近畿圏の住みたい街(駅)ランキング2025年最新版
株式会社長谷工アーベストでは、近畿圏在住の方々を対象に「(住まいを購入して)住みたい街(駅)」に関するWEBアンケートを実施しました。
- 調査対象:近畿圏の居住者
- 調査期間:2025年5月23日~5月29日
- 有効回答数:1,648件
- 調査方法:WEBアンケート
「近畿圏の住みたい街(駅)ランキング2025」の第1位から第4位においては毎年順位の変動はあるものの、2022年以降同じ顔触れとなっています。街(駅)の人気が定着しているのかもしれません。一方、9位には草津、10位は枚方市と、昨年はTOP10圏外だった駅が順位を上げてランクインする結果となりました。それでは詳しく見ていきましょう。
第1位 大阪・梅田(2024年1位、2023年1位、2022年2位)
2025年の住みたい街(駅)ランキング、不動の人気を誇る大阪・梅田が3年連続で第1位です!
大阪・梅田は、西日本最大級のターミナル駅が集積する「キタ」エリアの中心地であり、関西全域の交通の要として機能しています。JRや地下鉄、私鉄の複数の鉄道が乗り入れ、通勤・通学・買い物など日常の移動において高い利便性を誇ります。大型商業施設や飲食店が立ち並び、地下には「梅田ダンジョン」とも呼ばれるほど複雑に広がる大規模な地下街が形成されており、生活に必要な機能が徒歩圏内でそろいます。
近年注目を集めているのが、JR大阪駅北側の「うめきた」エリアで進んでいる大規模再開発【グラングリーン大阪】ですが、2025年には南街区の施設が開業し、広大な緑の空間「うめきた公園」をはじめ、住居・オフィス・商業・ホテルなど多彩な機能が集結しました。都心にいながら自然を享受できる空間として、都市生活と緑豊かな暮らしが両立する新しい街へと変貌を遂げています。なお、エリア全体の完成は2027年度を予定しており、今後も都市としての成長と生活環境の質向上が期待されるので、街としての魅力がますます高まっていくことでしょう。
投票してくれた人の声
再開発により街が新しくなり、今後も発展が期待できそう。(40代・3人家族)
うめきた公園など、都心でも自然を感じられる環境が魅力的。(60代・2人家族)
アクセスが便利。商業施設も徒歩圏で、生活・仕事・遊びが完結する街。(20代・単身)
第2位 西宮北口(2024年2位、2023年2位、2022年1位)
西宮北口が昨年に引き続き第2位にランクインしています!
西宮北口は、大阪と神戸の中間に位置し、阪神間の中心的な交通拠点として高い利便性を誇ります。複数路線が交差する乗換駅であり、主要都市へのアクセスがスムーズなため、通勤・通学はもちろん、週末のお出かけにも便利です。
駅周辺には、大型商業施設や百貨店、スーパー、飲食店、映画館など多彩な店舗が集積しており、ペデストリアンデッキも整備されているため、快適に移動できます。また、交通利便性の高さから市外の人にとっても訪れやすく、地元の方にとっても仕事帰りや休日に気軽に利用できる生活拠点となっています。
一方で、駅から少し離れると落ち着いた住宅街が広がり、教育施設や医療機関も充実しているため、子育て世帯にとっては安心して暮らせる街といえるでしょう。都市の利便性と住宅地の静けさが調和した西宮北口は洗練されたイメージで憧れを持つ方も多く、住まい探しの候補におすすめのエリアです。
投票してくれた人の声
街並みが整っていて、憧れの街のイメージ。(30代・3人家族)
神戸・大阪の両方に出やすく、通勤や通学にも便利な立地だから。(40代・4人家族)
落ち着いた住宅街で、静かに暮らせる。駅前には商業もあり、生活するには困らない。(20代・2人家族)
第3位 天王寺(大阪阿部野橋)(2024年3位、2023年4位、2022年4位)
昨年1つ順位を上げた天王寺(大阪阿部野橋)は、今年も第3位をキープ!
天王寺は、大阪のミナミの玄関口として知られ、JR・地下鉄・私鉄の複数路線が乗り入れる交通の要所であり、大阪市内はもちろん奈良方面などへのアクセスも良好です。
駅周辺には、西日本一の高さを誇る超高層ビル「あべのハルカス」をはじめ、大型商業施設や飲食店が立ち並び、ショッピングやグルメ、カルチャー体験など幅広く楽しめます。高層ビル群には展望施設やホテル、オフィスも入り、都市のダイナミズムを感じられる一方で、「天王寺公園」や芝生広場「てんしば」、歴史ある「天王寺動物園」、さらに2025年春にリニューアルオープンした「大阪市立美術館」など、自然や芸術・レジャーに触れられるスポットも充実しています。
教育機関や医療施設も整っているほか、昔ながらの人情味あふれる商店街があるなど、人の温かさが感じられる街であることがこの街の大きな魅力といえるでしょう。
投票してくれた人の声
交通の便がよい。駅周辺に公園や動物園もあり、子育て世帯にうれしい環境。(40代・4人家族)
大きな病院が多く、医療面でも安心して暮らせる。(30代・3人家族)
第4位 三宮(2024年4位、2023年3位、2022年3位)
神戸を代表する街(駅)である三宮が、昨年と同じく第4位にランクインしました!
三宮は、神戸市の中心地として都市機能と暮らしの快適さが調和するエリアです。複数の鉄道が乗り入れる三宮駅は、通勤・通学に便利なだけでなく、空港や新幹線、高速バスへのアクセスも良好で、遠方への移動もスムーズに行える交通拠点となっています。
駅周辺には百貨店や大型商業施設をはじめ、医療機関、市役所など、日々の生活に必要な機能がそろっています。買い物やグルメはもちろん、映画やカルチャー体験など幅広く楽しめる環境も整っており、都心ならではの利便性を存分に享受できます。また、駅から少し足を伸ばすと、洋館が点在する異人館街や旧居留地の街並みなど、神戸らしい文化に触れられるスポットも身近にあり、都市の活気と古くからの落ち着いた雰囲気が共存する点が魅力です。
近年は駅前を中心に再開発が進んでおり、歩行者空間の拡充や公共施設の再配置などにより、街の利便性と快適性がさらに向上中です。今後も都市機能の進化と暮らしやすさの両立が期待されます。
投票してくれた人の声
駅前の再開発が進み、新しい施設や店舗がもっと増えたら、暮らしの選択肢がより広がりそう。(50代・3人家族)
駅周辺におしゃれなカフェや雑貨店が多く、休みの日も楽しく過ごせる。(20代・2人家族)
第5位 阪急高槻市(2024年6位)
昨年第6位の阪急高槻市が、順位を1つ上げて第5位に選ばれました!
阪急高槻市駅は、大阪と京都のちょうど中間に位置する交通の要所で、両都市へのアクセスが良好なことで、非常に便利な街といえそうです。駅から商店街が延びており、医療施設や教育機関も多くあることで、快適な暮らしを実現できるところが魅力です。
駅から少し足を伸ばすと「安満遺跡公園」など緑豊かな公園があり、自然や文化に親しめる環境が広がります。また、芝生広場や遊具が整備された公園はファミリー層に人気で、週末には多くの人が憩いの時間を楽しんでいます。都市の利便性と自然・歴史の豊かさが調和する高槻市には、子育て世帯からシニア層まで安心して暮らせる環境が整っています。
投票してくれた人の声
大阪や京都に行きやすく、通勤・通学にとても便利。(40代・4人家族)
飲食店が多く、外食も楽しめる便利な街だと思う。少し足をのばせば自然もあり、休日は家族で楽しめる。(30代・3人家族)
第6位 なんば(難波)(2024年6位)
なんば(難波)が昨年に引き続き第6位にランクイン!
なんば(難波)は、複数の鉄道が乗り入れるターミナル駅で、交通利便性と都市の活気が融合する「ミナミ」の代表的なエリアです。大阪市内はもちろん、兵庫、奈良、和歌山といった関西圏へのアクセスも良好で、通勤・通学から休日のお出かけまで快適に移動できます。
また、駅周辺には大型の複合商業施設が集まり、ショッピングやグルメ、エンターテインメントまで多彩な楽しみ方が可能です。映画館や劇場、ライブハウスなども点在しており、文化的で刺激にあふれる街といえるでしょう。
さらに、南側に広がる「裏なんば」には、個性的な飲食店やカフェが並び、地元住民や若者に人気のグルメスポットとして親しまれています。再開発によって高層マンションが増え、単身者からファミリー層まで幅広い世代が暮らす街へと発展してきたなんばですが、2031年には新たな鉄道路線「なにわ筋線」も開業予定で、今後ますます利便性が高まることが期待されています。
投票してくれた人の声
海外からの観光客も多く、街に活気がある。百貨店や飲食店が豊富で楽しめる。(40代・2人家族)
なにわ筋線の開業でさらに便利になりそう。(30代・単身)
第7位 JR高槻(2024年5位)
JR高槻は第7位となり、今年も高槻市内の阪急・JR両駅がそろってTOP10入りしました!
JR高槻駅は、5位の阪急高槻市駅と同様、大阪方面だけでなく京都方面へのアクセスも良好で、マンションが建ち並ぶ都会的な住環境が魅力です。駅周辺には、大型ショッピングモールや百貨店、スーパー、ドラッグストア、飲食店が集まり、日常の買い物からグルメまで幅広く対応できる環境が整っています。
駅から少し離れると、国の史跡である今城塚古墳があり、高槻市のマスコットキャラクター「はにたん」のモデルである武人埴輪が出土したことでも有名です。ほかにも日本で2番目に古い天満宮として知られる上宮天満宮など、都会の街並みのなかに歴史や自然が感じられるスポットがあるところも魅力です。一人暮らしからファミリー世帯まで、生活形態を問わず暮らしやすい街だといえるでしょう。
投票してくれた人の声
阪急の高槻市駅も近いので両方使えるし、どちらも特急が停まるので便利。(40代・3人家族)
駅から少し離れると自然も多くて、都市と緑が共存している。(30代・4人家族)
第8位 明石(2024年6位)
TOP10の常連である明石は、今年は8位にランクインしました。
明石駅は神戸、大阪方面へのアクセスがスムーズで交通利便性の高さが大きな魅力です。明石駅から徒歩圏内には「魚の棚」として地元民にも観光客にも親しまれる明石港に通じる商店街があり、買い物のほかに明石焼きをはじめとしたご当地グルメを堪能できます。さらに明石港からは淡路島へ渡れる高速船も発着しており、自転車やバイクの持ち込みもできるため、淡路島で日帰りサイクリングといった過ごし方も楽しめます。
また、行政による子育て支援が非常に充実しており、高校生まで対象の医療費無償化やおむつの無料支給など、子育て世帯の安心感を高め、暮らしを支える取り組みも魅力的です。
利便性・自然環境・行政支援がバランスよくそろった明石は、暮らす人の目線に寄り添い、日々の生活に安心と豊かさをもたらす街として、多くの人に選ばれ続けています。
投票してくれた人の声
市の育児支援制度が手厚く、子育て世帯にやさしい街だと思う。子どもと遊べる場所も多く助かっている。(30代・4人家族)
海が近いので、自然を感じながら穏やかに生活できそう。(40代・2人家族)
第9位 草津(2024年TOP10圏外)
昨年TOP10圏外の草津が第9位にランクイン!
草津は琵琶湖の南東部に位置し、滋賀県下で2番目に人口の多い活気ある都市です。子育て支援が充実している街で、満18歳までの子ども医療費助成や妊婦支援給付金など、経済的なサポートが手厚いほか、市内には多数の保育所やこども園があり、多様な保育ニーズに対応しています。
駅周辺には百貨店や大型商業施設、公共施設が集まり、買い物や行政手続きもスムーズに行えます。徒歩圏内には飲食店も多く、日常の生活に便利な環境が整っています。便利な都市生活と安定した子育て環境の両方を求める人におすすめできる、住環境の整った地域です。
投票してくれた人の声
JR新快速が停まり、大阪や京都へも乗り換えなしでアクセスできるので便利。(20代・2人家族)
駅周辺に大型商業施設があり、生活に必要なものがすぐそろう。自然も豊かで落ち着いた雰囲気なのがよい。(60代・3人家族)
第10位 枚方市(2024年TOP10圏外)
昨年TOP10圏外だった枚方市が今年はTOP10入りを果たしました!
枚方市は、都市の利便性と自然の豊かさが調和した、暮らしやすい街です。交通アクセスが良好で、大阪市内や京都方面への移動もスムーズなので、通勤・通学はもちろん、休日の外出にも便利な立地が魅力です。古くから宿場町の中心として発展してきた枚方市駅周辺は、再開発により、商業施設やホテル・住宅が次々と整備され、今ではにぎわいのある都会的な街並みが広がっています。
また、淀川や枚方市内に73万㎡超の広さを誇る山田池公園など、自然を感じられるスポットも多いことが特徴です。四季折々の風景やアウトドアなども楽しみながら過ごすことができ、地域の憩いの場としても親しまれています。都市の利便性を享受しながら、自然や地域の温もりを感じられる枚方市は、日々の暮らしにゆとりと豊かさをもたらしてくれるでしょう。
投票してくれた人の声
駅前の再開発で街が明るくなり、住みやすさが向上していると思う。(40代・4人家族)
大阪・京都の中間地点で、どちらにも通いやすい立地。特急も停まるので便利。(30代・2人家族)
近畿圏の住まい選びなら最新の住みたい街(駅)ランキングをチェック
今年の近畿圏のランキングでは、定番ともいえる街(駅)が多い結果となりました。また、1位の大阪・梅田をはじめ、再開発による住みやすさや、街の発展に期待する声も聞かれました。今回の結果を踏まえて、近畿圏に興味のある方は住まい探しを検討してみてはいかがでしょうか。
出典:「住みたい街(駅)ランキング2025」(近畿圏総合),株式会社長谷工アーベスト
https://www.haseko-urbest.com/assets/20250916_ranking_kinki.pdf