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1LDKの特徴とは?メリット・注意点と暮らしを楽しむための基礎知識

最近家で過ごす時間が増えたため、もっと広くて快適な住まいへの引越しを検討するようになりました。選択肢として1LDKがあるようですが、1DKとの違いがいま一つ分かりません。1LDKの特徴やメリット、購入する際の注意点を教えてください。

Answer

1LDKとは、8畳以上のLDKに居室が1つ付いた物件のことです。ダイニングにプラスしてリビングスペースがあるため、1DKよりも広々としています。最新の設備が付いている物件も多く、快適に暮らしたい人におすすめの間取りですよ。

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

目次

1LDKの特徴とは?

実家からの独立や同棲・結婚などによるライフスタイルの変化や、就職や転職などで新生活をスタートすると、新しい住まいが必要になりますね。一人暮らしや二人暮らしの住まいには、1LDKや1DKなどの間取りが選択肢に入ることでしょう。
ちなみに、LDKのそれぞれのアルファベットは、「L」はリビング、「D」はダイニング、「K」はキッチンを意味しています。そのため、1LDKと1DKの違いは、リビングがあるかどうかになります。具体的にどのような特徴があるかご紹介していきます!

※イメージ写真

1DKに比べて居室以外の部分が広い
まず1LDKの特徴として、1LDKの間取りは1DKに比べて居室以外の部分が広いといえます。なぜならそれぞれの物件は、居室の個数を示す数字と間取りを示すアルファベットによって最低限の広さが決められているためです。

不動産公正取引協議会連合会は1LDKの物件の場合、LDK部分を8畳以上と定めています。一方、1DKの物件は、DK部分が4.5畳以上8畳未満です。つまり、1LDKの物件のほうが1DKの間取りに比べて最低限の専有面積が広いのです。

ちなみに、1K部分の広さは4.5畳未満、2DKのDK部分の広さは6畳以上、2LDKのLDK部分の広さは10畳以上と定められています。また、3DK以上も2DK同様、DK部分の広さは6畳以上で、3LDK以上も2LDK同様、LDKの部分は10畳以上と定められています。

表にするとこうなります。

居室以外の部分 居室以外の部分の最低限の専有面積
1K K 4.5畳未満
1DK DK 4.5畳以上8畳未満
1LDK LDK 8畳以上
2DK以上 DK 6畳以上
2LDK以上 LDK 10畳以上

それぞれの物件によって広さは違うのですが、居室の個数と間取りの表現によって、最低限の専有面積が分かる仕組みになっているのです。

※イメージ写真

1LDKは設備が新しい傾向にある
1LDKは比較的設備の新しい物件が多い傾向にあります。これは、1LDKが2000年以降に普及したためです。人口減少によって、1世帯あたり1~2人の核家族が増え、1LDK間取りの需要が増えました。また、同時期にウォークインクローゼットやオートロックなどが付いている物件など、時代のニーズに合う設備がある物件が多く建築されていきました。

オートロックを開ける
※イメージ写真

そのうえ、近年増えた1LDKは間取りの形が豊富です。たとえば、LDKと居室が隣り合っている間取りや、廊下を挟んでいる間取りなどがあり、自分のライフスタイルに合った間取りを選ぶことができます。

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1LDKマンションの暮らしのメリット

「広々とした快適な部屋で暮らしたい!」と思ったときにおすすめなのが1LDKです。ここでは、1LDKで暮らす4つのメリットをご紹介します。

使い方の幅が広がる
1LDKでは、1Kや1DKよりも部屋数と広さがあるため、使い方の幅が広がります。居室とリビングがある1LDKは、過ごす時間に合わせて居室とリビングとを区切ることができます。過ごす時間に合わせて空間を区切ると、生活にメリハリが出ますね。たとえば、居室を寝室にして休むスペースに、リビングを仕事や趣味、学習など活動するスペースに、といった具合に区切るのです。LDK部分で来客の対応をすれば、居室部分は完全なプライベート空間となります。

さらに、趣味や仕事をするスペースと食事をしたり、くつろいだりするスペースに分けることもできますね。LDK部分は8畳以上なので、レイアウト次第では、ソファやダイニングテーブルを置いたとしても、ワークスペースや趣味用のスペースを確保する余裕があるでしょう。

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家で仕事をする人
※イメージ写真

インテリアを楽しめる
8畳以上の広さがある1LDKは、1DKよりも家具を置きやすく、好きな家具でレイアウトを楽しめます。また、1LDKは複数の家具を置く余裕もあるので、部屋のレイアウトに飽きたら模様替えをすることも簡単です。部屋の広さに余裕がないと、家具を置く位置は容易に変えられないですよね。レイアウトの自由度が高いとあれこれ模索できるので、インテリアを楽しむ余裕が生まれます。

料理がしっかりできる
1LDKは、1Kや1DKと比較してキッチンが広々としている物件が多くあります。また、物件によっては、システムキッチンが設置されているところもあります。料理が好きな人や、これから自炊を頑張ろうと思っている人には使い勝手がよく、便利ですよ。

1LDKのキッチンは調理スペースが広く、2口や3口のコンロが標準となっている物件も多いです。また、カウンターキッチンの物件であれば、カウンターチェアを置いてダイニングスペースにすることで、リビングスペースをより広く取ることも可能ですよ。

料理をする女性
※イメージ写真

新しい設備を利用できる
1LDKは2000年以降に人気となり急増したため、新しい設備を備えている物件が多いこともメリットといえるでしょう。具体的には、ウォークインクローゼットやオートロック、最新型の浴室やトイレなどが挙げられます。また、浴室に浴室乾燥機が付いていたり、トイレに洗浄機能付き便座や温水洗浄便座が付いていたりする物件も多くあります。

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1LDKを選ぶときの注意点

1LDKは広々としていて、設備も新しいものが多く、とても魅力的です。しかし、1Kや1DKと比較して、ランニングコストがかかる可能性があります。ここでは1LDKで暮らす際の注意点をご紹介します。

1DKや2DKと比較すると価格が高め
1LDKの物件は、居室数が同じとなる1DKや専有面積が大きく変わらない2DKなどと比べると、価格が高い傾向にあります。賃貸物件の場合は家賃が高くなるということなので、敷金や礼金と併せると、多額の初期費用がかかる可能性もあるでしょう。1LDKの価格が高くなる理由としては、広さや築年数の違いがあります。具体的には、1LDKは1DKよりも広く、2DKよりも築年数が新しい物件が多いため、価格や家賃が高くなることが一般的です。

特に地価が高い都市部になるほど、1LDKの家賃の相場は高めになります。たとえば、東京のなかでも人気のあるエリア、千代田区の1LDKの家賃相場は16~18万円、港区なら20万円近くになります。ただし、同じ都内でもエリアや築年数によっては10万円前後になるところがあります。

1DKと比較するとランニングコストが高め
1LDKは広々としている分、1DKよりも照明や空調の費用がかかります。広いLDK部分を明るくするには、広範囲に光が届くライトが必要です。また、広い室内を快適な室温に保つには、エアコンのパワーも強いものが必要になるかもしれません。そのため、ほかの間取りよりも光熱費がかかる可能性があります。

電卓とマンションと一万円
※イメージ写真
1LDKが向いている人とは?

1LDKの特徴を見てきましたが、具体的に1LDKでの暮らしに向いているのはどのような人なのでしょうか?上記でご紹介したメリットや注意点を踏まえながら、主な特徴を挙げてみました。

・寝室をしっかり独立させたい人
・インテリアを楽しみたい人
・来客が多い人
・料理が好きな人
・経済的な余裕がある人
・2人で暮らす予定がある人

近年、テレワークが普及し自宅で仕事をする人であれば、メリハリのある生活をするために寝室とワークスペースが分けられていると、切り替えしやすいですよね。自宅で過ごす時間が長い人にとっては、インテリアにこだわることができたり、料理がしやすかったり、などという点はとても魅力的でしょう。

また、1LDKは二人暮らしも十分可能な広さなので、DINKs(子どものいない夫婦)や結婚の予定がある人、家族や友人と同居する人にもおすすめです。ただし、国土交通省の「住生活基本計画(全国計画)」※1によると、二人暮らしの場合は最低でも30m2、ゆとりのある広さが欲しい場合は55m2以上の面積が必要であるとされています。また、二人暮らしの場合、衣服や趣味のものなど共有できないものが多くなると、より広い収納面積のあるクローゼットが必要になるでしょう。

55m2以上の1LDKであれば、赤ちゃんが生まれて3人で生活するようになっても、子どもが小さい間は不便なく安心して子育てをすることができるでしょう。

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赤ちゃんと両親
※イメージ写真
1LDKを楽しむためのレイアウトのポイント

いざ1LDKに住むことになったら、うまくインテリアのレイアウトをして家での時間を楽しみましょう。ここでは、1LDKの部屋を楽しむためのレイアウトのポイントをお伝えします。

広さに合わせた家具を選ぶ
まずは、部屋の広さに合わせて家具を選びましょう。たとえば、LDKの広さがきっちり8畳の場合は、ダイニングセットとソファを置くとスペースが埋まってしまうため、狭くなります。この場合は、ダイニングセットとソファではなく、ロータイプのテーブルと椅子を組み合わせることで、部屋に空間が生まれます。

一方で、LDKで12畳以上の広さがある場合は、4人掛けのダイニングセットと2人掛けのソファを置くことができます。また、キッチンカウンターを設置できる間取りであれば、料理の出し入れもスムーズになります。

部屋を広く見せる
次に、部屋を広く見せる工夫をしましょう。部屋を広く見せる視覚的な効果がある方法は、下記の通りです。

・インテリアを明るい色で統一する
・背の高い家具は部屋の入り口側へ設置する
・床に物を置かない

インテリアの色を明るい色で統一したり、インテリアの配置をうまく利用したりすることで、狭い部屋を視覚的に広く見せることが可能なのです。たとえば、部屋の壁の色のトーンに合わせてインテリアの色を統一したり、壁と同系色にしたりとすることで、部屋を広く見せられます。また、ものはなるべく収納にしまい、隠しましょう。部屋にあるものを少なくすると、部屋全体を広く見せられます。

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ライフスタイルに合った間取りを選ぼう!

1LDKは広さと最新設備を兼ね備えているので、一人暮らしや二人暮らしをしている人に人気があります。
一人暮らしにとって日々の生活が豊かになるのはもちろん、誰かと2人で住むことになっても長期的に使うことができるのはよいですよね。

近年は不動産投資をする人が増えたため、需要の高い1LDKタイプの分譲マンションの建設が増えています。1LDKでの暮らしに惹かれたなら、賃貸だけでなく分譲マンションの購入を検討してみるのもおすすめです。

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一人暮らしでマンションを購入するメリットや注意点をご紹介します。

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分譲マンションのメリットや購入方法についてご紹介しています。

賃貸か、購入か、と検討するなら、毎月の支払額を比較してみましょう。毎月の支払い額にそれほど差がないのであれば、分譲マンションの購入を本格的に検討する価値があります。分譲マンションの購入には初期費用がかかりますが、賃貸とは違って自分の資産となります。また自分が所有するマンションならば、室内のDIYやリフォームを自由に行えるため、自分好みの内装にすることもできます。

分譲マンションの購入に興味を持った人は、ぜひ長谷工住まいアドバイザーにご気軽にご相談ください。

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賃貸、購入、いずれにせよ、人気の間取りである1LDKは、自分のライフスタイルにあった物件を選ぶことが最優先です。間取りや広さ、設備、さらに周辺環境などもきちんと確認し、実際に内見をして、自分の普段の生活と照らし合わせて、暮らしやすい物件を見つけましょう。自分がどんな生活を送りたいのかを考え、後悔のない物件選びをしてくださいね!

※1出典:住生活基本計画(全国計画) ,国土交通生省
https://www.mlit.go.jp/common/001392030.pdf
(最終確認:2022年2月8日)

情報提供:不動産鑑定士 竹内 英二

株式会社グロープロフィット代表取締役。不動産鑑定士、宅地建物取引士、賃貸不動産経営管理士、公認不動産コンサルティングマスター、相続対策専門士、不動産キャリアパーソン、中小企業診断士。不動産の専門家として、不動産鑑定やコンテンツのライティングを行う。

HP:https://grow-profit.net/