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収納ガイド

Question

カゴやボックスを使って便利でおしゃれな収納を目指してみよう

収納上手な人のブログなどでよく目にするカゴやボックス。我が家でもぜひ取り入れてみたいです!どこでどう使うと便利なのか、どんな種類のものを選べばよいか、教えてください。

Answer

収納グッズとしてのカゴやボックスのおもな使い方は4パターン。用途に合わせて素材と形を上手に選べば、便利なだけでなく見た目の統一感も演出できますよ。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

収納にカゴやボックスを使うメリットは?

カゴとは、さまざまな素材を編んで作った入れ物。本来は、ものを入れて運ぶのがおもな用途です。ボックスも、用途はカゴと似ていますが、こちらはPP(ポリプロピレン)素材でできたものをイメージされる方が多いのではないでしょうか?

どちらもポピュラーな収納グッズですが、目的に合わせて上手に使い分けしたいもの。そこで、収納グッズとしてのそれぞれの特徴をまとめてみましょう。

収納グッズとしてのカゴの特徴
●おしゃれ(見せる収納として、置きっぱなしにしてもインテリアになじむ)
●中に入れたものをまとめて持ち運ぶことができる
●通気性がよい

収納グッズとしてのボックスの特徴
●多くはPP製で、水に濡れても大丈夫
●汚れたら洗える
●ほこりが溜まりにくく、取り除きやすい

棚に置かれたカゴやボックス
※イメージ写真
カゴやボックスを使った収納例

収納にカゴやボックスを使う目的は、おもに次の4つです。

[ 1 ]雑多なものを隠しておしゃれに見せる(一時置き)
「一時置き」に適しているのは、次のようなものです。
●読みかけの雑誌
●子どもの遊びかけのおもちゃ/制作途中の図工作品
●何度か着用してから洗濯する部屋着

[ 2 ]場所を移動して使う(グルーピング収納)
「グルーピング収納」は、次のような「同時に使うもの」をまとめて持ち運び、すぐ使えるようにする収納法です。
●アイロンセット
●梱包セット
●おむつセット

この「グルーピング収納」だけでなく、掃除のときにものを移動しやすくするために、直置きを避けてカゴやボックスを使ってもよいですね。

[ 3 ]ものを保管する
食材・洗濯物などを収納する、最も一般的な使い方です。

[ 4 ]種類の異なるものを仕分ける・区切る
浅型のものを引き出しの中に設置したり、棚に深型のファイルボックスを設置してものを立てて収納したり、といった使い方が挙げられます。

家の中で使えそうな例はありましたか?次は、それぞれの使い方に適したカゴ・ボックスの選び方をご紹介しましょう。

カゴやボックスの種類

カゴやボックスには、素材も形もさまざまな種類のものがあります。それぞれ、どういう場所・用途に向いているのでしょうか?

素材による使い分け
自然素材(籐、竹、白樺、イグサ、紙)のカゴは、ほこりが取り除きにくいのが欠点です。逆に、汚れたときに丸洗いできるのがプラスチックやステンレス、そしてワイヤー素材。キッチン・洗面所などの水回りで使うカゴやボックスとしては、これらの洗える素材のものが向いています。

一方、リビングなどで「見せる収納」に使う場合、プラスチック素材のものだとデザインによってはおしゃれ度が下がってしまう場合も。自然素材やワイヤーなど、その場のインテリアのテイストに合ったものを選びましょう。たとえば、北欧テイストの部屋なら自然素材、シンプルモダンなインテリアならワイヤーやステンレス製のカゴがおしゃれにマッチするのでは?

また、カゴの場合は、素材によってすき間の大小が見られます。ワイヤーのカゴなどに細かなものを入れるときは、一緒にファブリックを使ったりするなどの工夫も必要です。

形による使い分け
収納効率を重視するなら、ムダなスペースが出にくい四角い形が一番。見た目のおしゃれ度を取るなら、アクセントとしてラウンド(円形)やオーバル(楕円形)などの形を選ぶのもおすすめです。

また、中に収納するものの使用頻度が低い場合は、ふた付きのものを選ぶとほこりよけにもなり便利です。

場所別、アイデア収納

リビング
新聞や雑誌はリビングで読むことが多いですよね。読み終わった紙類資源ゴミは長方形のカゴでリビング収納。フタ付きのカゴなら中身を隠してくれるので見た目もスッキリ。

リビングの中でも特に収納に困るのがテレビ周りのモノ。テレビやエアコンなどのリモコンをカゴにひとまとめ。また、山積みになったDVDやCD-R/RWは長方形のボックスにきれいに並べれば、取り出しやすく収納できます。

リビングやパソコン周りで頭を悩ませるのが、ごちゃつきがちなコードやケーブル類ではないでしょうか?カゴにひとまとめで収納すれば、スッキリ片付き、絡まりやすい配線のストレスも解消されます。さらにカゴに布やレースをかければ、素敵なインテリアになりますよ。

隠したい!コードやケーブル、ルーター類のおすすめ収納術

キッチン

野菜とカゴ
※イメージ写真

じゃがいもや玉ねぎなど、冷蔵庫に入れない野菜は、通気性のよいカゴがぴったり。カゴに布やペーパーナプキンを敷くと土こぼれも気になりません。

ティーセットやシュガーポット、ミルクポットなどをカゴにまとめて収納すれば、そのままテーブルに運ぶことができて、突然の来客でも慌てることなくお茶の用意ができますね。また、スパイスなどの調味料もカゴにひとまとめにしておくと便利です。

かさばりやすいカラトリーは、引き出しの中に浅いプラスチックケースを組み合わせて分けて収納すると、取り出しもラクですね。

キッチン収納術の基本とは?

クローゼット
園芸用のカゴをクローゼットに吊り下げれば、ストールやマフラーなどの装飾品や、靴下、ストッキングをざっくりと収納できます。洋服に合ったモノをさっと取り出せるので、忙しい朝の支度も時短できますよ。

子ども部屋
床にカゴを置いてランドセル収納場所に。子ども自らランドセルを片付ける習慣が身につきますよ。一緒にハンカチやティッシュ、名札などを入れるカゴもセットしておくと忙しい朝も少し余裕ができますね。また、カゴにキャスターを付けると移動させやすくなります。

ランドセルの収納場所は子どもと相談して決めるのがおすすめ!

脱衣所、洗濯機周り
脱衣所や洗濯機周りのラックの上に、必要な大きさのカゴやプラスチックケースを並べるだけで、素敵な収納になりますよ。

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お風呂
バス用品や掃除道具など、お風呂は意外とモノが多いですよね。お風呂では水切れのよいプラスチックカゴや、ステンレス製のカゴで種類ごとに分けて収納すると、使い勝手がよく清潔さもキープできます。

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トイレ
タンク横のデッドスペースに合ったカゴにトイレットペーパーなどを収納すれば、ぬくもりのある癒しの空間に。

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玄関
玄関は家の顔!と言ってよいほど、その家の印象を左右する空間。だからこそスッキリ見せたいですよね。スリッパは自然素材のカゴや収納力抜群のワイヤーカゴに入れるといいですよ

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自分なりのカゴやボックスの使い方を探す

カゴやボックスは、インテリアアイテムとしても収納グッズとしても使える優秀なアイテムです。

たとえば、ワイヤーのカゴにグリーンを入れておしゃれな空間を演出することもできますし、ちょっとした小物の一時置きに取り入れることもできます。収納に使う場合は、色や形・素材のテイストを揃えると、見た目に統一感が出てインテリアのテイストが整いますよ。

最近は、100均などでもいろいろな種類のカゴが出ていますので、こうした安価なものからぜひ気軽にいろいろ試してみてくださいね。

情報提供:整理収納アドバイザー 今井 知加

薬剤師・整理収納アドバイザー2級認定講師・企業内整理収納マネージャー。整理収納の理論に脳科学を活用した独自のメソッドで「片づけ力」を身に付ける方法を、スクールやメディアで発信。家事を効率化して、自分の時間や家族との時間を充実させる方法をご案内。

HP:http://yutorijikan.blog.jp/