス」を用意しましょう。頻繁に出し入れしないので、収納場所は押入れの天袋や枕棚、クローゼット上段が適しています。

ボックスは、フタがあって軽いものがおすすめ。フタがあれば、ほこりや汚れから作品を守ることができますし、高い場所にしまうのも安心です。

また、「このボックスに入る量が、○○ちゃんの思い出!」と定量を決めることで、思い出の品がどんどん増えてしまうのを抑えることもできます。絵や習字作品はスキャンしてデータ化する、立体作品は写真で残すこともおすすめです。

子ども服
子どもの自立のためには、ぜひ自分で身支度できるようになってほしいもの。自分で服を選んで着替えられるように、服の収納場所は子どもの目線の位置を意識しましょう。

目から腰の高さは、「ゴールデンゾーン」という、使う人にとって使い勝手のよい位置です。子どもは背丈が低い分、ゴールデンゾーンは大人より低くなります。ハンガーラックは高さを調節できるモノ、チェストなどの引き出し収納は見下ろせる高さの段を利用して、ちょうどよい位置に調整しましょう。

●子ども服の収納に関する記事はこちら

子ども服の収納術とは?

子ども服は、「着せたいタイミングですぐ出せる」ことが大切。子ども服が増えすぎないようにするコツや、子どもが自分の洋服を自分で管理できるようにするためにどうしたらよいのか、などもお伝えします。

子ども部屋のレイアウトを考えてみましょう!

子ども部屋にあるモノを整理した後は、「子どもにとって片付けやすい部屋」を考えていきましょう。片付けやすさのポイントは、「使う場所」と「使うモノの収納場所」がすぐ近くにあることです。

使うためには取りに行けても、使った後戻すのが億劫で、そのまま置きっぱなしになってしまっては散らかる一方。片付けの動線は、できるだけ短くしたいですね。

簡単に元に戻せて、子どもが「片付けられた!」を実感できれば、使ったモノを戻す習慣がしだいに身についていきますよ。

翌日の準備は子ども部屋で
教科書、ノート、習字道具、ハンカチ、ティッシュ、マスクなど、学校に持って行くモノはたくさんあるうえ、準備するモノは毎日変わります。

こうしたモノを、まとめて一目で把握できるような「学校コーナー」を子ども部屋の中に作れば、子どもが自分でスムーズに準備できるようになり、忘れ物も防げるでしょう。オープンシェルフや壁掛けボードなど、「見せる収納」ができるタイプのグッズを利用すれば、コーナーは簡単に作れます。

勉強道具置き場
勉強する机の近くに、勉強道具を収納する棚を置きましょう。勉強中に必要なモノがサッと取り出せる場所にあると集中力が途切れずにすみます。

リビング学習で間取りの都合上、棚を設置できない場合、キャスターの付いたワゴンやボックスを利用すると、来客時は子ども部屋に移動も可能です。

ランドセル置き場
玄関は帰宅後すぐにランドセルを置くことができますが、宿題をする・時間割を合わせるときには再度移動する必要があります。
ランドセルは宿題をする机・時間割表の近くに置きましょう。

●ランドセルの収納に関する記事はこちら

ランドセルの収納場所は子どもと相談して決めるのがおすすめ!

なぜ子どもがランドセルを片付けられないのか?を収納の観点から解説し、その解決策をご紹介します。

子どもが自分でキレイな部屋を保つためのポイントとは?

ワンアクション収納にする
「引き出しを開けてチャック袋に入れる」「手前のモノを移動させてから取り出す」といったように、モノを出し入れするのにアクション数が多いと、子どもは戻すのが面倒で置きっぱなしにしてしまいがち。

「カゴにザックリ放り込むだけ」「棚にポンと置くだけ」など、簡単に出し入れできる「ワンアクション収納」にすると、キレイな状態を保ちやすくなります。

いつでもサッと戻せるように、収納スペースはパンパンにせず、ゆとりを確保しましょう。容量に対して入れるモノを8割くらいにすると、手がスッと入り、出し入れしやすくなりますよ。

定期的に見直し、適正量をはかる
片付けやすさをキープするポイントは、自分が管理できる量=「適正量」を保つことです。

「持っていることを忘れていた…」なんていうモノが出てきたら、管理できる量を超えている赤信号。さらに、子どもが管理できる量は大人よりはるかに少ないこともお忘れなく!

子どもが自分で管理できる量を知ることは、「片付けられた!」を実感するためにも大切なことです。進級、学期末などのタイミングで、定期的にモノの量を見直す練習をするとよいでしょう。

・おもちゃや雑貨は、1つ増えたら1つ手放す
・思い出ボックスに入る量だけを持つ
・教科書類は昨年度と今年度分
・時間割表は今年度分のみ

上記のように、ひとつずつ自分なりの簡単に守れるルールを作っていくことができれば、子ども部屋にモノがあふれ返ることもなくなります。

モノの定位置をラベリングで示す
モノを収納するカゴやファイルボックスの前面には、ラベリングをしましょう。こうすると、中身が外からでも一目でわかるので、モノを探す時間の短縮になります。マスキングテープや、貼がし跡が残らない素材のシールを使うと、変更があっても貼り替えが簡単です。

子ども部屋のラベルは、子どもに自分で書くように促してみましょう!自分で書くことで、収納スペースを完成させた達成感を味わえるほか、今後の子ども部屋管理の責任を持たせることもできます。

兄弟姉妹がいる場合のレイアウトとは?

2人部屋の場合
兄弟姉妹であっても、プライベートは大切。1人1人に、個人のスペースを用意しましょう。

子ども部屋に置く机は別々に用意し、背中合わせに配置します。机が横並びになる場合は、机と机の間にベッドや棚、パーテーションを配置すると、個人のスペースが一目でわかるようになります。

1つの本棚を2人で使う場合は、ブックエンドやファイルボックスを使い、辞書や図鑑などの共有スペースと個人のスペースに分け、混在を防止しましょう。

モノの価値観は、人それぞれ。共有のモノを整理するときは、お互いに話し合うことが必要です。

3人以上の場合
各自の部屋が確保できない場合は、共有空間をシェアすることをおすすめします。

カラーボックスなどを利用し、個人の荷物はロッカーのように各自で管理するようにしましょう。机は、1人ずつ学校の普通教室用机のスペース(※65センチメートル×奥行き45センチメートル以上)を確保できるとよいですね。
※新JIS規格

勉強を邪魔されたくない場合、例えば16時から18時までは勉強タイムと設定し、その時間は勉強する人だけが子ども部屋を使う。友達を子ども部屋に呼びたいときは、事前にレンタル会議室のような予約シートを作り、他の兄弟の了解を得てから使う。勉強も来客もないときは、兄弟全員自由に出入り可能、というような子ども部屋のルールを共有しましょう。ドアに「勉強中」「来客中」のようなドアプレートをかけておくと、わかりやすいですね。

1つしかないモノは共有し、個別の荷物は自分で管理するというルールと共に、使い方をルール化することで、片付けも1人に押し付けず、全員で協力して行えるようになります。

子ども部屋がない場合でも専用スペースを

子ども部屋がなくとも、専用のスペースを用意することはできます。

ラグを敷く
リビングや寝室の一角にラグを敷いて、その部分は子ども専用に使えるスペースとしましょう。

ラグの上に、机・勉強に必要なモノの収納場所を作れば学習ゾーンになります。ラグの境界は収納家具で仕切ったり、机は壁側に向かって座るように配置したりすると、子どもは個室のような感覚で過ごせます。

ウォールドアの活用
スライド式の動く壁を使い、部屋と部屋を仕切ったりつなげたりするウォールドア。しっかりとした厚みがあり、開閉できるドアも付いているので、部屋を独立させることができます。

・子どもが小さいときは、開けて広いリビングに
・成長したら、閉めて個室とリビング2部屋に
・独立したら広いリビングに戻して、来客の際には閉めてゲストルームに

こんな風に、子どもの成長度合いやライフステージの変化に合わせて、柔軟に対応することができますよ。

可変性のある収納
部屋の使用目的や、収納するモノのサイズや種類が変わっても、可変性のある収納用品であれば、変化に対応しやすくなります。

たとえば、棚板の高さが変更できるワイヤーラック、1段ずつ組み換えができる衣装ケースなど。これらは、廃番になりにくいロングセラーの商品を選ぶと、追加購入や買い替えもできていいですね。

子どもの成長と共に、ライフスタイルも変化します。 変化に対応できる収納家具・収納グッズを選ぶことで、ずっと快適に暮らせる家造りを目指しましょう。

子どもと子ども部屋の将来を考えよう!

子どもが独立した後の子ども部屋
子ども部屋は、子どもが独立してしまえば空き部屋になるもの。そのまま物置部屋になってしまった…というのは、ちょっともったいないですよね。

こうなるのを防ぐために、「息子家族が帰省したときの部屋」「プロジェクターを入れて映画ライフを楽しむ部屋」といったように、部屋の使用目的をハッキリ決めておきましょう。

子どもが置いておきたい荷物も、なんとなく置いておくのではなく、理由があるモノだけに厳選すること。もちろん、勝手に処分してしまうのではなく、事前にきちんと話し合いましょう。

学校や公共施設では片付けられるのに、家に帰ると片付けない。それは、片付けの環境・仕組みが整っていなかったから…という場合もあります。つまり、「片付けないのではなく、どう片付けていいのかわからなかった」というわけですね。

人は毎日、モノと生きています。モノと向き合い、大切なモノを選ぶ。持っている理由を考える。大切に使う。片付けを通して学べることは、たくさんあります。子どもの気持ちに寄り添い、納得して片付けができるよう、ぜひ一緒に仕組みを整えてあげてくださいね。

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小学生が自分で勉強道具を管理できるようになるためにお伝えしたい情報です。教科書の整理方法や収納場所について理解し、子どもが使いやすいように部屋を整えましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。
HP: https://ameblo.jp/in-bloom-west/