収納ガイド

2017.03.03 更新:17.10.06

Question

キッチンのシンク下・コンロ下を使いやすくきれいに収納するには?

キッチンの中でも、シンク下やコンロ下がごちゃごちゃしてしまいます。鍋やフライパンなど、とりあえずシンク下やコンロ下に収納しているのですが、取り出しにくく、デッドスペースも多く、いつも使いにくさを感じています。料理がしやすくなる、シンク下やコンロ下の収納方法を教えてください。

Answer

シンク下やコンロ下は、料理をする時の動きを意識して収納することで、効率よく料理ができるようになります。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

大きさや形、使う用途も様々なキッチングッズ。丸い鍋やフライパン、やかんなどは、四角い引き出しに収納すると四隅にデッドスペースができてしまいます。

「なんだか、シンク下やコンロ下の収納が使い切れていない…」
「シンク下やコンロ下収納にたくさんある鍋やフライパンを重ねると、下のモノを取り出すのも面倒になり、いつも上にあるものモノばかり使っている…」

と、キッチン中でもシンク下やコンロ下の収納に関するお悩みの声をよく聞きます。

キッチンはお料理をする人にとってコックピットのような場所。使いにくいキッチンでは、せっかくのキッチングッズも活かしきれません。
無駄な動きや、出し入れに手間取ることのないように、自分に合った収納で毎日の家事負担を少なく、お料理を楽しく!【もっと使える!キッチン収納計画】 を立ててみましょう。

動線を考えたシンク下・コンロ下の収納術とは?

水まわり・火まわりで分けて収納
たくさんあるキッチングッズは、大きく分けると2種類、「火」で使うグループと「水」で使うグループに分けることができます。「水まわりで使うモノ」はシンク下、「火のまわりで使うモノ」はコンロ下に収納しましょう。

収納の基本ですが、使うモノを使う場所に合わせて収納すると、無駄な動きが減り、家事がスムーズに行えます。

シンク下には水まわりで使うモノを収納
シンク下にはザルやボウル、サラダピルスナーなど、水まわりで使うモノを収納します。
実はパスタ鍋やヤカンもシンク下に置きます。火にかける前に必ずお水を入れるので、シンク下に収納するのがベストなのです。

お掃除用洗剤やスポンジ、水切りネットやポリ袋もシンク下にあると、生ごみの処理などがサッとできます。ラップやキッチンペーパーなどもシンク下に収納してあると便利です。

コンロ下には火まわりで使うモノを収納
コンロ下は直接火にかけるフライパンや、鍋、鍋蓋などを収納します。鍋つかみ(ミトン)や、鍋敷きなどもコンロ下にあると、パッと取り出せて便利ですね。

油や、調理酒、みりんなど、火にかけて使う調味料もコンロ下にあると調理がスムーズにできます。また、残り油を処理するための吸収剤も一緒に収納しておくと、使った後の油処理がしやすくなります。

利き手に合わせた位置に収納
お料理をする人が右利きか左利きかによっても使い勝手は違ってきます。
右利きであればコンロ下の収納スペースの中でも右側が使いやすいので、調味料などパッと取り出したいものは右側に配置します。

些細なことですが、ご自身のライフスタイルや癖なども考えて、最も使いやすい収納を計画しましょう。

観音開きのシンク下・コンロ下の収納術とは?

観音開きのシンク下・コンロ下収納は、空間が広く、大きなものや高さのあるモノがたくさん収納できるのですが、ついつい詰め込み過ぎたり、奥のモノが取り出しにくくて手前のモノばかり使ってしまう傾向があります。

コの字ラックで空間を上下に分ける
観音開きタイプのシンク下・コンロ下収納では、空間を四角く区切って、高さ・奥行きを活かした収納をしましょう。

高さを活かすのに最適な収納グッズが 「コの字ラック」です。ラックを使って上下に空間を分け、鍋を上段・下段に分けて収納すると、使いやすく、高さも活かせます。これなら重ねると取り出しにくい鍋もスッと取り出せます。

スライドラックで奥行を活かす
また奥行きを活かした収納には、カゴ部分を手前に引き出すことができる「スライドラック」を使います。スライドラックを使うことによって、ラックのカゴに入れたモノを引き出しのように引き出して使うことができるので、手前・奥を活かした収納が実現します。スライドラックには2段式のモノもあり、それらを使うことで高さの空間を活かすこともできます。

ファイルボックスで空間を仕切る
また、100円グッズのファイルボックスやかごを使うことも、空間を仕切るのに有効です。ファイルボックスに調味料を並べて収納すると、ファイルボックスを引き出しのように使えるので、奥のモノも取り出しやすく、管理しやすくなります。

スライド式のシンク下・コンロ下の収納術とは?

スライド式引き出しタイプのシンク下・コンロ下収納は、奥のモノがすべて見渡せるので、全体を把握しやすく使いやすい反面、高さに制限があります。収納するものの高さをしっかりと把握して、空間を上手に使いこなしましょう。

ファイルボックスを使い立てて収納
フライパンや鍋蓋など、そのまま置くと場所をとるモノも、立てて収納するとグッと収納場所を節約できます。ここでも100円グッズのファイルボックスを使って、立てる収納を!重ねて収納するより、取り出しやすさも実感できます。

巾木収納には重いモノやたまに使うモノを
最近は巾木(はばき)収納と言って、調理台収納の1番下の段に、高さが低めの引き出しがついているキッチンもあります。意外と使いこなせていないのがこの巾木収納。

しかし足元にある巾木収納は、実は使いやすい収納です。重いモノや、たまに使うモノを置くのに最適!ホットプレートや土鍋、カセットコンロなどを収納しておくと、「しまい込んでしまって出すのが面倒だから…」と使えていなかったモノが出しやすくなり、活躍の場が広がります。他にも、350ml缶がジャストサイズで収納できますよ。

シンク下・コンロ下を使いやすく保つコツとは?

7~8割の収納量を保つ
シンク下、コンロ下は空間が広く、高さを活かした収納が多いため、ついついモノを詰め込み過ぎる傾向がありますが、理想の収納量は全体に対して7割から8割です。入れ過ぎたり詰め込み過ぎた収納だと、出すのも戻すのも面倒になります。少し余裕がある程度の収納量を目指しましょう。

食品はシンク下に収納しない
またシンク下には配管があり、湿気の溜まりやすい場所です。食品は湿気に弱いので、シンク下には収納しないようにしましょう。

直置きせずに使いやすく清潔に
キッチン周りは、毎日使う場所なのでどうしても汚れやすくなります。また、コンロ近くは油汚れや、調味料の液だれなども気になる場所ですね。

キッチンを清潔に保つには、調味料を直置きせず、かごやファイルボックスを駆使して収納しましょう。調味料をかごやファイルボックスに入れることで、使いたい時にサッと取り出しやすく、掃除もしやすくなります。

出しっぱなしにしない
また、調理する場所を広く確保できるように、キッチンにはモノを出しっぱなしにしないことが大切です。収納を一工夫することで、片付けやすく掃除がしやすい清潔なキッチンを保ちましょう。

使いやすいシンク下・コンロ下収納でキッチンを快適に

キッチンは火や水、刃物など、さまざまなモノを使いながら、短時間で調理をする場所です。使い勝手が悪く、モノがゴチャゴチャと置いてあると、思わぬケガや火傷の原因にもなりかねません。出しやすく、戻しやすいシンク下・コンロ下収納を心がけましょう!

そのためには、再度以下のポイントを意識します。
・どこでどんな作業をするのか動線を考える
・よく使うモノは出しやすい場所に
・あまり使わないモノは別の場所に
それぞれ使う場所を考えて、収納を有効活用しましょう。

お料理をもっと楽しく、キッチンをもっと快適に! シンク下とコンロ下の収納計画を立ててみて下さい。

情報提供:整理収納アドバイザー 角一 まり子

整理収納アドバイザー2級認定講師、ファイリングデザイナー2級。インブルーム株式会社にて多くのお客様のご自宅で整理収納サービスを行う。世代や環境に合わせ、様々な角度から「快適で暮らしやすく、そして美しい」空間づくりを提案。