収納ガイド

2017.03.03 更新:17.06.23

Question

キッチンのシンク上吊戸棚収納の活用法とは?

キッチンのシンク上に吊戸棚があるのですが、いまいち何を収納したらいいのか分かりません。背伸びをして、手を伸ばして取らないといけないので、収納しているものが落ちてきそうで恐いです。結局ずっと触っていないものが奥の方に収納されています…。キッチンのシンク上吊戸棚の活用方法を教えてください。

Answer

高さごとに収納するモノを変えることで、キッチンのシンク上吊戸棚は使いやすい収納に!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

「目に入る高さにあって便利そうだけど、使ってみるとなんだかモノが出し入れしづらい…」
「奥のモノが取り出せない…」
「もはや何が入っていたか忘れてしまった…」

そんな、うまく使いこなせないという声をよく聞くキッチンのシンク上吊戸棚。

人が使いやすいと言われる目から腰の高さ(ゴールデンゾーン)より上にあるシンク上の吊戸棚ですが、目が届きにくく、手を伸ばしてモノを探る必要のある収納場所は、いったい何を入れて、どのように使うと良いのでしょうか?

シンク上の吊戸棚も【収納のポイント】を知ることで、高さ・奥行をムダなく使いこなせます。知って得する収納方法で、これまでなんとなく使っていた収納場所を、グッと便利で使える場所にしましょう!

動線に合わせたシンク上収納のコツとは?

料理の手順と動きに合わせた収納を
キッチンの調理台の真上にあることが多い吊戸棚は、作業をする動線から考えると使いやすい位置にある収納です。

シンクで野菜を洗い、調理台で切って、コンロで火を通す。
料理の手順を考えると、キッチンでは左右の動きが多く、この動き(動線)を崩さずにモノをサッと取り出せると、効率良くお料理をすることができ、家事の時短に繋がります。

この動線は収納を考える上で、最も大切なポイントです。

下段:よく使う乾物や調味料を収納

シンク上吊戸棚の中でも、手の届く下段なら、よく使うモノを収める便利な収納にしましょう。

吊戸棚の下段で手の届きやすい部分には、よく使う乾物や調味料などを動線に合わせて収納しておくのがおすすめです。

鰹節、昆布、干しシイタケなど出汁を取るために水から使う乾物はシンクの真上に、仕上げの味付けに使うスパイスはコンロに近い調理台の真上に置くことで使いやすく。

また、毎日コーヒーを淹れるのなら、フィルターやドリッパー、コーヒー豆など一緒に使うモノ同士を「コーヒーセット」にしてまとめておくと、ワンアクションで準備ができるので家事の時短に繋がります。

中段:使用頻度の低いモノを収納

中段になると踏み台が必要になったり、出し入れが難しくなりますので、普段は使っていないモノ、使用頻度の低いモノを収納します。

月に一回のお菓子作りに使うハンドミキサー・型抜き・綿棒・振るいなどをまとめてセットにしておくと、作りたい時にサッとお菓子作りを始められます。準備のためにあちこちの棚や引き出しを開けて…という手間が省けますね。

他にもセットの作り方の例として、年に一度の行事に使う「パーティーセット」に紙皿や紙コップを、「お正月セット」におとそやお正月飾りを、「ラッピングセット」にカップやラッピング袋を…などと応用も可能。

たまにしか使わないと、あったことを忘れたり、バラバラに収納することで「どこにしまったかな」と探すのに時間がかかってしまったりということが起こりがちですが、このようにセットにしておくことで、手間や時間を省けます。

出し入れの少ないモノは、記憶に頼らず「必ずそこにある」と分かるグループ収納で整理しましょう。

上段:使用頻度の低い軽いものを収納

上段には、すし桶や、せいろ、キッチンンペーパーのストックなど使用頻度が低く、軽いモノを収納しましょう。手の届きにくい上段は、めったに使わないモノを保管する場所と決めます。もし、特に収納するものが無い場合は、空けておいても構いません。

地震などの災害で棚からモノが落下するなどのリスク回避を考えて、高い場所には缶詰や鍋など重いモノは置かないようにします。使用頻度が低いからという理由で、むやみに手の届かないところに収納しないようにしましょう。

取り出しやすく分かりやすく収納するコツとは?

直置きせずに取っ手付き収納を使う
シンク上吊戸棚の場合、収納する際に気を付けたいのが【直置きをしない!】ということです。

手は届くけれど、奥まで見渡すことが難しい高い場所は、奥に収納しているモノの管理がしづらいですよね。直置きをすると、「気が付けば手前のモノばかり使っていて、奥にあるモノを使い切れない…」ということになってしまいます。

そうならないようにするためには、取っ手付きのカゴを使うことで、いつでも出しやすく、戻しやすい収納にすることができます。

ホームセンターなどで吊戸棚ストッカーなど、取っ手のついた収納容器が販売されているので探してみましょう。安価なケースだと、中にモノが入った重みで取っ手がたわんでしまうことがあるので、しっかりとしたものを選ぶと安心です。

ラベルを貼って中身を見える化

せっかくきれいに収納しても、いざ使う時に「このカゴ、何が入っていたかしら?」と中を見ないといけないようでは家事の時短には繋がりません。

ラベルに中身を記載して、誰が見ても分かるようにしましょう。
ラベリングには、お気に入りのマスキングテープやラベルシールを使うと手軽にできるのでおすすめです。

箱入りのお重箱や、めったに使わないお椀など、箱のまま収納しているモノにもラベルを忘れずに!寿司桶など、箱がなくホコリよけのために袋に入れておきたいものは、透明の袋を準備し中が見えるようにしてください。

袋にラベルが貼りにくい際は、はがせるタイプのラベルを準備して、それぞれのキッチングッズを置いている棚自体に「ここに置く」と分かるように貼っておきましょう。

ラベルに書いているモノ以外を入れない
また、中身を見える化することで「ラベルに書いているモノ以外を入れない」というルールができます。そうすると出したモノを元に戻す時にも意識するので、むやみにモノをしまい込むことがなくなり、探し物も減りますよ。

シンク上吊戸棚の活用で使いやすいキッチンに

お料理を作る調理台の上はいつもスッキリ、モノがない状態をキープしたいものですね。
そのために【使える収納】としてシンク上の吊戸棚を活用しましょう。手が届く高さまでなら、収納するモノや、収納ケースの工夫によってグッと使いやすくなります。

重いモノの収納や、手を伸ばしても届かいない場所への無理な収納は、落下や転倒の原因になるので避けましょう。安全面を十分に考慮して収納してください。

快適な空間作りは、ご自身に合った収納から始まります。収納の一工夫で、キッチンをもっと使いやすく変えていきましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。