マンション購入ガイド

2017.02.13

Question

マンション購入に必要な住宅ローンとは?住宅ローン基礎知識

現在新築マンションの購入を考えています。購入する場合は住宅ローンを借りる予定ですが、まずは住宅ローンについて詳しく知った上で検討したいです。住宅ローンの返済期間や返済方法など、基本的なことについて教えてください。

Answer

住宅ローンの返済は自分のライフスタイルに合わせ、余裕を持った返済計画を立てましょう。

情報提供:ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

人生で経験する高い買い物の1つにマイホームがあります。 何千万という数字を目にすると、つい尻込みしてしまいそうになりますが、大切な家族を守る家!しっかりと吟味して購入したいものですよね。

住宅ローンはマンション購入者の強い味方!

マンションを購入するには大きく2つの支払い方法があります。
1つ目は現金一括で購入する方法、2つ目は住宅ローンを活用する方法です。

マンションを現金一括購入するなんて、うらやましい…と思うかもしれませんが、分譲マンションを購入した人の約20%がローン無しで購入しているというデータも。普段のお買い物のように現金でマンションを買えるなんて、ちょっと想像できないですが、そんな人ばかりではないのでご安心ください。

マンションなど不動産を購入する場合、その価格は数千万円と非常に大きくなります。
そんな数千万円を貯めてからでないとマンションを手に入れられないとなると、住まいとして活用したい若い時期に購入できず、人生の後半でしか手に入れられないというケースが多くなってしまいますよね。

そこで、私たちを助けてくれるのが「住宅ローン」です。

マンション購入者の約7割が住宅ローンを活用!

住宅ローンとは、マンションなど物件を担保に金融機関からお金を借りるローンのことです。何年もの期間をかけて分割して返していくという支払い方法が一般的なものとなっています。

色々な方とお金についてお話をしますが、現役世代でマンション購入を考える方のほとんどが住宅ローンを検討しています。国土交通省が行った平成27年度住宅市場動向調査によると、分譲マンションを購入した調査回答者の7割が住宅ローンを利用しているそうです。

35年ローンなんて、本当に払えるの!?

ところで、皆さんは住宅ローンにどんなイメージがありますか?
なんだか30年とか35年とか、途方もなく長い期間をかけて返済するというイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。確かに住宅ローンの返済期間は一般的に長くなる傾向がありますが、これによって高額な買い物でも、毎月の負担をかけすぎずに支払いができるというものなのです。

住宅ローン返済期間は最長35年

大金を借入する住宅ローンでは、返済についても不安が募りますよね。住宅ローンで借りたお金は、どのくらいの期間をかけて返していくことになるのでしょうか。

一般的な住宅ローン商品の場合、最長の借入期間は35年となっています。この35年という年数は最長で借りられる期間なので、自分の計画次第で33年や29年など1年単位で年数を短く設定することもできます。

「利息」も念頭に置いて検討を

住宅ローンを借りている間はお金を借りるための手数料のような意味合いで「利息」を支払うことになります。住宅ローンの返済期間が長いほど支払う利息は大きくなるため、返済期間を短くする方が総返済額は抑えられます。

ところが返済期間を短くすると返済回数も少なくなるため、月々の返済額は大きくなります。月々の家計に負担がない範囲で、総返済額を抑えられるよう、多少期間の短縮も検討するとよいでしょう。

住宅ローンシミュレーションを活用しよう!

長谷工の住まいでは、必要な項目を入力するだけで購入可能なマンション価格や、毎月の支払額を算出できる住宅ローンシミュレーションが提供されています。マンション購入の金額イメージをつかむことができるので、試してみてください。
https://www.haseko-sumai.com/simulation

住宅ローンはどこで借りるの?

さて、そんなありがたい住宅ローンですが、いったいどこで借りることができるのでしょうか。
パっと思いつくのは、銀行などの民間金融機関ですが、実は銀行だけでなく住宅ローンを借りられる機関は複数あるので、比較して自分に合うところを選びましょう。

・民間金融機関
マンションの営業担当者は金融機関を多く知っていて、消費者の考えに合う金融機関を提案してくれることも多いです。マンション販売会社と金融機関の間に提携があれば住宅ローンの融資条件が有利になることもあります。

同じように民間金融機関を利用する場合でも、勤め先を通して借り入れすることで住宅ローンにまつわる契約条件が有利になることもあります。併せて検討するとよいでしょう。

・財形住宅融資
勤め先でもう1つ検討できることとして、財形住宅融資という選択肢があります。会社で財形貯蓄をしている場合、財形貯蓄残高の10倍(最高4000万円)まで、住宅購入費用の90%まで借りることができます。残りの10%は現金や他の融資と組み合わせることになります。ただし実際に借り入れする場合、融資が下りるまでの間に一時的に借りる「つなぎ融資」が必要となり、その分の手間や手数料がかかってしまうことも知っておきましょう。

・住宅金融支援機構(フラット35)
また住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、金利が変わらないフラット35という商品もあります。フラット35は銀行で申込手続きを行うことができますが、どこの銀行で申し込むかで利率などが異なります。

住宅ローンを借りるには審査が必要!

さぁ、住宅ローンを申し込もう!といきたいところですが、申し込んだからと言って誰でもすぐに借りられるわけではありません。住宅ローンを借りる機関を選んだら、次は住宅ローンの審査を受けるステップに進みます。一括で数千万円のお金を貸し出すことになるため、本当に返済が滞りなく行われるか金融機関が審査する必要があるのです。

審査ではどんなことをチェックするの?

審査項目としては年収や年齢、現在自動車ローンなどその他の借入をしていないか、といったお金にまつわる情報や、健康状態などが多いです。審査の結果、物件価格全額を希望していても物件価格の9割や8割など、一部は自己資金で補わなければならないという結果が出ることもあります。

複数の金融機関を検討しよう!

もし、1つの銀行や金融機関で審査が通らなかったとしても、マンション購入を諦めるのはまだ早いです!
1つの金融機関で希望通りの結果が出なくても、他の金融機関では全額融資の審査結果が出ることもあります。住宅ローンの審査基準は金融機関ごとに異なるため、複数の選択肢を検討し、返済計画もある程度幅を持たせて心づもりできると安心です。

住宅ローンを上手に活用して、希望通りのマンションを!

マンションを購入する際に切っても切り離せないのが住宅ローンというテーマです。
物件価格の差額以上に、最終的な支払金額に影響を与える可能性もあるため、いくつもの選択肢を知って取り組めるとよいでしょう。住宅ローンは、借金を背負っていると考えると、なんだかあまりいいイメージがないかもしれませんが、マンションなどのマイホームを購入すると、その家はあなたの資産として残ります。色々な視点から検討して、ぜひ自分たちの素敵なマイホームを見つけてください。

出典:「国土交通省 平成27年度住宅市場動向調査~調査概要~」
http://www.mlit.go.jp/common/001135952.pdf (最終確認:2017年1月23日)

情報提供:ファイナンシャルプランナー 風呂内 亜矢

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(国家資格)、CFP®認定者、宅地建物取引士、住宅ローンアドバイザー。自身のマンション購入をきっかけにお金の勉強を始める。様々なメディアでお金に関する情報を分かりやすく発信中。