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収納ガイド

2018.05.24 更新日:2019.5.10

Question

カトラリーの上手な収納方法が知りたい!

カトラリーの収納方法で悩んでいます。種類が多くて大きさがバラバラなので整理しにくいし、だんだん量が増えてしまうのも悩み…。使いやすく清潔感のあるしまい方って、ありませんか?

Answer

種類も形もさまざまなカトラリーは、アイテムごとに分類するのが基本。雑然と見えず、ほこりもつきにくい引き出し収納がおすすめです。引き出しの場所も見直すと、家事の時短にもつながりますよ。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

カトラリーの収納って意外と難しい?

毎日使うカトラリー。家族全員が食事の度に何度も出し入れするので、収納が乱れやすいものでもありますよね。

「お箸・スプーン・フォーク、さらにティースプーンやバターナイフなど、種類が多いので使いたいカトラリーが取り出しづらい…」また、「使っていないカトラリーがたくさんあって、余分なスペースをとっている…」なんていうことはありませんか?

片付けのポイントを押さえ、使いやすく、サッと必要なものが取り出せる!そんな、機能的ですっきりしたカトラリー収納を目指しましょう!

子どもとカトラリーの引き出し
※イメージ写真
カトラリーの収納には引き出しがおすすめ

カトラリーは種類や大きさがさまざまで、ごちゃつきやすく雑然と見えてしまいがちなアイテムです。また、直接、口にするものですからほこりや油汚れなどがつかないよう、衛生面にも配慮が必要。

こうした特徴を考慮すると、カトラリーは出しっぱなしにするよりも、使っていないときはしまうのが望ましいでしょう。キッチンは掃除のしやすさも大切なポイントですから、「使わないときにしまう場所」を、あらかじめ決めておきましょう。おすすめは、引き出し収納。奥行きいっぱいまで利用することができ、視覚的にもパッと全体が見渡せて、取り出しやすいのが特徴です。細かなカトラリーをただしまい込むのではなく、種類別に分け、一目でどこに何があるかわかるようにすると、子どもでもお手伝いできます。

どの引き出しにしまえば一番使いやすい?
ところで、「引き出し収納が使いやすい」といっても、どこの引き出しに収めるのが最も好ましいのでしょうか?カトラリーを使うのは食卓ですが、「洗う」「しまう」という作業もありますね。これらを踏まえた動線から、ベストな位置の引き出しを考えてみましょう。キッチンや食器棚の配置、また家族構成によって食事の習慣も変わるので、動線は各家庭によってさまざま。まずは、ご自身のライフスタイルを振り返ってみてください。

[ 1 ]食器棚の引き出し
カトラリーの収納に最もよく使われるのが、バックカウンター(食器棚)の引き出しです。カトラリーを食卓に並べるのは調理中ではなく、作り終えて配膳するタイミングが多いですね。つまり、キッチンよりもテーブルで使うことが多いので、できるだけテーブルに近い動線を考えて収納します。たとえば、キッチンの入り口に近い引き出し。ここなら、調理の邪魔にならずに出し入れできるのでお手伝いもしやすいでしょう。

[ 2 ]ダイニング・リビングのサイドボード
配膳時にサッと取り出せるのは、やはりダイニングやリビングの引き出し収納です。よく使うカトラリー・来客時のカトラリーを、それぞれトレイやカゴに分けてしまっておくと、キッチンへ行ったり来たりという家事動線のムダが省けます。また、小さな子どもがいる家庭では、「子どもにお手伝いをしてもらいたいけれど、危ないものが多いから」と、キッチンにはゲートを設置していることがありますね。こういう場合も、ダイニングやリビングのサイドボードなどに「お食事セット」としてカトラリー・ランチョンマット・箸置きなどをまとめておき、食事のときに子どもに取り出して用意してもらうというような仕組み作りをすると、家庭の中での自立をはかることもできます。

[ 3 ]調理台の引き出し
調理台の引き出しは、調理する際の作業効率の要にもなるスペース。限られた貴重なスペースなので、コックピットのようにサッとものが使えるのが理想です。ここに収めるものは、調理器具が最優先。特に、コンロとシンクの間にある引き出しには、おもに調理器具を収めるのが望ましいでしょう。「引き出しがなかったから…」と、調理する際のゴールデンゾーン(調理台の腰の高さにある引き出し)にカトラリーをしまっている方もいますが、これは一度置き場所を見直すことをおすすめします。

カトラリーを引き出しに収納する手順

ご自身のライフスタイルに合わせて最適な引き出し収納を決めたら、次はカトラリーの具体的な収納方法です。まずは、手持ちのカトラリーの整理から始めましょう!

使うカトラリー・使わないカトラリーを、しっかり見極めましょう
収納する前に、まずは家にあるカトラリーを全部出してみましょう。頂きもののカトラリー、大量の割りばしなどがあふれかえっていませんか?あるいは、せっかくのシルバーのカトラリーが黒ずんでいたり…。こんな風に、ただ持っているだけでは意味がありません。道具は使ってこそ!活きた価値が生まれます。

自分が最もよく使っているカトラリーはどれで、どのくらいの数なのか、よく吟味しましょう。使っていないカトラリーには、何か理由があるはずです。

・重たい、サイズが合わないなど、使いにくいものは思い切って処分。
・新品のカトラリーセットは、使用する予定がないならリサイクルに出す、譲るなどして手放す。
・お手入れが必要なシルバーのカトラリーは、今のライフスタイルに合っているか考えてみる。
・割りばし・プラスチックスプーンなどは、数量を決めて必要以上に増やさないようにする。
・来客用のカトラリーは、まとめて「来客用グッズ」として別の場所に収納する。

適正量を知りましょう
カトラリーの適正量は、ご家庭の食生活やライフスタイルに深く関わってきます。たとえば、「普段の食事は和食が中心で、ナイフとフォークの出番は年に数回」ということなら、1人1セットあれば十分のはず。また、子どもが小さい家庭ではスプーンの出番が多い、というように、実際何本あれば事足りるのか、意識しながら生活してみてください。思っているほど多くのカトラリーは、実は必要ないのかもしれません。

さあ、収納しましょう!
引き出しにカトラリーを収納するときに大切なことは、カトラリーのサイズに合わせた仕切りケースを選び、アイテムごとに収納することです。100円ショップなどでも販売されている、プラスチック製の仕切りケースなら簡単に洗えて衛生的。中でも、好きなサイズに仕切り板を動かせるタイプのものがおすすめです。細かなアイテムほどごちゃつきやすく、乱れやすいもの。仕切りを中に収めるもののサイズに合わせて調整し、ワンアイテム・ワンカテゴリを心がけましょう。

アイテムごとにケースに入れておけば、和食のときはお箸のケースごと、カレーのときはスプーンのケースごと食卓に出すことができ、食事の準備がしやすくなります。小さな子どもでも簡単に取り出すことができるので、安全にお手伝いしてもらえるのもうれしいですね。

引き出しのスペースが少ない場合は、浅めの収納ケースを選べば、出番の少ないアイテムの上に、使用頻度が高いアイテムを重ねて収納することもできます。引き出しの深さも考慮して、収納ケースを選びましょう。

引き出しは、カトラリー以外のモノの収納にも便利です。引き出しの活用方法についてご紹介している記事もありますので、下記についてもぜひご一読ください!

●引き出しの収納に関する記事はこちら

引き出しを活用する収納の工夫とは?

「引き出しをうまく使えない」という場合の原因とは?引き出しを上手に利用するポイントと、活用例をご紹介します。

引き出しにスペースがない場合はどうしたらいいの?

引き出しに収納できず、やむを得ず「見せる収納」にする場合も、カトラリーのサイズに合わせた収納ケースやカゴを用意して、「アイテムごとにまとめて入れる」という基本は変わりません。瓶などに立てて収納する場合も、アイテムごとにまとめて高さを揃えるほか、出し入れしやすい瓶の高さを選びましょう。カトラリーの素材感や色などを統一すると、すっきりおしゃれにまとまりますね。

お気に入りのカトラリーを家族みんなが取り出しやすい収納を整え、ぜひすっきり快適な暮らしを楽しんでくださいね!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー1級認定講師/&STORAGE代表 1000件を超えるご家庭の整理収納サービスや多数の住宅メーカーで収納監修を手掛ける。(セミナー受講生は6000名を超える)人・モノ・空間を整え『美しく、心地よく暮らしやすい』を提案している。