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Question

掃除道具の収納アイデア・スッキリ片付くコツは?

部屋をきれいにするための掃除道具が場所を取っていて、部屋が片付いて見えません。だからといって掃除道具を物置にしまうと、今度は出し入れが面倒です。掃除道具のよい収納方法はありませんか?

Answer

掃除道具はトイレ、お風呂、洗面所、リビングなど、それぞれ使用する場所の近くに収納しましょう。一緒に使う道具はまとめておくと、使いやすく、片付けやすいですよ。

情報提供:整理収納アドバイザー・薬剤師 今井 知加

目次

掃除道具の収納の基本

毎日掃除をきちんと行っていても、その道具が散らかっていたり不衛生な状態で置かれていたりすると意味がなくなってしまいます。毎日使用する掃除道具は、“片付けやすく、取り出しやすい”を意識することが大切です。そのためには掃除道具を上手に収納しましょう。

掃除をする際に、掃除道具を取り出すことが手間になっていませんか?掃除道具をどこに置いたか、毎回分からなくなっていませんか?ここでは、掃除したいときにサッと掃除が始められる、使いやすくて、片付けもラクな掃除道具の収納方法を3つご紹介します。

掃除用具の並んだ床
※イメージ写真

[ 1 ] 使う場所の近くに収納する
掃除道具の収納方法で、まず大切なポイントは、掃除する場所の動線上に収納することです。汚れに気付いたときにすぐ掃除できると、きれいな状態を維持しやすいですよね。

たとえば、お風呂の掃除道具が浴室や脱衣所にあれば、掃除をしたいときに、サッと取り出して使えますし、掃除道具の定位置にすぐに戻すことができます。

逆にお風呂の掃除道具が浴室から遠い廊下や納戸にあったら、いちいち取りに行かなければいけません。お風呂を掃除してぬれたままの掃除道具を浴室から遠い廊下や納戸まで持って行く間に、水が垂れたり、乾くまで収納できなかったりすることも…。

掃除道具は使用場所近くに収納するのが効率的。使用場所の周辺で収納できるスペースを見つけましょう。

[ 2 ] 一緒に使う道具はまとめる
一緒に使うものはまとめて引き出しや収納ボックスに入れてしまっておくと便利です。たとえば、掃除道具と洗剤が、ばらばらに収納されていると、取りに行くのに時間がかかってしまったり、そもそもどこに収納したか分からなくなってしまったりする場合もありますよね。

そのため、窓掃除で使うクロスやサッシの溝掃き用ほうき、ガラス用洗剤などは一緒に収納するのがおすすめ。まとめて取っ手付きのバスケットに入れておけば、持ち運びやすく、便利になります。また、バケツを掃除道具の収納ボックス代わりに使うと、水拭き掃除のときに水をためられて便利でおすすめです。

窓掃除をする女性
※イメージ写真

キッチン収納では、「ガスコンロ用」と「シンク用」など、使用する目的別に分けて掃除道具をまとめておきます。分けて収納することで「油を拭いてもよい雑巾」と「水回りだけに使いたい雑巾」の混同を避けることができますよ。

掃除をしているイメージをしながら、一緒に使う道具を考えて収納する場所を決めていきましょう。

[ 3 ] 水ぬれOKの素材を選ぶ
水回りの掃除道具には、水にぬれても問題ない素材の収納グッズが適しています。

トイレやお風呂、キッチンなどの水回りの掃除で使用した掃除道具はぬれていることがあります。また、お風呂場や洗面所回りの掃除道具は、湿気の多い場所に置かれる可能性もありますよね。水回り用の掃除道具を収納する場合は、水にぬれても問題ない素材や水切れがよい入れ物を選ぶと安心ですよ。

A4サイズのファイルボックスは洗剤類の収納に向いています。なぜなら、ファイルボックスに入れることでボトルが倒れにくくなったり、引き出しやすくなったりするからです。洗剤類はファイルボックスに入れるか、トレーや収納棚用シートを敷いておくと、万が一、液だれしても、すぐ拭き取れます。なお、収納場所として通気性のよい所を選ぶことが大切です。

バケツに入った掃除用具と替えの雑巾
※イメージ写真

掃除道具を収納するにあたっては、上記の3つが基本です。これらの基本を押さえることで、どんな掃除道具でも、それを使う場所に合わせて、スッキリ収納することができるでしょう。この基本をもとに家の各所の掃除道具の収納方法を見ていきましょう。

掃除道具収納のコツとアイデア・リビング編

日常生活の中心となるリビングで使う掃除道具は、どこにどのような方法で収納するとよいのでしょうか?毎日使うときに出しやすくなる収納方法をご紹介します。

掃除機はリビング付近へ
リビングは人が集まる場所。家の中でもこまめに掃除機をかけたい場所です。このため掃除機はリビングから遠くない家の中心に置くのがおすすめ。

大きな掃除機の収納は、階段下や納戸などのスペースが最適です。コードレスの場合は場所を取らないので、リビングの一角に立てかけておいたり、家具や家電の隙間に置いておいたりすれば、使いたいときにすぐに使えます。スペースがあれば、フローリングワイパーも掃除機と一緒に立てかけておくとよいでしょう。

●掃除機の収納に関する記事はこちら

掃除機の収納方法とは?収納アイテムをDIYしてみよう!

掃除機の種類別の収納方法や掃除機収納のDIYのアイディアをご紹介しています。

掃除機をかける女性
※イメージ写真

小さな掃除道具は吊るす
ちょっとしたゴミをすぐに掃除できるミニほうきや粘着テープ、ハンディワイパーもリビングに置いておきましょう。

100円均一ショップで売っている結束バンドをこれらの掃除道具の柄に取り付け、簡易フックを家具に付ければ簡単に吊るす収納ができますよ。または、壁に有孔ボードを取り付けて、使う人の高さに合わせて吊るせば、誰でも取りやすく使いやすくなるので便利です。

●リビングをきれいに保つ収納術に関する記事はこちら

リビングをスッキリきれいに保つ収納術とは?

リビングをきれいに保つための収納術をご紹介しています。

掃除道具収納のコツとアイデア・水回り編

リビングの次は、水回りの掃除道具の収納のコツをご紹介します。キッチンの下の空間をうまく活用できなかったり、お風呂の掃除道具を置いている所に水あかが付いてしまったりという悩みを抱えている人がいるのではないでしょうか?

水回りの掃除道具の収納方法のコツをつかんで、スッキリきれいに収納できるようになりましょう!

キッチン下収納とお皿
※イメージ写真

キッチン下、洗面台下
ここでは、キッチン下や洗面台下の収納アイデアを3つ紹介します。

●市販のグッズでスペース活用
キッチン下や洗面台下に収納棚がある場合は、100円均一ショップで売っている組み立てラックやバスケットを使って、オリジナルの収納を作ってみてはいかがですか?空間の高さを、無駄なく活用することができますよ。

ラックやバスケットは、素材や色を統一することでまとまりのあるおしゃれな収納になります。周囲の内装に合わせて、たとえば木やスチールなどの素材や、ブラックやホワイトなどの色で統一するとよいでしょう。

ただし、キッチン下や洗面台下には排水管が通っていて、うまくラックを置けない可能性があります。ラックやバスケットを購入する際は、あらかじめキッチン下や洗面台下の収納サイズを測りましょう。収納の扉の内寸も考えて、無駄なく取り出しやすい収納を考えることが大切ですよ。

洗面台下収納
※イメージ写真

●シンク下のゴミ箱収納に関する記事はこちら

シンク下のゴミ袋収納でお悩み解消!

シンク下を有効活用して、ゴミやごみ袋などの収納方法についてご紹介しています。

●スプレーボトルは突っ張り棒に掛ける
スプレータイプのボトルは、突っ張り棒に掛ける収納がおすすめ。棚の中に突っ張り棒を渡すことで、賃貸マンションでも家具を傷付けずにスペースを活用できます。収納扉の内側にタオル掛けフックを付けてぶら下げる収納もおすすめです。この場合は、扉を閉めたときにフックに掛けたものが邪魔にならずに閉まるかを確認してください。有効利用できるスペースには、ぜひ自分で収納を作ってみてくださいね。

●吊り戸棚はストック品収納に
キッチンの上に吊り戸棚がある場合、高過ぎて普段使いしにくいこともありますよね。高過ぎる吊り戸棚には、換気扇の交換フィルターやガスレンジのつけ置き洗剤や、使用頻度が低めで、比較的軽い日用品のようなストック品を入れておくとよいでしょう。

●併せて知っておきたい収納に関する記事はこちら

洗面所の洗面台下の上手な収納術とは?

洗面所の洗面台下のきれいな収納方法をご紹介しています。

向きがそろった洗剤
※イメージ写真

お風呂場
続いて、お風呂場の収納アイデアについて2つ紹介します。

●浴室内では吊るす収納が基本
お風呂の掃除道具は水にぬれるものですが、ぬれたままにしておくと、カビや水あか、さびの原因になってしまいます。風通しのよい場所に置くことや、水切れのよい収納を心がけましょう。

そのため、浴室に掃除道具を置く場合には、吊るす収納がおすすめです。マグネット式やフィルム式フックを壁に付けて吊るすことで、水を切る効果と水分を吸い込まない効果が期待できます。

お風呂道具のマグネット収納
※イメージ写真

●脱衣所ではワイヤーバスケットを活用
脱衣所に掃除道具を収納するなら、ワイヤータイプのバスケットにまとめるのがおすすめです。ワイヤータイプにすることで水がたまらず、清潔に保つことができます。洗濯機の洗剤もおそろいのワイヤーラックに入れることで、統一感のある収納にできますよ。

●お風呂収納のコツに関する記事はこちら

お風呂収納のコツとは?

お風呂場で使うものを上手に収納するコツをご紹介しています。

トイレ
最後に、トイレの収納アイデアについて2つ紹介していきます。

●移動しやすい収納が◎
トイレの掃除道具は取っ手付きのバスケットに入れたり、キャスター付きの入れ物を使ったりすることをおすすめします。

トイレは雑菌が繁殖しやすいため、隅々までこまめな掃除が必要です。取っ手付きのバスケットやキャスター付きの入れ物に入れておくことでラクに移動でき、隅々まで掃除しやすくなります。トイレの床には、いくつもものを置かないようにしましょう。

●湿気に弱いものは高所へ
トイレは常に湿気がある場所のため、掃除道具以外のトイレットペーパーやサニタリーグッズは湿度が少ない高い位置へ置きましょう。棚に収納するか、なければ水タンク上のデッドスペースに突っ張り式の棚を付けると邪魔になりません。

逆に、掃除道具は低い位置に置きます。掃除用ブラシや洗剤類は、便器の横や棚の下段に収納するとよいでしょう。

トイレ収納にしまったトイレットペーパー
※イメージ写真

●おしゃれなトイレ収納の方法に関する記事はこちら

おしゃれなトイレ収納とは?棚やラックで真似したくなる空間を目指そう

おしゃれなトイレ空間にするための収納方法をご紹介しています。

掃除道具収納のコツとアイデア・ベランダ編

一戸建て住宅に住んでいてベランダを自由に使える人は、ベランダの掃除もしますよね。掃除道具をベランダに出しっ放しにしていて汚れてしまったり、壊れてしまったりして困っている人もいるのではないでしょうか?ここでは、ベランダの掃除道具の収納方法をご紹介します。

なお、マンションの場合はベランダが共用部分であり、もしもの時の避難経路にもなりますので、掃除道具は室内に置くのが望ましいです。

ベランダとほうき
※イメージ写真

ガーデンシェルフを活用
一戸建て住宅でベランダがある人は、掃除道具の収納にガーデンシェルフのような収納棚を活用するようにしましょう。掃除道具を置いた部分は汚れやすくなります。また、収納場所が決まっていないと、さまざまな場所に置いてしまい、ものが散らかりやすくなってしまうでしょう。

掃除用のバケツやタオルは、防水仕様の収納ボックスに入れて、ガーデンシェルフに置く形で保管するようにしましょう。収納ボックスが防水仕様でない場合、収納ボックスがさびてしまう恐れがあるので要注意です。

ほうきはフックで吊るす
ほうきは、壁に付けられるフックで吊るして収納するようにしましょう。ほうきを床に直置きで立てかけておくと、穂先が曲がってしまい、掃き掃除をしにくくなってしまいます。また、軽いので風で飛ぶ恐れもあります。そのため、壁に付けて吊るす形で収納することがポイントです。

軽いものは物干しざおで吊るす
スリッパのように強風で飛びやすいものは、天候に合わせてベランダの物干しざおを活用して、洗濯用のピンで挟んでつるすか、収納ボックスやネットに入れてサッシの内側に吸盤で付ける形で収納しましょう。スリッパを外に置きっ放しにしておくと、風で飛んでいくだけでなく、雨でぬれて使いにくくなってしまうこともあります。使いやすさを維持するためにも、使わないときはサッシの内側に入れて収納しておくとよいでしょう。

物干し竿
※イメージ写真
掃除道具のストック品はどう収納する?

掃除道具には、洗剤やスポンジなどの消耗品や掃除機の替え用紙パックなど、ストック品もいろいろあります。掃除の流れを止めないためにも、すぐに取り出せると便利ですよね。

掃除道具のストック品は、どこに収納しておけばよいのでしょう?ここからは、掃除道具のストック品に適した置き場をご紹介していきます。

ストック品も基本的に掃除道具と一緒に収納する
掃除道具のストック品は、掃除道具と一緒に使用場所近くに収納しておくとよいでしょう。

掃除の途中で交換が必要になっても、使用場所に近ければすぐに交換できます。また、掃除が終わって使い切ったタイミングでストック品を交換しておけると、次に掃除するときに便利です。掃除道具と一緒の場所にあれば、どこにしまったか分からなくなることもありませんね。

ストック品はすぐ使わないため、ほこりが被らないように蓋付きのバスケットやボックスに入れておきます。また誰が見ても一目で中身が分かるようにネームシールを貼っておきましょう。

ネームシールを作っている男性
※イメージ写真

玄関近くやパントリーにまとめる
「ストック品が多い」「収納場所が狭い」「湿気が気になる」など、収納に困る場合は、ストック品置き場を設けましょう。

掃除道具のストック品置き場は、玄関近くがおすすめ。玄関にあれば、買い物に行く前にストック品の在庫を確認でき、買い忘れ防止に。また買ってきたものをすぐに収納できます。

同じ商品を何個もストックする場合は、ラベルの向きをそろえるだけで、数が多くてもスッキリとした印象になりますよ。

洗剤とスポンジとゴム手袋
※イメージ写真

掃除道具の収納の基本は、掃除の動線を考えて、使いやすい場所に収納すること。また、使用場所の特性に合わせて、収納方法を考えることが大切です。見せる収納にしたい人は、おしゃれなバスケットや小物入れを活用して、収納を楽しんでみてください。
掃除道具を上手に収納して、清潔で見た目もスッキリした部屋にしましょう!

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。

HP:http://yutorijikan.blog.jp/