収納ガイド

2018.12.04

Question

靴下の収納をラクにするには?少しの工夫で変わる靴下収納

靴下の収納に悩んでいます。形や大きさもまちまちで、特にストッキングなどは、たたんでもばらけてしまうことがあります。ほかにも探している靴下の片方がなくなったり、タンスから靴下が溢れてしまったりと大変です。靴下の収納で、何かコツがあれば教えてください。

Answer

靴下の適正量を把握し、たたみ方の基本を押さえれば、収納スペースを有効に使えて、出し入れするのもぐっと楽になります。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

目次

靴下の整理のコツは?

衣類のなかでも特に片付けにくい靴下。長さや素材、厚さもまちまちで、家族によって大きさも違うのが靴下です。うまくたためず、タンスのなかにしまってもすぐにバラバラになって、ごちゃついてしまいがち。急いでいるときに限って片方が見つからない、なんていうことも、よくある悩みですよね。

そのような時間の無駄は、靴下の収納方法を工夫するだけで、劇的に改善されます。靴下を、使いやすく、また戻しやすく収納するために、まずは整理・分類をきちんとしましょう。靴下を整理・分類するための、基本的なコツをご紹介します。

最初にやることは整理
まずは自分が持っている靴下の量を知ることから始めましょう。短い靴下が何足、長い靴下が何足、ストッキングの黒色が何足…という具合に分類分けをしながら全て出し並べてください。そこから使うモノを選び取っていくことが大切です。

「使える」か「使えない」かではなく、「使う」か「使わない」かで選んでいくことがポイントとなります。「迷うモノ」や「想い出のモノ」などがある場合、無理に処分しなくて大丈夫です。

・「使うモノ」→使いやすく戻しやすい収納を考える
・「使わないモノ」→処分する
・「迷うモノ」→賞味期限をつけ、迷いボックスを作り保管 ※賞味期限とは再度確認をする期限のこと
・「想い出のモノ」→想い出ボックスを作り保管

このように4つに分けることができ、行先を決めていきます。

自分が生活するなかで、余分な靴下はないか、使っておらず引き出しの奥に眠ったままの靴下はないか、一度確認してみましょう。

適正量を決める
靴下の適正量、と聞いてどのくらいの数を思い浮かべるでしょうか?5足?7足?10足…? 正解はありません。自分にとって必要な数を自分自身で見極めて決めた量が真の適正量となります。

たとえばスポーツをよくする人は1日2足靴下を使うことがありますし、出張が多い人は少し余分に持ち合わせておく必要があります。また、洗濯機をかけるサイクルによっても数は変わってきます。一人暮らしで洗濯物の量が少なく2日おきに洗濯をする人と毎日洗濯をする人では、必要な数が違います。

靴下の適正量を把握するためには、1週間もしくは1カ月単位、あるいは季節ごとで、自分が何種類の靴下を使っているのかなど、期間を区切って考えてみることです。家族によっても生活ペースが違うので、靴下の適正量も異なります。自分が使う靴下の適正量、子どもの靴下の適正量など、それぞれ個人ベースで考えましょう。

また、数で決めることが難しく感じる方は収納ケースに収まる分だけ、と視覚でわかりやすく管理するのも方法の一つです。

処分するタイミングを決める
靴下を捨てるタイミングを決めるのも、整理をしていくうえで重要です。使っている靴下に穴が開いたり、ゴムが緩んでしまうなどで捨てることも多いのではないでしょうか。それ以外にも、例えば素地が薄くなったモノ、期間を定めて、その間に一度も使わなくなったモノなど、自分のなかで処分するタイミングを決めてみましょう。

新しく購入するタイミング=不要なモノを処分するタイミング 

新しく靴下を購入するときに、自分で決めた適正量を越えてしまわないようにすることがとても重要ですので、処分するタイミングと新しく購入するタイミングが同じであることが理想です。靴下の購入、廃棄にサイクルをつくることで、ある日突然、使える靴下が1足もなくなってしまった、なんていうトラブルに陥ることもありません。

分類する
多くの家庭で、家族ごとに靴下を分けて収納していると思いますが、人別に分け、さらに長さや使う頻度、季節ごとに分けましょう。靴下の分類をしておけば、忙しい外出時にもすぐに目的の靴下を探すことができるので、時間の節約につながります。

どこに収納する?
靴下をどこの場所に収納すると使い勝手がよいのか、生活習慣によって変わってきます。夏は家の中では素足で過ごし、外出時だけ履くのであれば玄関近くに置くと無駄な動きがありません。また、冬であれば足元が冷えるのでお風呂上りに履くという方もいらっしゃるでしょう。このような場合、靴下はパジャマや下着などと一緒に洗面室に置くとサッと履くことができます。

靴下を履くタイミングと場所を考えて、収納の計画を立てるとおのずとどこに収納していけば使い勝手がよいか見えてきます。

靴下のたたみ方は?

収納スペースを少しでも無駄なく使うためには、靴下のたたみ方を工夫してみましょう。種類の豊富な靴下には、それぞれの長さや素地によって、適切なたたみ方があります。基本は片方を無くしてしまうことがないように、左右セットでまとめること。靴下の種類ごとに分けて、それぞれのたたみ方をわかりやすくご紹介していきましょう。

普通程度、もしくは長い靴下の場合
[ 1 ] 靴下を左右に重ねて、1つに
[ 2 ] 履き口を折る(このとき、収納場所の高さに合わせて折るとよい)
[ 3 ] 履き口のなかにつま先を入れる
[ 4 ] 形を四角に整える

くるぶし丈など、短い靴下や子どもの小さい靴下の場合
[ 1 ] 靴下を左右に重ねて、1つに
[ 2 ] 履き口を折る(このとき、収納場所の高さに合わせて折るとよい)
[ 3 ] 履き口のなかにつま先を入れる
[ 4 ] 形を四角に整える

フットカバーの場合
[ 1 ] 片方のフットカバーのなかに、もう片方を入れる(重ねる)
[ 2 ] 履き口側を上に、全体的に平らになるよう整える
[ 3 ] さらに半分にたたんで、履き口のなかに差し込む(入れる)
[ 4 ] 形を整える

ストッキング・タイツの場合
[ 1 ] 左右に重ねて、1つに
[ 2 ] シワを伸ばし、半分に折る
[ 3 ] つま先側から、履き口に向かって、複数回に分けて半分に折っていく。(目安3回)
[ 4 ] 履き口部分のゴムを折り返し、包む
[ 5 ] 平らになるよう、形を整える

たたみ方に注意
ご紹介したほかにも、靴下のたたみ方にはいくつかの方法があります。お手軽だからと、なかには靴下を1組そろえ、くるんと履き口を返して丸めている人もいるのではないでしょうか。丸めるたたみ方は、素材によって靴下が伸びてしまい、靴下の素地を痛めてしまうことにもつながるので注意が必要です。

加えて丸める靴下のたたみ方は、収納スペースを多く取ることもあるので、あまりおすすめはできません。基本はたたんだあと、形を四角に整え、無駄のないようにスペースを使うことを意識しましょう。

靴下を収納するときのポイントは?

整理し使う靴下だけを種類別に分類し、四角い形にたたんだ靴下。これらをタンスなどのスペースに収納するときも、実はいくつかのポイントがあります。靴下の収納スペースを効果的に使うためのコツをご紹介していきましょう。

靴下は、立てて収納
たたんだ靴下は折り目を上にして、コンパクトに立ててしまっていきましょう。

規則正しく立てて並んでいると、目当ての靴下をサッと取り出すことができ時間の節約につながります。注意したいのは引き出しスペースが広いタンスに靴下を収納する場合、立てた靴下が崩れやすくなってしまうこと。そのような場合は収納ケースなどを使って対応しましょう。

収納ケースなどを使うほかにも、たとえばブックエンドなどで仕切りをつくると種類や色ごとに分けることができてさらに見やすい収納に。

収納グッズを利用すれば、収納の幅もぐっと広がる
ご紹介した収納ケースや仕切りなどの収納グッズは、どれも100円ショップで簡単に手に入れることができます。家にあるタンスや引き出しの中に、このような収納グッズを一緒に利用することで、取り出しやすく、かつ片付けやすい収納スペースをつくることができます。

最近の収納グッズはおしゃれなモノやアイディアの詰まったモノも多く、その種類も豊富です。靴下の収納として役立てられるモノもたくさんあります。

たとえば100円ショップでも手に入るウォールポケットは、ポケットごとに靴下をしまっておくと、見やすく取りだしやすい収納にすることができます。靴下は外出時に履くことが多いので、服を収納しているクローゼット、その扉裏の空いたスペースを利用して、吊るすのがおすすめです。

市販の収納グッズを買うほかにも、四角い空き箱など身近なモノを利用して、仕切りをつくるという方法もあります。アイディア次第で、自分だけの使い勝手の良い収納スペースをつくることができるのも、DIYの魅力の1つですね。

クローゼットや、タンス、棚、収納ケースなど、人によって靴下を収納している場所はさまざまです。どの場所に靴下を収納するときも、共通して意識するべきポイントは以下の4点。

[ 1 ] 使うモノだけを収納する
[ 2 ] 種類ごとに分類する
[ 3 ] 収納スペースに合わせたサイズで縦入れできるたたみ方をする
[ 4 ] 収納するスペースの高さや幅に合わせて有効に使う

今回ご紹介した具体的なアイディアを試して、靴下を使いやすく収納し直してみましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。