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マンション購入ガイド

Question

マンションのリビング、間取りや家具レイアウトのポイントは?

マンション購入を検討しています。広告を見るとどのマンションも魅力的で迷いますが、リビングの快適さを特に重要視したいです。一般的な間取りのなかでリビングの配置や形にはどのようなものがありますか?また、気持ちよく過ごすための家具のレイアウトのポイントについても教えてください。

Answer

ファミリータイプのマンションで多く見られるのが、縦長リビングと横長リビングの2種類です。縦長リビングは壁が多くなる傾向があり、家具の配置がしやすく、横長リビングは窓に面する部分が多くなる傾向があるため、解放感ある暮らしが可能になります。リビングには、低めの家具を置くと、視覚的に広く見えて居心地のよい空間になりますよ。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

目次

マンションのリビングは家の要!

住まいには、寝室、キッチン、ダイニング、リビングなどさまざまな部屋がありますが、なかでもリビングは住まい全体の印象や暮らしやすさが決まる重要な空間です。リビングは、家族が集まって過ごすことが多いため、最も大切なスペースの1つともいえるでしょう。頻繁に家族や来客などの人の出入りがあることを考えると、リビングには使いやすさが求められます。

リビングでくつろぐ家族

今回は、マンション購入の際、リビングのどこを見て選べばよいか、またどう使えば居心地のよい空間になるか、という点について紹介します。

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リビングの間取りは2タイプ

ファミリータイプのマンションに多い3LDKや4LDKといったLDKタイプの間取りでは、大きく分けて「縦長リビング」と「横長リビング」の2つのタイプがあります。

縦長リビングと横長リビングの違いは、リビングとダイニング、バルコニーなどに面する窓との位置関係の違いです。どちらの形状のリビングを選ぶかによって、居室全体のイメージが異なり、通風や採光、生活動線などにも違いが生じてきます。それぞれの特徴やメリットについて見ていきましょう。

縦長リビング

縦長リビングの間取り図

リビングの短辺部分にバルコニーやベランダなどに面する窓があり、ダイニングとリビングが縦につながっている間取りとなるのが特徴です。

●メリット
リビングの長辺が壁となるため、壁面が多くテレビやソファなど家具の配置がしやすくなります。リビングの採光面が減る代わりに、リビングに並ぶ居室がある場合には、その居室がバルコニーやベランダに面するため、光を取り入れることができるようになります。そのため、明るい部屋をリビングとは別に1部屋確保することができます。

リビングに並ぶ居室がリビングと障子や引き戸などで区切られている場合は、リビングと居室を一体として広く空間を使用することもできます。また、縦長リビングは、空間として奥行きがあるため、リビングが広く感じられます。

●注意点
キッチン・ダイニング・リビングと縦に並んで配置されている間取りのため、バルコニーの窓の面からキッチンやダイニングが離れ、キッチンやダイニングに自然光が届きづらい場合もあります。また、横長タイプと比べると、リビングとダイニングの区別が付けにくいという点もあります。

横長リビング

横長リビングの間取り図

リビングの長辺部分一面がバルコニーやベランダなどに面し、リビングとダイニングが横につながっている間取りです。リビングの窓の面が広くなり、明るく開放感のある空間になることが特徴です。

●メリット
ダイニングがバルコニーに面し、縦長リビングと比べてキッチンも窓に近い配置となるので、リビング・キッチン・ダイニングともに明るく開放感のある空間になります。一般的にキッチン前をダイニング、その隣をリビングとして使用することができ、リビングとダイニングを区別しやすくなります。また、リビングが広く窓に面するため、日当たりのほか風の通りもよくなります。

●注意点
リビングに壁面が少なくなり、家具が配置しにくくなる傾向があります。また、3LDKや4LDKでは、リビングの奥に窓のない居室が配置されることが多く、リビングとの境を閉じてしまうと自然光が入りにくい居室になってしまいます。

家具レイアウトのポイント

居心地のよいリビングにするためには、リビングの形だけでなく家具やインテリアも重要な要素です。続いて、リビングに配置する家具の選び方やレイアウトする際のポイントについても見ていきましょう。

ソファのあるリビング

配置する家具のサイズに注意
リビングに配置する家具のサイズによって、リビングの使える広さや見た目の広さ、雰囲気、居心地のよさなどが変わってきます。まずはどういった家具をリビングに置きたいかを考え、その家具の種類とサイズを想定しておきましょう。

まず注意したいのは「家具の高さ」です。マンションのリビングには「下がり天井」と呼ばれる、梁やダクトの配置によって部分的に低くなっている天井があることがあります。特に、リビングの壁面の天井に下がり天井があることが多いため、本棚や飾り棚など高さのある壁面収納を設置したい人は要注意です。

また、リビングを広く見せ、圧迫感のない空間にしたい場合には、家具の高さを低く抑えることが大切です。目線よりも低い家具にすると、圧迫感が少なくなります。また家具の高さや奥行き(出っ張り)をそろえると空間がスッキリとした印象になります。

たとえば、天井まで高さのある本棚を壁一面に配置した場合でも、本棚の奥行きと、そのほかの家具の奥行きを同じにすることで整然とした雰囲気を演出できます。

よりきれいに見せたい場合は、扉付きの棚を設置して中が見えないようにするとより空間がスッキリした印象になります。さらに、居室のドアの色と棚の色を同系色にする、カーテンやソファーなどの家具とも色を合わせるといったようにあまり多くの色を使わないほうが洗練された印象になりますよ。

壁と床が同系色の玄関

コンセントの数や配置も確認
リビングを下見する際に「コンセントの数と位置」を確認することをおすすめします。どのような家具の配置になっても対応できるよう、リビングに複数のコンセントがあると望ましいでしょう。

さらにコンセントの種類も確認しておくとよいでしょう。1つのコンセントでもジャック(コンセントの口)の数が2口もあれば、4口というものもあります。特に、テレビ周辺は録画機器やTVゲーム端末などで電源を多く必要とするため、口数が多いほうが便利です。
最近のマンションではコンセントを利用しやすいよう、コンセントの位置が以前に比べてやや高めに設定されていることが多いようです。

また、テレビジャック(外部からTV電波を取り込むアンテナ線をつなげる専用ジャック)の位置は限られますが、できればテレビジャックが複数あるとテレビの配置がしやすくなりますよ。

空間を効果的に使う
ここまではリビングを選ぶときのポイントをご紹介してきましたが、ここからはリビングの使い方のポイントをお伝えします。

リビングを効果的に使うには、まず、空間を「ゾーニング」することをおすすめします。ゾーニングとは、空間を用途に合わせて区切っていくことです。くつろぎゾーン、食事ゾーンなどのエリアを設定し、その後、各ゾーンに合わせた家具を選んで配置します。そうすることで、使いやすいリビングになります。リビングに配置する家具で間仕切り、ゾーニングするというのもアイデアのひとつです。

また、できるだけ床にものを置かず、空いたスペースを作るようにするとスッキリした印象になります。家具やもので埋め尽くされて床の見える面が少ないリビングよりも、床が多く見えるリビングのほうが視覚的に広く見えますよ。

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間取りを選ぶ際の注意点

リビングには縦長、横長のタイプがありますが、実際にリビングの間取りを選ぶ際、何を基準にして、どんな間取りを選んだらよいのでしょうか?選択の基準は、暮らす人のライフスタイルで変わってきます。どのような点に注意してリビングの配置や形を選んだらよいのか見ていきましょう。

マンションのリビング

過ごし方をイメージする
間取りを選ぶ際には、リビングでどのように過ごしたいかを思い浮かべながら検討するとよいでしょう。ここでは、人を招くことが多いオープンな家庭と、個人の空間を大切するプライベート重視の家庭を例にして説明します。

●お客さまを招くことが多い家庭
ゲストを招くことが多いオープンな家庭であれば、縦長、横長のタイプを問わず、広めのリビングが配置された間取りをおすすめします。

空間に奥行きがあり広く見える縦長タイプのリビングの場合、生活感の出るものや見られたくないものは、隣室に一時的に移動させることができます。そのため、縦長のリビングには、急な来客時にも対応できる、というよさがあります。

明るく開放感のある横長リビングで、奥に引き戸付きの中部屋がある場合、引き戸を開放すれば、リビングとつなげて広く使うことができます。実際のリビングよりも広い空間になるため、お客さまを招いたときも、ゆとりある対応が可能です。さらに、リビングとつながる中部屋は、ゲストの寝室として使うことができます。

●個人のプライバシー空間を重視したい家庭
個人のプライバシー空間を重視したい家庭の場合、リビングはやや小さめでもよいでしょう。リビングよりも各居室の広さや採光、独立性といった面を重視することをおすすめします。また、できるだけリビングを通らず居室に出入りできる間取りを選ぶという選択肢もあります。

たとえば、同じ75m2のマンションでもリビング・ダイニングが占める面積が小さい間取りであれば、家族の人数に合わせて3LDKではなく4LDKを選ぶという選択肢も出てきます。

リビングで団らんする家族

動線を考慮する
間取りを検討する際、実際の暮らしのなかでの「人の動き」につても考えておくこともおすすめします。
暮らしのなかでは、「食事をする」「入浴する」「トイレに行く」など、さまざまな人の動きがあります。この動きを線でつないだものを「生活動線」といいます。また、特に炊事、洗濯などの家事に限った行動を線でつないだものを「家事動線」といいます。

一般的に、これらの「動線」が短いほど効率がよく、暮らしやすいといわれています。リビングを含む住宅の間取りを選ぶ際には、「生活動線」や「家事動線」が実際の暮らしの場面で、どういった「線」を描くのか、移動する距離がどのくらいになるかをチェックしておくことが大切です。

ただし、生活スタイルは家庭によって異なります。たとえ「動線」が多少長くても、使い勝手がよければ快適に暮らすことができる場合もあります。

ちなみに、間取り図の上に実際に生活する際の動きに合わせてラインを引くと、動線が可視化できますよ。

●生活動線とリビングの関係とは?
生活動線の中で最も考慮したいポイントは、リビングと居室の関係です。リビングと居室は行き来することが多いため、リビングと居室の位置関係によって1日の生活動線上の移動距離が変わってきます。

リビングと隣接する居室には、動線という視点で見た場合、2タイプあります。リビングから直接出入りできる居室と、リビングとは壁で仕切られた居室です。リビングと直接つながった居室の場合は、リビングからの居室への生活動線は短くなり、一方、リビングとは壁で仕切られた居室の場合は、リビングから一旦廊下やホールに出てから居室に向かうため、生活動線は多少長くなります。

一見たいした違いではありませんが、リビングを中心に居室を使用する生活スタイルであるのに隣室が壁で仕切られていると生活動線が長くなり、居室の使い勝手が悪くなってしまう可能性があります。一方、プライベート重視で居室が独立している方が生活スタイルにあっているなら、リビングと居室との生活動線はほぼ気になりません。

また、リビングとトイレや洗面所との関係も家族構成によっては、重要なポイントになります。たとえば、高齢者のいる家庭では、トイレや洗面所とリビングの動線が長くなると使い勝手が悪くなってしまうこともあります。

玄関ホール

●家事動線とリビングの関係とは?
リビングと関係した家事動線のなかで考慮したいポイントはいくつかありますが、代表的なポイントとしては、洗濯物を干すときの動線と食事の配膳の動線です。

洗濯物を干す場合、横長リビングでは、リビングの短辺が窓までの距離となるため、バルコニーへ出やすいという特徴があります。そのため、洗濯物や大きな布団を干しやすく、取り込みやすい傾向があります。さらに、動線上にソファやテーブルなどの家具を置かないといった動線を考慮した家具の配置まで意識すると、快適な動線にすることができるでしょう。

食事の配膳ではキッチンとリビング・ダイニングとの位置、キッチンの出入り口とリビングの関係、キッチンの形状が家事動線に影響します。たとえば、オープンキッチンやカウンターキッチンであれば、ダイニングに直接、またはカウンター越しに配膳ができ、動線は短くなります。一方、独立キッチンだとダイニングまで配膳する距離が長くなり、その分家事動線は長く使い勝手は少し不便になります。

●家事動線に関する記事はこちら

家事動線をチェック!家事が楽になる間取りの考え方とは?
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入居後のリフォームも可能!

住まいの購入を検討する際は、購入後にリフォームできる、ということも念頭に置いておくとよいでしょう。生活スタイルを考慮して間取りを選んだとしても、長年生活していくなかでは、家族構成の変化や家族の年齢が上がることによって生活スタイルが変わっていくこともあります。そんなときは、リフォームで間取りを変えることも可能です。

リフォームしたリビング

たとえば、「縦長リビング」と隣接する居室が壁で仕切られた間取りの場合、隔てている壁面の撤去が可能なら、居室をリビングとして広げることができます。購入後しばらくはそのまま子どもの居室として使い、将来子どもが独立して夫婦2人になったらリフォームすることで、居室とリビングを隔てている壁を取り、居室とリビングを繋げて広いリビングとして使うこともできます。

このように、今の生活スタイルに合わせた間取りが、将来の生活スタイルに合わなくなった場合にはリフォームすることで間取りの変更は可能です。リフォームを検討する場合は、リフォームしたい箇所の壁や配管などが撤去できるかどうか事前に調べておくとよいでしょう。

リビングの使い方は家族構成や家族の年齢、暮らし方によって変わります。購入するときは、どんなリビングの使い方・住まい方が家族にとって好ましく快適かを考えるとよいでしょう。迷ったときは、将来のリフォームの可能性も視野に入れると選択肢が広がります。

理想のマンション購入は、生活スタイルに合わせた間取りを選ぶことが大切なポイントのひとつです。なかでも、リビングは家族が暮らす中心となる重要なところです。ぜひ、現在と将来の家族構成を考えながら、家族の暮らしに合ったリビングのある住宅を見つけてくださいね。

情報提供:不動産コンサルタント 秋津 智幸

不動産サポートオフィス 代表コンサルタント。公認不動産コンサルティングマスター、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士。不動産コンサルタントとして、物件の選び方から資金のことまで、住宅購入に関するコンサルティングを行なう。