収納ガイド

2017.06.26 更新:2017.08.09

Question

かさばる布団をスッキリ収納するには

普段はベッドで寝ているのですが、来客用にと思い布団をいくつか持っています。また、自分で使う羽毛布団も夏になると収納するのですが、結構かさばります。一応圧縮袋に入れてはいるのですが、それをどう収納したらうまく収まるのか分からず場所を取っています…。かさばる布団の収納方法を教えてください。

Answer

布団の適正量を把握して、必要な量は収納グッズを活用して上手に収納しましょう。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

収納スペースの中で大きな場所を取ってしまいがちな布団収納。
布団はサイズが大きく場所を取るので、奥行の深い押し入れ収納が理想です。

しかし、現代の住宅事情では押し入れがない家も多く、クローゼットなどの一角に収納しなければならないというケースもあります。

収納スペースに合わせてコンパクトでスッキリとした使いやすい布団収納を目指しましょう。

布団の適正量とは?

快適な収納を実現するためには、まず「整理」をすることがとても大切です。
「整理」とは要・不要に分けることです。

要・不要に分けるためには、各家庭の布団の適正量を把握することから始めましょう。
ベッドで寝るのか、布団を敷いて寝るのか、就寝スタイルによって必要な布団の数や種類は違います。

また、来客用の布団を所持するか、レンタルサービスを利用するかによっても大きな違いが出てくるところです。

ご自身のライフスタイルに合った布団の適正量を知ることで、今まで必要だと思っていた布団収納スペースをコンパクトにまとめることが可能になりますよ。一度、ご自身の持っている布団をすべて出してみて、本当に必要なのか見直してみましょう。

使っていない布団は処分してスペースを確保
必要な布団の枚数は、一人一組、掛け布団は夏冬1枚ずつ。 何年も使っていない来客用など、この先も使う予定がないものは思い切って手放す、もしくは今使っているものと交換してみるなど、「ただ持っているだけ」から卒業しましょう。

使っていないのに、処分が面倒という方も多いかもしれません。
しかし、貴重な収納スペースを無駄遣いしてしまっては暮らしにくくなってしまいます。使っていない布団は家から出すようにしましょう。

一つ増えたら一つ手放す
寝具にまつわる毛布やタオルケットなども気が付けば増えていることが多いアイテムです。新しいモノが一つ増えたら、古くなったモノを一つ手放しましょう。思いのほか場所を取っていた、ということがわかるかもしれません。

日常使いする布団の収納方法とは?

毎日布団を敷いて寝る場合、日常使いの布団は何よりも出し入れしやすいことが重要です。
コンパクト収納を意識しすぎて使いづらいようでは、毎日のことなのでしまうのが億劫になり、出しっぱなしになってしまいます。

[押し入れに収納する場合]
押し入れであれば、上段がよく使うものを収納するのに適しています。上段に二つ折りにして平置きするとアクション数が少なく、楽に出し入れできます。

この時、できるだけ輪の部分を手前にして収納しましょう。輪を手前にするだけで、スッキリと収納でき取り出しやすくなります。

下段に収納する際は、すのこ板を敷くなどして湿気対策をするとよいでしょう。

[クローゼットに収納する場合]
クローゼットに収納する場合は、押し入れよりも奥行が浅いため、工夫が必要となります。

クローゼットの奥行は50~60センチが一般的です。しかし、シングルサイズの敷布団を三つ折りにした場合の奥行は80センチです。

奥行に対応した収納グッズを使用
このような場合はクローゼットの奥行に対応したキャスター付き布団収納ワゴンや伸縮ラックなどを使用します。平置きではなく、高さを活かした収納で、布団を立てて収納しましょう。

また、四つ折りにできるマットレスタイプの敷布団を使うことで、クローゼットの奥行問題が解決できます。マットレスタイプの敷布団は倒れにくいので、縦収納にも適しています。

布団収納には湿気対策も忘れずに
収納場所がどこであれ、布団収納で欠かせないのが湿気対策です。
押し入れやクローゼットではすのこ板を敷いたり、壁際にすのこ板を立たせたり、風通しよくすることでカビなどの発生を防ぐことができます。繰り返し使える除湿シートや除湿剤を置くのもいいでしょう。

シーズンオフの寝具や来客用布団の収納方法とは?

日常使いの布団とは違って、シーズンオフの寝具や来客用布団は使用頻度が低く出し入れすることは少ないので、普段は使わないスペースを利用して収納しましょう。

布団収納グッズを活用する
収納に限りがある場合は収納スペースに合った収納グッズを準備することで、収納できる量がぐっと変わります。

布団袋や圧縮袋を利用すると場所を取らずにコンパクトに収納できます。
布団用のケースはできるだけ四角く立てて収納できるものを選びましょう。
収納グッズは、収納する場所のサイズを調べてから購入することをおすすめします。

布団を購入した時に入っていた袋を利用することもありますが、大きすぎたり、自立しにくいモノはおすすめしません。収納場所に合った布団ケースを準備することをおすすめします。

立ててデッドスペースに収納
また、布団をくるくると巻くことで縦収納にすることも可能です。ウォークインクローゼットの奥や、クローゼットの折れ戸の部分など、デッドスペースといわれる場所を有効利用するのもよいでしょう。

素材や色を統一して見た目もスッキリ
人が受ける情報の約80%は視覚から得ていると言われています。
ですから、布団袋や圧縮袋の素材や色などを統一させることも、布団収納をスッキリさせるポイントとなります。視覚の情報をスッキリとさせると、モノの量や場所の把握に時間がかからず、管理しやすくなります。

ベッドカバーやシーツなどの収納方法とは?

引き出し収納には立てて収納
押入れ収納がある場合は、コの字のラックを使って空間を仕切り、ラックの下に引き出し収納を設置します。

高さが30センチの深いタイプの引き出し収納を使用することで、シーツやボックスカバーなどを畳んで立てて収納することができます。立てることによって、平置きで収納するよりもたくさん入り、取り出しやすくなります。

一緒に使うモノはセット収納に
寝具やベッドリネンなど、一緒に使うモノどうしをできるだけ一か所にまとめることで、家事動線もまとまります。

また、シーズンオフや来客用布団を布団ケースなどに収納する際は、来客用布団と一緒に来客用シーツやカバーを布団袋の中にセットして収納しておくことで、一つの布団袋を取り出す作業で一組の布団一式を用意することができます。シーツやカバーを別の収納場所から取り出す手間を省くことができ、時間短縮にもつながります。

ラベリング管理
布団袋に入れて収納する際は、中に入っているものが分かるようにラベリングをしましょう。
ラベルを貼りにくい素材の布団袋の場合はネームタグ(荷札)をつけておくといいでしょう。

ラベリングをすることで中身が一目瞭然、家族全員に分かり、同じ場所に戻すという意識づけにもなるので、定位置管理がしやすくなります。

使用頻度に合わせて使いやすい布団収納に

布団の収納は日常使いの布団と、そうでない布団とで、収納方法・場所が違います。

限られたスペースの中で、使用頻度に合わせた使いやすい収納を通じて、その先に訪れる効果を実感してください。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。